• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作オメガ転生~王子さま俳優の溺愛~

花島智紘
24歳,正統派ミュージカル俳優
高石真澄
26歳,2・5次元俳優

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

いわゆる2.5次元俳優の真澄は、王子と騎士の愛を描いた文芸大作ミュージカルのダブル主演に大抜擢された。もう一人の主演は人気ナンバーワンの正統派ミュージカル俳優、花島智紘だ。そんな二人が話題作りのためしばらく一緒に暮らすことに…。真澄はベータと偽称しているが実はオメガ。アルファの花島との同居生活には不安がある上、ヤクザだった前世の記憶があり時折不思議な夢を見るのだ。同居早々夢にうなされる真澄だが…。

作品情報

作品名
オメガ転生~王子さま俳優の溺愛~
著者
高月紅葉 
イラスト
藤未都也 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532529
3.7

(33)

(7)

萌々

(15)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
120
評価数
33
平均
3.7 / 5
神率
21.2%

レビュー投稿数7

転生モノ

転生モノのオメガバース作品で新鮮でした。
2.5次元俳優の真澄(Ω)の前世はヤクザで、
人気ナンバーワンのミュージカル俳優の花島(α)の前世は警察官です。

前世を絡めてお話が進んでいくのですが
個人的には読みにくいと感じてしまいました。
前世が無くても普通に面白い内容だと思ったので
私は前世の必要性を感じなかったです。
(私がヤクザモノや死ネタが好きじゃないのも関係あると思います)
現代の話かと思えば過去の話が入ってきて
心のスイッチに切り替えが大変でした。

とはいえ最後はよかったなぁと思う作品でした。

0

前世の恋人同士の再会

帯文は「俺の子を産みたいと思わない?」
富裕な家に生まれた俳優、αの花島:前世はチヒロ
真澄はβと偽称するΩ:前世はやくざの達也
・・接点のない二人。不思議な始まりだけど、伏線を回収していくにつれ明らかになる二人の因縁。

真澄と二人主役の舞台で共演する花島から話題作りのため同居を申し込まれる。
異様なほど強く同居を要望する花島に交渉しても断り切れず、しぶしぶ一緒に暮らすことになる。
当初、真澄はΩのカミングアウトを怖れていた。
でも、花島には、もっと深い事情があった。

いつも真澄が見る夢は、やくざだった前世の記憶。
花島と同居するようになって、花島と前世会っていたことを思い出す真澄。
花島は、何度も生まれ変わった人生で、いつもタツヤを探して、タツヤのことを忘れられなかった
・・チヒロのほうが深く情愛を持っていたのかもしれない。

・・こういう因縁絡みの愛は、重い。でも強い結びつきが羨ましい。
やっと二人が死に別れず、生き別れもなく、幸せになれてよかった。

2

攻めは好き

この間の「淫心」が好きだったので購入。攻めは好きだったし、受けも最後は良かったんですけど、お話の展開自体がちょっと難しくって萌え上がれず、中立よりの萌にしました。頭弱いんで、色々ぶっこまれると難しいです。オメガバ、生まれ変わりがお好きな方には堪らんお話なのかも。本編300pほど+あとがき。

2.5次元俳優として人気の真澄。今後のキャリアアップのため、今回抜擢された敏腕プロデューサーの舞台をめっちゃ頑張るつもりです。ある日プロデューサーから、話題作りのために相手役である超人気正統派ミュージカル俳優の花島と同棲してよ、と頼まれて…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
達也(夢に出てくるヤクザ)、安田(受けマネージャー)、夏華(共演者、♀)、東浦(舞台制作側関係者)ぐらいかな?安田さんいい方です。

+++攻め受けについて

受けは同じ夢、しかも自分がヤクザで刺殺されて死ぬ場面の夢を何回もみている方。ベータと偽っていることが影響しているのか、明るげなのですが、誰にも恋しない一人で生きていくといったようにマネージャーから見られていた方です。負けるもんかと気を張っている感じですかね。

攻めさんはいわゆるスパダリ。資産家の家に生まれミュージカル俳優として成功しているキラキライケメン。なぜか最初から受けさんをこよなく大切そうに扱っておられます。私のイメージではゴールデンレトリバーとジャーマンシェパードのミックスという印象です。

その理由が受けの見る夢なわけで…という、転生+オメガバースものでした。

せつない、シリアスよりなお話が大好物でしたら、多分大好きなのでは、と思います。最後のカミングアウトシーンはお話、挿絵ともめっちゃ好きなんですが、そこに至るまでの、特に過去夢が絡む所は、私の頭がついていけず、中立よりになってしまいました。頭弱くて困る…先生、すいません。

0

ん?

評価が良かったので購入。
うーん、私にはあわなかった。
設定は面白くてドキドキワクワク。
ストーリーもGood。
ただね、キャラがブレてるように感じて、イマイチのめり込めなかった。
え、さっきまでそうだったのに、いきなりそうなるの?
この人、こんなんだっけ?
言ってること違ってない?
と、いちいち、引っ掛かってしまって。

そんな細かいところを気にしているのは、私だけなんでしょうけど。
でも、気になっちゃうんだから、仕方ない。

残念。

3

ちょっぴりSFちっくなのかな

全身を濡らしながら、走って、走って、走り続ける。
雨の中、駆けずり回って探している相手がいる。
暗闇と、突き立てられたナイフと、押さえた手の隙間から溢れ出す大量のどろりとした血液。

自分ではないはずなのに、決して他人の気がしない"誰か"の記憶を辿るように、いつも同じ悪夢のような夢を繰り返し見ている。
そんな前世の記憶を持つ、今作の主人公・高石真澄。
オメガでありながら、自身の第二の性をベータだと偽り舞台俳優として活躍している真澄。
出演を控える、著名な演出家が手掛けた文芸舞台の役作りのために、ある日アルファである相手役の人気俳優・花島と役作りのために同居することになる…というお話。

芸能界・俳優・前世の記憶・同居ものと、かなり設定が盛り沢山。
現世で業界人として生きる真澄の視点で、花島との同居生活で変化する関係、真澄がうなされるように見る夢の謎や前世の記憶の謎が交差し、少しずつ明かされていく。
読み始めこそ設定に戸惑ったものの、ただの夢だと思っていたものが次第に大きくなり、現世と夢の境目が曖昧になっていく展開は面白いですし、先が気になって惹き込まれます。

が、読後の感想としましては、それぞれ単体で読みたかったなというのが正直なところです。
ごめんなさい、ちょっと辛口かもしれません。
というのも、現代に生きる真澄よりも前世のお話の方に惹かれてしまったんですね。
こちらをメインで読みたかったくらい魅力的に感じました。面白い予感しかしないんですもの。
高月先生のあとがきにも盛り込んだと書いてある通り、(内容はぼかしますが)どちらかの設定だけでもなんだかもう1作別に出せそうなくらいに面白いと思うんですよ。
うーん、タイトルは内容と合っていないかも。
現世がメインならばぴったりかもしれません。

あまり見かけない設定や展開は面白かったのですが、肝心の俳優設定はそこまで必要なものに思えなかったことと、恋愛面はもっとじっくり読みたかったなと。
なので、今回はこちらの評価で。
受けに対して真っ直ぐな攻めはとても良かったな。

2

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP