電子限定描き下ろし付き
ずっと暮田先生に苦手意識がありましたが、今回ちょっと払拭できたような気がする。それでもやはり世間一般ほどは暮田先生にハマれないのは、絵柄の好みの問題かなぁ。あと登場人物の感情がまま分かりづらい。今回も寿里の人間味やカッコ良さ、天の可愛さを感じ切れないままだった。寿里の表情が薄いからかな。登場人物がほぼ2人なので人となりが分かりにくいのかな。
元彼(と言えるほど恋関係でもなかった)が思いの外あっさり退場するので、これ以上展開するには、彼がソレじゃないとな〜っていう先が読めてしまう感じこそあれど、そのぼんやりとした予想に応えてくれるストーリーは読みやすいです。
天は、毎日「マドモアゼル・ハーミットの真理のランプ」と呼ばれる占いを見て、その占いのとおりに行動している大学生です。
天は、大学ではいきなり容姿端麗、才能あふれる寿里に声をかけられてつきまとわれますが、天は寿里と特別な接点はありません。寿里は天が行くところにタイミングよく現れ、甘い言葉でお付き合いのお誘いを繰り返していきます。
天が、「マドモアゼル・ハーミットの真理のランプ」占いを信じるようになったのは、高校生のときに付き合っていた多田先輩の影響です。天は、多田先輩との付き合いが遊びだと分かっていても諦められず、残念な結果に終わりましたが、大学生になったときも多田先輩を思う気持ちが少なからずあったのではないかと思ってしまいました。
寿里は自分の占いで未来が分かりますが、運命の相手が目の前にいるのも巡り合わせなのだと思いました。
攻・寿里が序盤は本当に胡散臭いというか裏がありそうに見えて笑、でも実際は真摯で優しいスパダリで安心しました。
受・天のトラウマとも言えるクズ先輩からも、天をちゃんと守ってくれたし。
クズ先輩が本当にクズ過ぎて、ちょっとモヤモヤしますけどね。
傷つけてフッて、その後天からはクズ先輩に何の接触もしていなかったのに(今までずっと、天が同じ大学にいるって気づかなかったくらいだし)、何で「自分を追いかけて同じ大学に入ってきた。今も自分に付き纏っている」って思考になるんだろう。
被害妄想強過ぎて逆に怖いクズ先輩。
しかしそんなクズ先輩が万が一また絡んできても、寿里の方が何枚も上手でしょうから安心ですね。
もうちょっとラブラブな所が見たかったですけど、面白い作品でした。
「占い」がキーになるストーリーは初めて読みました。
新鮮でしたが、金メダルを期待されている選手が銀で終わってしまったような少し残念な気持ちです。
やはり「暮田マキネ先生」という大看板に勝手に期待値が高くなってしまい評価も厳しめになりました。
寿里先輩が天に一目惚れしたエピソードが私には弱く思えました。心の奥がヒリつくような悲しさと思いが通じた時の甘さに酔いしれる他作品に比べ、なんだかパッとしない…。
でも、寿里先輩のプルプルしたジューシーな口の下のホクロの淫らな感じが気になり、口元だけをずっと見つめてしまいます。
天はウダウダしていたのが無くなり、好き、好かれているから先輩のことを素直に許してあげます。
うん、良い子だ。
本当にすごい!よくこんなストーリーが
考えられますな。感心。
占い通りに過ごす学生、海老原天。
占い通りに過ごすってなんなん?てなるけど
話を読むと納得!
過去のトラウマからの腹いせ…
腹いせとは違うな…
なんか縋っているような感じだなと思っていたら
やはり、慰める術を知らない不器用さんだから
こその行動だった。え、もうそれだけで
なでなでしたい程に可愛いじゃん。
で、攻めよ‼︎攻め‼︎スパダリだぜ‼︎
それくらいの奴に愛されないと可哀想‼︎
強引だけど引くとこはちゃんと引く
相手に物足りなさを感じさせる絶妙なラインで
引くの、それがなんとなく良かったんだよな。
天の性格を読み取るときっと強引すぎると
信用してもらえなさそう。だから
いや〜キャラ設定とストーリー
面白かったです!
でもね、他の先生の作品とか読んでから読むと
割とソフトな方な気がします。
先生の作品、私的にはちょっとクセあるというか
依存とかトラウマとか絡むと本当ピカイチで
読み終わったらちょいメンタル持ってかれるのね
恋とか愛おしいとかでは語り尽くせないっていう
のかな、、、深いところの愛を描くというか
依存度が強い愛。離れられないほどのさ。
こういう愛し方ってあるのか、、、
ってちょっと考えるという。笑
だから、この作品は純粋に
惹かれあってる2人って感じで
心穏やか読めると思います!
で、、、
強いていうならもっと激甘なスパダリ感を
出してほしかったです!
きっと、、、私達の見えてないところで
激甘ズブズブ甘やかしがすぎる攻めなんだとは
思わせるような立ち振る舞いなのよ。。。
もっと表にだしてくれ。笑