不器用なリーマン×囚われの烏天狗

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表題作明烏夢恋唄

金沢暁人
サラリーマン
御岳山太郎坊翠蓮
200歳,烏天狗の男娼

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・本編その後、設定裏話

あらすじ

あんた俺を買ったんだから 好きに触れたらいいよーー…」

会社員の暁人が豆腐小僧に連れられ、足を踏み入れた妖怪専用の遊郭。そこで出会ったのは、黒髪褐色の烏天狗・翠蓮という美しい男娼で――…。
絢爛豪華な「遊郭」を舞台に繰り広げられる、男娼と客の純愛絵巻。

コミックス描き下ろしも収録!

作品情報

作品名
明烏夢恋唄
著者
朔ヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
シリーズ
明烏夢恋唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784575380699
4.3

(229)

(131)

萌々

(63)

(28)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
30
得点
997
評価数
229
平均
4.3 / 5
神率
57.2%

レビュー投稿数30

人外陰間と人間の恋

シリーズ中で一番好き。
お話としては陰間(女郎の男性版)と客の恋愛ものですが、舞台が幽世(かくりよ)にある妖怪用の遊郭「かすみ楼」であるというのが特徴。

人間界で妖怪・豆腐小僧を助けたことから、かすみ楼で使える割符を手に入れた人間・暁人が陰間・翠蓮と出会い恋に落ちるんですよ。
陰間と客、一晩の淡く儚い関係なのに、二人は強烈に惹かれ合うんですよね。

普通に考えたら、結ばれることは決してない関係。
まして暁人は人間だし、豆腐小僧にもらった割符も3枚しかない。
それ以上会いたいとなると、それこそ本当の意味で命を削るしかないわけで・・・。

本気で誰かを好きになっても決して報われないと分かっているから、ほのかな期待を抱きつつも諦め切っている翠蓮の笑顔が哀しい。
そして、諦め切っているはずなのに、どうしようもなく暁人が恋しくて、暁人以外にはもう抱かれたくないと思ってしまう翠蓮に胸がギュッとなります・・・。

暁人が命を賭して翠蓮を救い、翠蓮は年季が明けて自由の身となり、素晴らしいハッピーエンドでした。

シリーズ3作中、この作品だけが唯一、二人が会いたい時に会えない設定なんですよね。
しかも二人とも人間界で生きていく。
限りある時間の中で一途に想い合い、共に生きていくために力を尽くした暁人と翠蓮には、死が二人を分かつまで幸せに暮らしてもらいたい。
人外×切ない恋が好きな方、ぜひご一読を!

0

夜明けを共に迎えても終わらない幸せ

BLアワードきっかけで初朔ヒロ先生を果たしたばかりの先生初心者ですが、評判の高いコチラのシリーズを一気買いしたので読んでみました♡

すごーーーく攻めも受けも性格が好き!!
ニコイチで応援したくなる2人٩(๛ ˘ ³˘)۶♡٩(´ ˘ `*)۶

漢気はあるけれど器用さが無くって人生では損をしちゃうタイプ…すごいどこか懐かしいマイヤン味を醸す攻めの暁人(攻め)
こういう決して優等生じゃない不器用な漢気ある人には無条件で幸せになって欲しくなります

そして受けは烏天狗の男娼、翠蓮
こちらも無自覚天然お人好し健気属性さん
頼り下手というか、自分で背負いこんでしまうからこそ支えてあげたくなる…!
そして男娼としては天性の煽り気質、、、←かわいい…♡

そんな2人が日が明けてしまうまでの限られ、許された時間で過ごす1晩の逢瀬
夜の終わりを告げる明烏(あけがらす)の声が切ない別れの始まり、、、

いい…!
すごくイイ…!

廓で出会った2人だからこその壁
そして異種間だからこその壁

分かりやすい2人で乗り越えるべき壁があるっていうのは読者的にも見守り甲斐があるってもんです٩(♡ε♡ )۶

難し過ぎないファンタジーラブロマンス♡
「これから」は少し心配も残る2人だけど、、、
それでも想いを確かめ合い伝え合えた事が見れて良かった…(*˘︶˘*).。.:*
2人で明烏の告げる朝を迎える
それは終わりを告げる声ではなく、2人で過ごす1日の始まりを知らせる声
すごく素敵なお話しでした

神評価に及ばなかったのは、やっぱりこの先がもっと見たかった…!という点
そして、、、この妖の見える世界が暁人しか見えていないのかどうかって言うのが、この作品世界の設定がちょっと分かり難かったので、、、

あ!
あと、、、どうでもいいかも知れないけど、ちるちるの作品情報の翠蓮属性「40代以上」にちょっと笑ってしまったwww200歳なので間違ってはないんですけどね♪

修正|グレーぼやかしトーン(シーモア)

1

読み直し

羅城恋月夜2がまだ読まずで置いたままだったのでこちらから読み直すことに。
大元の作品になってるわけですけどやっぱりこの二人は最高に良い。
烏天狗受けの人間攻め。
正直続巻出るのだと思っていたのですが別の二人のお話が出てきたのはこの二人はもうないのかな?紙派なのでその辺の情報知らず。
兎にも角にも妖怪ものが好きというのもあってストーリーもガングロ烏天狗受けも可愛すぎました。
人間界と幽世は違うという境界線もきちんとあり。最後は無事ハピエン展開でまた少し経ったら読み直して萌えさせてもらう予定です♡

1

人間と妖かしの恋

ざっくり言いますと、助けた亀(→豆腐小僧)に連れられて竜宮城(→かすみ楼)に行ってみれば、絵にも描けない美しい乙姫様(→烏天狗の翠蓮)に出会うところから始まるお話。妖かしの登場する和テイストのファンタジー。
お話もキャラクターも可愛かったです。絵の書き込みが、とても細かいところまで拘って描かれていて、木火土金水の設定も利いていて、世界観に引き込まれました。
人間と妖かしの恋なので、思いが成就したこの後、困難も色々あることが想像出来てしまいますが、もうそこには敢えて目を瞑り、主人公の暁人をただただ応援して読み進めました。
翠蓮の瞳がきれいな翡翠の色とあり、モノクロ画面なのに瞳の美しさが伝わってきます。カラーでないから余計になのか、脳内補完による翠色の美しさを感じるのです。そういえば同じ作者の「ルビーレッドを噛み砕く」でも同じようなことを感じたことを思い出しました。
夜の闇にぼんやり浮かぶ提灯の火、湖面に映るきらびやかな廓の明かりなど、かすみ楼の幻想的な雰囲気がとてもよいです。
キャラクターではかすみ楼の帳場を預かる白うかりと、豆腐小僧が可愛くて、お気に入りです。

1

妖怪と人間の

腐仲間内でも人気だしレビューも多いし気になっていたこちら。
遊郭モノはせつなさ必須、しかも妖怪と人間。
最後どうまとまっていくのかなと思いながら
読み進めました。
ふたりの恋が実るまでにもちろん色々ありますが、一冊の中でテンポよくお話が進み、
年季も明けて、人間界で一緒に暮らすというハピエンに落ち着きます♡
チャラい見た目で真面目すぎ、仕事はうまく立ち回れなくて禁煙も続かなくて、とすっごく”普通”の人間の暁人と、”普通”を知らない烏天狗の翠蓮の素敵な恋のお話でした♡

1

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