「二度目の恋」なんてすると思ってなかった。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作カム トゥ ハンド

春日嵐
28歳,タトゥースタジオの店長・彫師
海野美晴
35歳,高校教師

同時収録作品フィクションの外で待ち合わせ

(仮)山吹ハジメ
23歳,俳優
(仮)佐藤スミレ
32歳,小説家

その他の収録作品

  • ダ・カーポ(描きおろし)
  • あとがき
  • カバー下:人物設定

あらすじ

過労がたたり雪道で倒れてしまった高校教諭の美晴を助けてくれたのは、タトゥースタジオの店長・嵐だった。
初めて見るタトゥーに驚いた美晴は嵐に対して思わず失礼な反応をしてしまう。
後日改めてお礼を伝えに店へ行くと、嵐は仕事で多忙な美晴のことを優しく気遣ってくれた。
同い年ということもあり少しずつ仲良くなる中で嵐に惹かれていく美晴。
だけど同時に、小さな違和感を抱いて──

作品情報

作品名
カム トゥ ハンド
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
シリーズ
カム トゥ ハンド
発売日
電子発売日
ISBN
9784845856633
4.3

(256)

(133)

萌々

(85)

(27)

中立

(8)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
29
得点
1094
評価数
256
平均
4.3 / 5
神率
52%

レビュー投稿数29

何度も読み返すほどの名作!

久しぶりにハマった作品で、ここ数日何度も読み返しています。何度読み返しても素敵で飽きない。

世先生のデビュー作だそうで。
デビュー作でこの完璧さ、凄すぎます。

彫師・嵐のタトゥースタジオ前で行き倒れていたところを助けられた高校教師・美晴。偶然出逢った2人は会うたび少しずつ距離を縮めていく。だけど惹かれれば惹かれるほど何かが引っかかる。その違和感から一歩進めなかった美晴。そんな中、10年前の新任時代の同窓会に招待されてー…。

実は嵐は教え子だった。という結末までがエピソード2。ここまでの流れが素晴らしすぎて本当にヤバい。胸がギュンと締め付けられる。実は高校時代、嵐は美晴に恋をしていた。でも叶わない恋だと諦めた。しかし『また』出逢った。これを知って読み返すと、途中に出てくる嵐のセリフ「へぇ」が重い重い。重すぎて、ここで覚悟決めたな感が強い。良い。

エピソード3からは、お付き合い後になるが、特に大きな問題は起こらない。穏やかで、平和で、ゆっくりと寄り添っていく2人が丁寧に描かれている。ずっと幸せを貰える。まるで初恋が実ったような充実感に溢れている。

心から『ありがとう』と言いたくなる作品だった。
幸せをお裾分けされたい方に、おすすめ。
これからも何度も読み返すと思います。

0

愛おしい嘘

 表紙のイメージ通り、終始優しくて穏やかな雰囲気で癒されました。タトゥースタジオで働く嵐ですが、性格にいかついところはまったくなく、年上の教師・美晴の恋人にぴったりな思いやりを持ったキャラなんです。実は昔の教え子と教師だったという再会エピソードも素敵でほっこり。あの時叶わなかった、夢物語に思えた恋が数年越しに叶うって、夢がありますね。美晴の周りに向ける常に柔らかい視線も印象的で、教師にも向いているし、嵐が大事にしたくなるのも分かるなぁと思いました。これからも優しい時間を紡いでいってほしいです。

0

裏表紙のセリフに惹かれて手に取りました。

ものすっごく良かった!!
高校教師の美晴が道で倒れて眠っているのを、タトゥースタジオ店長の嵐が助けたのが出会い。
同い年と言っていたけど、実は。。。

美晴の丁寧な話し方が、すごく良いんです。
嵐との関係もとても丁寧に描かれていて、一つ一つがほんわか温かいイメージ。
付き合い始めてからも、互いの鍵を渡すだけでキュンってなってるし、美晴の職場以外では周りに関係を隠さないで、自然な感じでみんなが認めているのがホントにいい。
初Hの初々しさが35歳の美晴にあるのも納得!!
もう、全てがツボで大好きです。

0

またね、と自然に言えるのが良いですね

こういうのがいいんだよ〜!
はぁ〜、良かった。

キラキライケメン彫師に口説かれちゃった❤アワアワ。
スマートで素敵…と思ってたら!
そうだったのーーー!?があり。
そっかあそっかあ。そうだったんだね!

嵐のカッコつけきれないところが可愛いし、美晴先生もナチュラルに可愛いし、2人が関係性や距離感にもだもだしてるのもすっごく良かったです!
会いたくて会えなくてや、部屋を行き来できるようになったり泊まったり。段階を踏んで。
いよいよ?がなかなか来なくて…。

エッチが朝チュンなのですがそれもイイ!
旅行も良かった。2巻も出てるんですね。読みたいけどすれ違ったりしてないよね?それだけはヤメテ〜。

1

お互いを尊重していて、暖かい

高校の音楽教師とタトゥースタジオの店長。
雪の降る帰り道、疲れすぎて道で寝ちゃった先生を、店長が拾う…というビックリな出会い。

最初先生も嵐(店長)のタトゥーにビビってたけど、正直私も、タトゥーがたくさん入ってる人はなんとなく怖い気がして長らく読むの避けてた。
しかし読んでみたら怖いことなど何もなかった。
むしろめっちゃ優しい~。

先生も嵐も、お互いをとても尊重している感じがして、心地好い距離感。
とてもゆっくり恋愛を進めているのが、焦れったくもあるがくすぐったくて微笑ましい。

途中で嵐の「嘘」が露見して、そこがひとつの転機。
「嘘」の状態のときもいいけど、嘘がなくなった後も良くて、少し「一粒で二度美味しい」感ある。
嘘をついた理由がまた可愛いんだよなぁ。

脇キャラも含めて「イヤな奴」がいない優しい世界。
ほっこり心が暖まるような、冬の日に部屋でぬくぬくしながら読みたい作品。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP