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彷徨うビッチは恋を知る

samayou bitch ha koi wo shiru

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表題作彷徨うビッチは恋を知る

聡一,27歳,会社員
怜央,21歳,ショップ店員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

カップルクラッシャーと呼ばれていた怜央が、初めて本気で好きになった相手は、絶対に好きになってはいけない親友彼氏だった…。

作品情報

作品名
彷徨うビッチは恋を知る
著者
靴川 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋水社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
発売元
大都社
発売日
電子発売日
ISBN
9784864954211
4.3

(76)

(41)

萌々

(24)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
331
評価数
76
平均
4.3 / 5
神率
53.9%

レビュー投稿数13

なんこれ!めちゃくちゃ良かったーーー!!

題名からもお分かりの通り、主人公の怜央はビッチ受けなうえに、魔性といえるぐらいモテるんですが、試し読みの時点では まーサイテーですわ。
でも素直でいい子なんです・・・いろんな苦労もしてる(「服だって 靴だって~」のとこ注目)。
ビッチ受け地雷な方、後でちゃんと覆るので、ぜひお手に取ってみてください。
親友シゲちゃんもすごく良い人。
彼のやさしさに怜央の傷ついた心が触れた時、こちらも自然にウルっときた。

怜央の見た目がちゃんとイケメン男性なのも良いし(なので表紙でちょっと損してると思う)、ちゃんとアレの時にSiriの下に枕置いてるのもリアルでいい。
えrもがっつり。
(「もう一回いい?」が好きな人集まれ!こっちですよ!)
攻めもめちゃくちゃ私好みでした!
私にはイケメンにしか見えんのだが?!
もぉこの作品好きすぎて、購入後の5日間で4回も読んじゃったよ。

5年前の作品「きみのチクビをみせてくれ」も良かったんですけど、目の描き込みが少ない絵柄があまり好きではなかったんです。
でも今回は2年前の作品なので絵柄が私好みに変わってましたし、人物を描き分けられる実力の高さにもびっくりです。
そして特に5話がすごい!
キュンキュンきます。

なんでこんなに本作が好きなのかな、と分析したところ、たとえば私は「男がすぐ泣くBL」が好きではないんですね。
一般的に男性は女性ほど涙腺緩くないので。
で、たとえばですよ?登場人物がすぐ泣くようなBLだったら、いつもなら思いっきり冷めることが多いんですけど、本作は全然違ったんです。

ぜひネタバレなしでどうぞ。
今ちょうど半額セールやってますよ!

0

そう、こういうメガネに攻めをさせようってことよ……

特に前情報なく「表紙の人、長髪美人ぽいからこの人ビッチなんかなー」なんて思いながら読み始めたら。
黒髪地味顔堅物メガネが出てきたじゃないか!!!ノンケの!!
しかも!!その人が!攻め!!
好みにヒットすぎてびっくりしました。

ストーリーは受け様・玲央が華麗なる寝取りを行っているところから始まります。
上のほうでテンション高い感じで書き始めておりますが、本作品序盤は普通にシリアス感も強く、痛み入る感じで読み込んでしまいました。
この受け様、母親からの虐待の上、何度も好きな人に選ばれず、愛がほしくてビッチになってしまったんですね。

そんな褒められないふるまいを続ける受け様ですが、紆余曲折あってノンケの攻め様・聡一のことを好きになってしまいます。
ノンケだし、自分のビッチな振る舞いで好感度低いのわかってるし、聡一のキッパリした物言いも相まって、自分の気持ちは伝えられずすれ違いも発生……
自分は聡一に好いてもらえない、と思い込むまでの生い立ち、前情報がしっかり描かれているので、こちらもぐーーーっと胸が詰まるようなつらさを抱きつつ読みました……
経験則的にはハピエンなんだろうなと思いながら読むものの(しかもほんとにハピエンだけど)、やっぱりこういうの読み入ってしまいますね(それが楽しい)

最終的には聡一も玲央に惚れてしまう上に、”精神系スパダリ(相手のお心を察して無理させず優しく寄り添う感じのキャラのことを勝手にそう呼んでいる)”を発揮し始め、素直に欲を言えない玲央を見抜いて手を差し伸べるという……なんというギャップなんだ聡一!!
壁の向こうからこちらも惚れてまうぞ!!!

生い立ちの分、聡一と玲博はこれからもすれ違ったりしてしまうだろうなと思いますが、大きな器で愛してやってくれ聡一!!と思いながら本を閉じました。

いやー、一巻完結ですが、さまよう玲央の心情が読み込みやすく、ストーリーとしても楽しみがいのある本でした!!あと玲央美人!!

少し時間を空けて、繰り返し読んでいきたいと思います。

1

滲み出るそれ

タイトルが良くないと思うんだ…
だって付き合ってもいない望み薄の相手と会えるのを、あと50時間とか数えちゃう子ですよ。健気受けみたいな書き方をしてしまったけど、ツンツンでめんどくさい美人受けです。昔多かったけど最近見ないお姫様タイプなのでお好きな方には掘り出し物かも。

靴川先生!「パパとぼくとかぞくになってよ」で好きになった作家さんです。「パパと〜」でも絶妙なエグさを描いてくれてて、面白かったんですよ。
さて、今作まずは"友人の彼氏"からスタート。ほうほうこれは商業BLではまず見ない設定だぞと。あまり言うとネタバレになるのでなんですが、本筋と関係ないところで衝撃だったのがゆきずりのポリスメンとの青姦!!!交番勤務っぽい彼よ…いいのか、職を失うぞ。
靴川先生のまともに描いてる感じなのに滲み出る倫理観のぶち壊れ具合にドキドキします。BL漫画の本来の楽しみ方とややずれてきてる。
なにはともあれ、シゲちゃんはいい奴すぎる。

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1

表紙の美青年の泣き顔がとても綺麗だったんです

でも凄く良い話で泣けました。男娼物はけっこう好きなんですが、びっちはあまり好きではないのですが、訳ありびっちなら許せる派です。
玲央は、子供の頃からすでに人生ハードモードで、そりゃそうなるよねぇという感じで、カップルクラッシャーなんて言われてて

また親友のシゲちゃんが凄く友達想いのいいやつで、それだけでも救いになってたので、良かったのですが、シゲちゃんの彼氏を好きになっちゃて
でもなんとなくシゲちゃんの様子からこれは、双子か兄弟か?って思ってたら当たってた。でも性格は全然違うみたいで、で思ったのですが、なぜ玲央は聡一にあそこまでひかれたのか
今までは、誘ったら簡単に靡く男ばかりだったそれが初恋相手と重なっていたのでは、ないかと
聡一は、悪く言えば口悪い、愛想がないでもそれって裏表ないということになるのでは?信用に値する人間なのでは?と無意識に感じ取っていたのではと勝手に思ってしまいました。
聡一は聡一で思うことがあって、玲央のことは好きだけど、シゲの彼氏と思ったから興味持ったんだろとか、なびかないからむきになってるとか、すぐに冷めるんじゃないかとか、まるで受が、攻に対して思うようなことを考えてたりして、そこが新鮮でした
聡一くんは、十分かっこいいしイケメンだよ!
少なくともバイの男よりもノンケの聡一君の方がよほど信頼できるよ!
今まであまり読んだことのない奥の深いおはなしでした
また靴川先生のコミックス読もうとおもいます。

0

平凡が1番!

すっかり、読みいりました。

普通な聡一と、不憫な怜央の恋物語。

カップルクラッシャーと、言われる怜央。
怜央が歪んでしまった背景がしっかり描かれていて良かったです。
虐待、母親の自殺から施設に入り、そこで出会った〜職員の内田と言う男。
彼女が居ることを知って怜央は関係を持ってたけど、この男クズだわ。しかも、彼女が妊娠したと伝えた時の、後ろから見ていた彼女の表情がまた凄まじいドロドロを感じた。

聡一との最初の出会いは最悪だけど、聡一が
きちんと言葉で伝えた事で、怜央がどんどん変化して行く様子が良かったです。

聡一の「怜央の事を考えて会社に行っての繰り返し」このセリフは良かったね。
普通を知らない怜央には、平凡が1番の希望だったよね。
怜央、良かったね。

脇役のシゲちゃんが、可愛かったよ。

0

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