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半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される

hanma no ryukishi wa henkyohaku ni shuchakusareru

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表題作半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される

アルフレート・ド・ディシス
29歳,イルヴァ辺境伯で元上司
カイル・トゥーリ
25歳,魔族の血を半分引く異能持ちの青年

あらすじ

ドラゴンの言葉を理解できるという異能を持ち、田舎街の騎士団に勤めるカイル・トゥーリは、ある日、昔の恋人、アルフレートと再会する。カイルは三年前に別れてから、彼を忘れた日はない。だが、かつて直属の上司だったアルフレートは今や辺境伯で、自分は平民の、ただの一介の騎士。――それに、カイルは、彼を裏切ったのだ。自分にはアルフレートの傍にいる資格などないと、カイルは彼と距離を置こうとする。けれど、アルフレートはそれを許してくれなくて――「お前をどこまででも、捜しに行く。もう、逃がさない」WEBで大人気のBLノベル、待望の書籍化!

作品情報

作品名
半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される
著者
矢城慧兎 
イラスト
央川みはら 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
シリーズ
半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される
発売日
電子発売日
ISBN
9784434283840
4.1

(82)

(41)

萌々

(24)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
336
評価数
82
平均
4.1 / 5
神率
50%

レビュー投稿数7

無邪気な竜たちのわちゃわちゃが好き

面白かった。カプがわりと早めにくっつくき、それ以降はBL以外のストーリーに集中しながら読めた。ほんのり懐かしさを感じるベタエピソードを散りばめつつ、ファンタジーな設定が興味深い。任務優先な辺境伯の行動も良かった。

かつて恋人関係だったアルフレートとカイルが別れた経緯は、訳アリの様相。そこに隠された真実は、今となっては現代設定だとあまり使われなくなったのでは、という内容。自分じゃ相手に釣り合わない、と卑下する受けはお約束。

カイルはメンタルもフィジカルも凡人並みだが竜に関する特殊能力があり、あとついでに変な男にモテている。無邪気な竜たちにわちゃわちゃと歓迎される様子は微笑ましく、ほのぼの気分で見守れて良かった。

アルフレートは別れの原因が分かって即復縁って、それだけずっと忘れられずにいたのかと思うと辛い。カイルの無鉄砲な主人公らしい行動は心配のもとで、心労が絶えないであろうアルフレートに同情したりしなかったり。カイルのことでどんなに精神が乱れても、ぐっとこらえて職務を全うする姿勢が好き。

次々と困難が訪れ、カイルが突っ走りつつアルフレートやいろんな人に助けられながら進み、ラスボス?は最初からずっと気持ち悪かった伯爵。カイルへの恋心が根底にあるからと、甘い扱いに感じられてモヤモヤ。

母親はきっぱり捨てられたカイルだったのに、何度も襲ってくる伯爵には自分からキスして別れるなんて鳥肌が立つ。愛してくれるなら、こんな男にでも自分を与えたいと思うのか、と悲しくなる。伯爵とのエピソード以外は楽しく読めた。

好きだったのは、竜が部屋の扉を破壊して入ってくるシーン。窓でなく扉?ということは、部屋の前までは廊下を歩いて来たのか?とか想像すると、シュールでちょっと笑えてなんか好き。読み応えのあるWeb小説だと思う。

0

攻めの溺愛、再会ラブ

コミカライズから原作小説を読んだ口なのですが、こちらの小説のほうが心情やイチャラブのシーンや登場キャラ同士のやり取りが多くて好きでした。
恋をお金に替えたカイルの別れ方は最低なのにそれでも嫌いになりきれなかったアルフの愛情は深かったです。再会してからの距離の詰め方がコミカライズと小説で少し違うのですが小説の方が溺愛を感じます。

アルファポリスのアプリで時間をかければチケットを貯めて小説を丸々読むことも出来るので、気になる方は試しに読んでみてはと思います。

3

執着攻に萌えます

続編が出たので読んでみました。
とても読みやすい文章と魅力的なキャラに、一気に世界観に引き込まれました。

そして何と言っても攻のアルフレートのカイルへの執着ぶりに萌えるんです。
カイル以外には冷淡で興味が無いのも好みでした。
でも、だからこそカイルはアルフレートの本性に気が付かず三年前に別れを選んでしまうんです。

カイルに取ったら思わぬ再会なんですが、アルフレートにしたら虎視眈々とチャンスを伺ってたわけです。
殺人事件の真相を探るうちに大きな陰謀を解決するまでの流れがとても面白かったです。


登場するドラゴン達もとても可愛いです。わちゃわちゃしてて、カイルが大好きで憎めない存在でした。

特にお気に入りだった脇役は、魔族の長のキトラでした。残酷だと恐れられてるのに幼い王女やカイルにだけ優しいところが素敵でした。

それから小姑よろしくアルフレートを揶揄う、カイルの幼馴染のキースも好きです。

続巻では魔族の里にカイルが連れて行かれてしまうらしいので、これから読むのが楽しみです。

4

執着バンザイ!

長かった…。盛りだくさんです。
電子書籍に慣れてないので、読んでる時に表紙や人物紹介のイラストを確認したくてもできず。

とにかくアルフレートの執着にバンザイ!ありがとう!

レビューしようにもとにかく長いお話で盛りだくさんで。

主人公カイル、とても切なそうな始まり方で…。
どうも恋人を裏切ってお金を貰い3年前に別れたのにまだ夢にうなされ、しかもアソコが不能だと…。
でも訳ありげで…。

そして3年ぶりに再会した元恋人であり上官だったアルフレート。カイルを冷たい目で軽蔑するようで…。なのにキスをしたり手放してくれなくて。

カイルが言えなかった別れの真相。その真相に関わる女性との悲しい過去。しかもその女性がカイルにさらに濡衣を着せてアルフレートから大金を盗んで。

アルフレートの元に留まるうちに王宮では魔族と和平を結ぼうと魔族が招待されて、また半魔の王女の護衛にとカイルは近衛兵に就くことに。

その魔族との明らかになる関係、カイルにやたら絡みつく昔の同僚のハインツ。

とにかくカイルを中心に人間関係?というか事件の相関図が大きくいくつもあって。

1つずつ解決していくのですが。
明らかになるあれやこれやに涙したり、ハラハラしたり。

カイルは正義感が強くて、一人で突っ走って解決しようとして、その度にアルフレートやキトラが助けに来るパターンが読んでる方は慣れてきちゃって。

竜の言葉が理解できるカイルは竜にモテモテなのですが、なぜか人間にもひと癖ふた癖ありそうな男達に執着されるようで、モテモテなんですね。

アルフレートの執念としつこさに救われ最後は一緒に北の辺境の領土で仲睦まじく暮らしましたとさ、です。

色々ありましたけど母が酷すぎでした。カイル偉い!
でもお陰で兄や姉や故郷が出来て良かったね。

最後はアルフレート視点で実況中継?攻め視点の受けの描写は萌えます!

すごく盛りだくさんで良いお話でしたが、文章がどうもライトな感じがしちゃって。なんでかな?

6

いい作品でした

受け…黒髪×赤眼×半魔騎士×薄幸×健気
攻め…赤髪×碧眼×伯爵騎士×スパダリ×執着

魔族、騎士、神官、孤児院、差別、悪役登場と色々な登場人物が出てくるが読みやすく、主人公2人の癖も強過ぎないのでストレスを受けず読める。

攻めのアルフは勝手に去ったカイルを恨んでるはずが、呆気なく溺愛し始めて最後まで安定のデレだった。主人公カプの愛情の安定ありきでファンタジーや陰謀のストーリーを楽しみたい人にはおすすめ。
やや食傷気味なのはカイルの無茶な行動の繰り返しと母親のしつこい殺意。
イラストも表紙の受けは中学生みたいであれー?と思うが、捲るとアルフが脇キャラみたいに艶消しになり、カイルがかっこよくなり、一番目立つのが幼馴染のキースになつていて謎。
個人的には攻めがもっと変態のヘタレで、受けの何がそんなに夢中にさせるのか書き込みが欲しかった。
アルファポリスは本気読みすることなく放置だったがこの方は文章力のある作家さん。

0

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