単行本版特典ペーパー付き
ネタバレなしでのレビューです。本作は二人の関係性が変わっていくのが醍醐味でして…なのである程度読み進めないと真価が分からないのです。自分も導入部のムナクソ展開にはやや引きましたし。それでもキャラがめちゃ好みで牽引されて読んできたら、あっ?こう来るのかとなりましたから。ネタバレを防ぐ為に詳細を書くのを控えますが、充分過ぎる前儀を経てのひっくり返しの瞬間のカタルシスったらないですよ。是非皆様にも味わっていただきたいです。
愛があるセックスが好きな人、愛があるBLが好きな人はあまり向かないかもしれないです。
攻めにも受けにも愛はないです。
攻めは自分の欲のために受けを利用して、受けは脅されて攻めに良いようにされてます。
ただ挿入なしで玩具だけでこんなにスケベなんだ、と感動しました。
本当に2人の性的な接触はないのに、カップリングとも言えないのにちゃんとBLが出来上がってます。
次巻もあるそうなので楽しみにしていたいと思います。
2021年最初にいい作品に出会えたな〜と思いました。
連載派です。たった1話でドハマりしてしまって一気に全話購入して読み、作家さんと作品の大ファンになりました。それからずっと連載を追い続けています。
当初から変わらない作家さん独特のキャラクターの個性の見せ方や細かなこだわり、コメディ展開が大好きでしたが、今ではストーリーの中に散りばめられた主人公2人の変化し続ける関係性に切なさや愛おしさがあふれていて、毎月沢山の新しい感動をもらっています。
一巻の賛否が分かれているようですが二巻、三巻と単行本の発売が決まっており、お話も一転二転してゆきますので続きも読んでから評価して頂きたい作品です。特に2巻以降、あの高間多がどんどん可愛らしさを見せてくれるので小山派のファンの心をも奪ってゆきます。アンチ高間多の人に是非その辺を体感して欲しいと強く思います。
作家さんについて、こちらがデビュー作と言うのも信じ難いしこんなに面白いお話を毎月創作され続ける事が出来るbov先生って一体何者!?って思いながらずっと魅了されています。これからも応援しています。大好きです。
20話現在、最初の鬼畜ぶりがなんだったのかというくらい臆病になってる攻めに、恋の成就を願わずにはいられない可愛みがあります。折り合いの悪いらしい母親からの接触が攻めの鬼畜スイッチ入れてるみたいで、どうも生来のサイコ野郎というよりは負荷がかかるとぶっ壊れるタイプ? 攻めの多面性にちょっと知りたいと思ってる受けがどこまで踏み込んでくるか、そしてあわよくばうまいこと恋人になってくれんものかと続きが楽しみです。