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魔術師シルヴァンの店

majutsushi Sylvain no mise

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表題作魔術師シルヴァンの店

シルヴァン
偉大な魔術師
ティム
シルヴァンに助けられた元奴隷で使用人

同時収録作品魔術師シルヴァンの店

エーリク
金融業
ヨハン
エーリクの店で働くしっかり者

その他の収録作品

  • その後のエーリクとヨハン
  • カバー下漫画

あらすじ

強大な魔術を宿す言葉をマスクで封じた美貌の魔術師――そのシルヴァンが営む店で下働きをしている心優しい元奴隷のティム。賊に襲われ瀕死だったところを救われて以来、一途にシルヴァンを想い続けてきた。元は奴隷にすぎない俺でも、一度でいいから愛されたい――
募った恋心に突き動かされ、美しい別人になれる魔法薬を飲んでシルヴァンの寝所に忍んでいくが!?

作品情報

作品名
魔術師シルヴァンの店
著者
池玲文 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608629
4.3

(115)

(59)

萌々

(36)

(17)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
18
得点
492
評価数
115
平均
4.3 / 5
神率
51.3%

レビュー投稿数18

色々素晴らしすぎて悶絶。

作家買い。
めっちゃ良かった…。
あとがきで池先生も書かれていますが、池作品がCharaコミックスで刊行されるのはお初。Charaコミックス、ということもあるのかな?池先生にしてはエロ度はやや低め。

それでいて、漏れ出る深い愛情がきちんと描かれているのはさすが池先生といったところか。エロが少なくてもこれだけ萌える。素晴らしいです。

偉大な魔術師・シルヴァンが営む「魔術師シルヴァンの店」を舞台に、2つのCPが登場するオムニバス形式のストーリー。





序盤は、シルヴァンの店で働くティムのお話。
もともと奴隷で、瀕死の状態になりながらも逃げてきたところをシルヴァンに助けられ、以来シルヴァンの店で働くようになった青年です。

ティムはシルヴァンが大好き。
元奴隷で教養もない自分がシルヴァンに愛されるなどという奇跡が起こることはない。シルヴァンを愛した自分が、彼の傍にいていいはずもない。

だから、出ていく前に一度だけでいい。
シルヴァンに愛してもらえたら―。

そんな思いに駆られたティムは、シルヴァンの作った「一晩だけこの世の誰よりも魅力的に見える薬」を飲んで、そしてシルヴァンのもとに向かうが―。

もう1CPは、金貸しを営むエーリクと、彼のもとで働くヨハンの恋のお話。
ヨハンに恋してしまったエーリクは、ヨハンが座る「椅子」になりたいと望み―。

シルヴァンの作る魔術が込められた薬を介して進むストーリーなのです。

えっと。
まず初めにこれを言いたい。

美しい…!

さすが池先生。
ビジュアルも、筋肉美も、圧倒的な美しさです。

そして、そんな彼らが秘める恋心も良い。

バックボーンとしてはドシリアスにも振り切れる展開なのですが、ストーリーは意外なほどコミカルです。彼らがシルヴァンの魔術を使って望む、その行為がすんごい可愛らしいからかな。シルヴァンは強すぎる魔力を持つ偉大な魔術師、なので、望めばおそらくどんな願いも叶う。けれど、ティム、そしてエリークが望むのは、好きな人に、少しだけ触れたい、という想い。

自分が卑怯なことをしていることを理解したうえで、でも溢れる想いをほんの少しだけでいい、叶えたい、と思っているから。

彼らの可愛らしい恋心とともに、もう一人、重要なキーパーソンがいます。

シルヴァンの店で、守銭奴さながら客に様々なものを売りつける「蜘蛛猫」。
その名の通り、蜘蛛のような身体を持ち、頭は猫、という一見不気味な姿をしていますが、この子がめっちゃキュート。で、この子の正体も。

シルヴァンは常にマスクを着けていますが、マスクを着けている理由がいい。
けれど、その「理由」とか「過去」とかについてちょっぴり描かれているだけ。

シルヴァンの過去とか読んでみたいですし、続編がいくらでも作れそうなナイスなバックボーンを持つ作品なので、ぜひとも続編を描いていただきたいと切望しています。

素晴らしかった。
文句なく、神評価です。

13

文句なしの神!!

作家買いです。

はぁ〜!!
この華麗な絵とファンタジーとの融合は至高の宝だっ!!って感じです。

第一話の見開きページを昨秋に「Charaレーベル25周年記念原画展」で拝見したんだけど、あの素晴らしいアナログカラー絵(60cm以上あったと思う)が、こんなちんまりしたサイズのモノクロになってしまってっ……と思ってしまいました。
あれね、全国展開して是非、全国のBLファンに見てもらいたいです、本当に凄いから。瓶から飛び散ってる宝石のような水滴のキラキラ感とか本当に綺麗なの。

さて、中身に戻ります。
二カプ収録されているんだけど、どっちも好みで甲乙つけがたし。

メインカプは、大きな図体でありながらヘタレなティムのピュアさにやられました。
あいつはかわいすぎる。。。
穢れなき無垢さの持ち主というんですかね。
ティムの言葉によって、シルヴァンが涙を浮かべるシーンがあるんですが、なんか私も一緒にウルっときてしまいました。
それと攻めよりも背が高い逆体格差萌えも良き。

そして攻めの魔術師シルヴァン。

魔術師である彼の言葉は強い力を持っているので、それを封印するためにマスクをしてるんですね。
マスクしてても美しいとわかるそのお顔。
そして本編通して全部着エロなんだけど、ぜーったいに良い体してるはずでしょ、早く見せてぇ〜!!と思ってたら、最後の最後、カバー下でお披露目アリ。
(電子(シーモア)も収録されてました。)
頑丈そうなマスクといい着エロといい、焦らしプレイの末のご尊顔&裸体は神々しくて尊いです。

もう一つのカプは、これまたヘタレのドヘタレ攻め。
ヘタレが高じて、せめて椅子に変身して想い人の体温を味わってみたいと思ってしまった愛すべき変態さんです。
このカプはめーっちゃくちゃ可愛い両片思いカプでした。

ふつーにどっちかが告白してればすんなりと上手くいったはずなのに、攻めが魔術で人間椅子に……なんて願ったせいで、回り回っておかしな事になってるのがひたすら微笑ましくてかわいらしい。

この世界観でもっとお話が続いてほしい。
いろんな愛に悩めるお客さんを救って(?)欲しいです。

ーー
電子(シーモア)の修正具合ですが、無残な白抜きではなく、トーンを残したままところどころの白螢っていうんでしょうか。
(最近のキャラの修正と同じ感じ)
何がなんだかさっぱり……という感じではないので良かった。

あとがきによると、第一話はフルアナログでペン入れがボールペンとのこと。
弘法筆を選ばず……ってコレだなと思いました。


12

神です!!!

池先生がCharaコミックス珍しいなぁと思ったらCharaコミックス初だそうです!やはり(゚∀゚)

完全に作者様買いだったので全く内容知らずに読んだのですが、凄くすごーーーく好きなお話でした!

2CPお話が入ってます!
まず表紙の魔術師シルヴァン様×元奴隷のティム。
ティムが大柄男子だけど中身はめちゃくちゃ健気で可愛い子で(*´艸`)
いけないことだとは思いながらも、一度でいいからシルヴァン様に愛して欲しくて、美しく見えるようになる魔法の薬を飲んでシルヴァン様に告白しに行くのです…
もーーー!!!めちゃくちゃ可愛いっ(*´艸`)
シルヴァン様の長髪キラキライケメンっぷりもたまりません…

もう1CPは裏表紙イラストのエーリク×ヨハン。
エーリクはある願いからシルヴァン様のお店を訪ねるのですがその願いが…
ヨハンが好きすぎて彼の椅子になりたいというw
見た目はカッコイイ大人の男って感じのエーリクがこんな変態っぽい願いを持っているというギャップwww
この2人は合体なしだったので、是非ともその後を見たい!

エーリク×ヨハンの後にまたシルヴァン様とティムのお話に戻ります!
シルヴァン様は力の強い魔術師なので、お店の外に出る時はほとんど肌を出さないように布で全身を覆うような怪しい感じの格好に…
街の人たちからも恐れられています。
そんなシルヴァン様の孤独も感じるのですが、ティムは優しく愛で包むんです…素敵!!!

ストーリーはファンタジー要素多めですが冒険をするようなものとは違って恋愛が中心なので、ファンタジーはちょっと苦手だなぁと思っている人でも楽しめると思います!
私は元々ファンタジーも好きで池先生の描く絵も大好きなのでドストライクの作品でした!

カバー裏のシルヴァン様のサービスショットが最高でございました!!!ごちそうさまです(*´艸`)

7

相変わらず素晴らしいです

「8人の戦士」が完結したばかりなので、池玲文先生の新刊が読めてとても嬉しいです。

巻数が付いていませんが、まだ続くと思ってて良いのでしょうか?
雑誌を読んでいないので分からないのですが、シルヴァンとティムだけで無く、エーリクとヨハンがキス止まりなので今後の展開を是非読んでみたいと思いました。

肌色率は少ないし、シルヴァンの見事な裸体はカバー下のかきおろし漫画でしか見られなかったのが残念でした。

でも脇役CPのエーリクとヨハンには笑わせて貰ったし、ティムの薔薇酢の間違いの件とかも最高に面白かったです。

そしてシルヴァンがティムを好きになった理由が素敵でした。
シルヴァンの父親が蜘蛛猫なのも面白いし、「8人の戦士」とはまた違った作品ですがとても好きです。

7

シルヴァン様

魔術店を営む魔術師シルヴァン様と店手伝いの元奴隷のティム。
そして、蜘蛛猫のお父さん。
美麗な絵にファンタジーが見事に融合していて今回の世界観も素晴らしかったです。
ティムの境遇は辛いのですが、とても心が綺麗で純粋で、シルヴァン様への想いが真っ直ぐで、シルヴァン様のティムへの愛情も深くて素敵です。
ふたりの関係性が一話だけでも伝わってきて、シルヴァン様の言葉が優しくて、その一話のラストで早々にじんわり目頭が熱くなってしまうくらいお話しに入り込んでしまいました。

エーリクとヨハンはジーンとくるエピソードもありながら、エーリクの残念さやもだもだしているかんじが微笑ましかったです。
「椅子になりたい」…なんて一体何?と思うんですけど、邪なようでめちゃくちゃピュアな願いでした。うん、でもやっぱり変態さんではある(笑)

シルヴァン様のティムに対して大層スケベなところも、カバー下で少ししか拝めなかった美裸体も、エーリクとヨハンのそれからも、蜘蛛猫お父さんも…、もっと見たい…!
続編をぜひともお願いいたします。

7

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