つがいは庭先で愛を拾う

tsugai wa niwasaki de ai wo hirou

つがいは庭先で愛を拾う
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×26
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
74
評価数
17
平均
4.4 / 5
神率
58.8%
著者
鳥舟あや 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532550

あらすじ

獣人・人外・人間が共存するイルミナシティ――10歳で家族を失くし、孤児院で育ってきたコウ。 今は独立して調達屋となり、黒獅子の獣人・ウェイデの屋敷の離れに間借りしている。 そんなある日。孤児院の経営者が亡くなり、施設には4歳の狐の獣人・ミホシがたったひとり残された。 ぼくの家族をみつけてください――ミホシの依頼を受け、 過保護なくらいコウに甘い家主・ウェイデの協力を仰ぎながら新しい家族探しが始まって…。

表題作つがいは庭先で愛を拾う

ウェイデ,33歳,貸金業,黒獅子獣人
コウ,23歳,調達屋

レビュー投稿数5

今シリーズの中で一番好きかも。

作家買い。
『つがいは愛の巣へ帰る』→『つがいはキッチンで愛を育む』に続く、「つがい」シリーズの3作目。前作未読でも理解でしますが、前作の登場人物がうっすらとですが出てきますので既読だとより楽しめるかもです。

このモフモフシリーズ、個人的にとっても好きなのですが、今作品が一番好きかも。ちょっぴり切なくて、でも攻めさんの深い愛情に、読んでいて思わず落涙しそうでした。





今巻の主人公は獣人・人外・人間が共存するイルミナシティで調達屋を営むコウ。
幼い時に両親を亡くし、18歳まで孤児院で過ごし、それ以降調達屋を営み金銭を得ている。

人の役に立つことが好きなお人よしの彼の一日は、かつて彼が過ごした孤児院に朝食を運ぶことから始まる。その日の朝も、孤児院の経営者であるサティーヌと、現在そこで養護されているたった一人の狐の獣人の子であるミホシのために足を運んだ。

が、コウが訪れたとき、齢八十を過ぎたサティーヌは天に召されていて。コウは彼女の意向もあり、たった一人残されたミホシの家族を見つけるために奮闘することになるが―。

というお話。

コウが現在住んでいる場所は黒獅子の獣人であるウェイデの家の離れ。とある案件を介し知り合った二人ですが、ウェイデの好意から間借りさせてもらっている。

もうね、スパダリ、受けさん溺愛攻めさんがお好きな、そこのあなた。ウェイデというこの獣人さん、

ここまで突き抜けたスパダリが他にいますか?

という、究極のスパダリ攻めさんなのです。

コウは、仕事のために身体を張ることをいとわない。
それは彼が生き抜くために必要な糧を得る手段であり、さらに、彼は人のために尽くすのが好きという内面による。人の笑顔が見たい。そんなコウの優しさに、思わず胸を鷲掴みにされました。

なのでねえ、まあ沢山痛い目に遭うわけですよ。
ガッツもあるし、ピンチを切り抜けるための知恵とか碗力脚力もある。

が、それでも、彼はその仕事柄から命の危険まで晒すようなことも、あったりします。

そんなコウをまるっと見守るのがウェイデという男性です。
彼は金貸しという仕事柄、たいそうなお金持ちなわけですが、その潤沢な資金をフル活用してあの手この手でコウを守る。まるで真綿でくるむがごときの溺愛っぷりです。

だからこそ、孤児で、一人きりで生きてきたコウが、人に頼ることを良しとせずに自分の足で立とうと奮闘してきたコウが、少しずつウェイデに甘えるようになっていく姿に心から安心とエールを送りたい気持ちになりました。

ウェイデの溺愛っぷりが、もしかしたらプライバシーがないとか、そう感じる方もいらっしゃるかな?でも、本当にコウが嫌がることはしない。個人的にドツボに突き刺さる攻めさんでした。

で。

今シリーズは攻めさん×受けさんの恋の成就、という点だけに重きを置かれた作品ではなく、彼らの過去、そこから起因するトラウマ、心の闇、をいかに克服していくかという点もキモになる作品なのですが、今作品もそのベースを損なうことなく紡がれていくストーリーです。

ミホシの新しい家族を見つける、という共通事項を筆頭に、彼らが巻き込まれる案件を介し二人の心が近づいていく描写が実に緻密に、そして繊細に描かれています。

コウはウェイデに守られることを良しとせず、彼の深い愛情を受け取る事も良しとしませんが、それがなぜなのか、というところを追う形でストーリーが展開していきます。

コウの過酷な過去、そんなコウを愛し彼のために自分ができうることのすべてをかけるウェイデとの恋の行方に、ハラハラしつつめっちゃ萌えてしまった。

そして忘れちゃいけないのがミホシの存在。

もう、この子がめっちゃ可愛いのですよ。
悶絶します。
ギューッと抱きしめてあげたいです。

で、このミホシちゃん。
鳥舟作品の「お嫁入り」シリーズの、え?あの黒狐ちゃんの血族では…?と思いつつ読破しましたが、あとがきで鳥舟先生もそう書かれていて、あ、やっぱり?ってなりました。

なんで?どうした?

と、頭の中に?マークが飛び交いましたが、この辺りはおそらく続編で解明されていくのであろうと思われます。

エチシーンは少なめですが、コウを守るため、という大義名分のためウェイデがコウにマーキングするシーンがあります。このシーンもエロいんですけども、二人が想いを通じ合わせた後の濡れ場が凄く良かった。tnkが大きいウェイデを受け入れるために時間をかけてじっくり下ごしらえされるコウ、の描写がエロい…。深い深い愛情と信頼関係が出来上がった状態での優しい濡れ場で、めっちゃエロいのにめっちゃ優しいというパーフェクトな濡れ場で、大変美味しくいただきました。

キャラ良し、ストーリー良し、バックボーン良し、挿絵良しの、文句なしの神作品でした。

4

過剰な愛が堪らない(;///;)

家族ものに弱いので泣きました(;////;)
そんで何度も本閉じて「ううう…最高///」と天を仰いでは
続きを読むを繰り返し。すっごい良かった…。好き…。

世界観が繋がっているシリーズ3作目で、
既刊キャラが登場するけれど未読でも大丈夫です。
(私は1作目がまだ未読ですがスルスルと読めています)

前作・今作を通して共通しているのは、
・獣人の囲い込み本能で超超溺愛攻め(スパダリ)
・不憫な境遇でも頑張りすぎる受け(甘え下手)
・子供の存在(家族モノに弱ければ今作を是非!)

以上が萌えツボの方にオススメしたい~!!!!!
特に愛が重い溺愛攻めは太鼓判を押しときます(`・ω・´)b
甘くて慈しむような優しくて重~い愛情にニヨニヨしちゃうこと間違いなしです♡


さてさて。

受け:コウは孤児院出身。1人で調達屋を営む青年です。
とても真面目で優しい子で独立後も孤児院にせっせと足を運んだり、仕事先で仕事外の手伝いもさりげなく請け負ったり。ただその人間性ゆえに"調達屋"というアングラな仕事をするには危なっかしい所もあります。

攻め:ウェイデは貸し金業を営んでいます。(といっても慈善事業に近い形でとても健全)
コウとは、コウが危なっかしい仕事をしている中で出会いました。以来自分の屋敷内に住まわせ、遠くからコウを見守り、真綿に包むように大切に大切に自分の住処でさりげな~く囲い込んでいます。(軟禁という意味でなく)

ストーリーはコウがお世話になった孤児院の主が亡くなり、最後に残された子供・ミホシのために養親探しをしている中、微妙な距離感で両片想いをしているコウとウェイデの関係が描かれていきます。

ミホシの家族探しなんですが、突き詰めていくと、家族や大切なモノを持つことにトラウマがあるコウの家族探しでもあるんですね。何も持たずに淡々と生きている、そのくせミホシやウェイデ・他人を気にかける愛情はめいっぱい、そんないじらしいコウに何度も泣きました。

褒められることに慣れてなくて、ウェイデに初めて褒められた時の反応がめっっちゃキュンキュンするんですよーーーー!!!(;////;)ああ、ダメ。こういうのに涙腺弱いのよ…。一人で必死に頑張ってきた子の気が緩む瞬間って良いですよね!何気ないシーンだけどめっちゃ好きです。

コウを見てるとウェイデが甘やかしたくなる気持ちがわかります。
人に頼るのが下手で、何も持たずに生きようとしてて(今すぐ生を閉じても平気って考えなのよ…)、そのくせ本音は慈しみ合う家族を求めているような、なんかもう切なさと愛しさがごっちゃになって堪らない気持ちにさせられました。

で。ウェイデなんですが…。
重いッ!愛がめっっっっっっっっっちゃ重い!!!w

コウにGPS付けて、バイタルチェックも数分おきに送られてって………え???バイタルチェック!?!?と2度見した。(本当は家の中で大事にしたいけれど、それではコウの良さを潰してしまうし自由を奪うのは本意ではない…。離れてても安心するためとのことらしい)

コウが住む離れには監視カメラなども装備。これら全てコウも知っていて、ウェイデの過保護っぷりを緩やかに受け止めながら「大切にされてるな~嬉しいな~」ぐらいにしか思ってないのです。これには最初いくらなんでも懐デカすぎない?と思うのですが、後々明かされるコウのトラウマと合わせるとグッと涙が…。そういうことかーーー!なんですよ。すごい。話の持って行き方が上手い。

クソ重でしか愛情表現が出来ないウェイデ。
それらを全て平然と受け止めるコウ。
割れ鍋に綴じ蓋カップルとはこのことか…(∩´///`∩)萌

ちなみに↑これら"恋人ですらない関係"でやってます。
ウェイデもコウも両想いなのをわかっているんですね。
けれど関係は進展させない、恋人にはならない。
これにはコウのトラウマが関係しててもどかしさと切なさがこみ上げました。

ウェイデはコウの気持ちを尊重して無理に関係を迫ることなく優しく見守り、コウが1歩踏み出すのを待っている。ただただ優しさと甘やかさを与える。GPSなどの過激さを見せる一方で距離を取りながら慈しむ愛情がものすごくスパダリなんですよーーーー!!!(∩´///`∩)あああ、ほんと堪らん。ニヤニヤしすぎてホッペ蕩ける。

そんなもどかしい2人を繋ぐ存在になるミホシ。
子供らしい我が儘が言えたり、かと思えば物わかりが良い子になろうとしたり。いじらしくて可愛くてキュンキュンしました。ミホシが願う家族に涙腺がゆるみっぱなし(;///;)ミホシの純粋さに癒やされました。

エッチなシーンは、恋人になる前から行っていたマーキングがすごくエロかった…。ウェイデの精液をまんべんなく塗りつけててね、コウは発情状態でウットリしたようにペロペロしてるし、(甘え下手なコウの貴重なデレ)、ウェイデが可愛がり倒すの良き良き(∩´///`∩)

反面、恋人後のエッチはちょっと笑っちゃいました。
なんせ獣人なのでまずは準備から…と2日がかりの初夜。作中を引用させていただくなら『これは交尾だとかセックスというより、作業とか介助とか介護だ。』というエロさのないアナル拡張wでも獣人相手ですからねーさもありなん。とっても面白かったです。(もちろん拡張後半からどんどんエロさが増していきますよー!( ´艸`))

ここには書き切れなかったのですが、物語は事件が絡んだり、ウェイデのバックボーンだったりと様々でてきます。(ここに書いたウェイデのクソ重感情はほんの一部に過ぎない…w)あと個人的に尻尾の動きの描写がすごく好きで、獣人の特性を生かした設定が多いのも大好きなポイント。前作と同じくタイトルの絡め方も上手いな~と思います。何度も読み返すぞ!!

3

シリーズ1のスパダリでした

鳥舟先生の「つがいシリーズ」が大好きなのですが、今作が1番好きだと思いました。

まずウェイデの愛が深すぎて、5年掛けてコウを絡め取って行く愛情が半端ないのです。
少しずつ少しずつ甘やかして、ウェイデ無しでは生きて行けなくなるような愛し方なのです。
そしてコウもウェイデの恋情には気が付いてるし、コウがいくら断っても彼が諦めないのも知ってるんです。

コウもウェイデが好きなのに、過去の出来事から誰とも一緒になる気は無いのです。
コウのガチガチに凝り固まった考えに、読んでいて焦ったくなりました。

コウとウェイデと一緒に居たいと言うミホシに対しても、悲しい顔をさせてまで養親を見つけようとするコウの意固地さに憤りさえ感じてしまいました。

そして養親候補の中に悪人が紛れ込んでいて…。

度を超えた過保護なウェイデのお陰でミホシとコウは守られるのですが、ミホシを巡る事件をキッカケにコウは変わるのです。

もうウェイデのスパダリ振りは、シリーズ1だと言っても良いと思いました。
コウが大好き過ぎて、甘々に可愛がりたくてしょうがないウェイデが素敵でした。


それにしても2人が繋がるまでの準備が半端無くて、ウェイデの忍耐強さとコウへの愛情を思い知りました。最後のコウの大胆な愛情表現には、ウェイデ良かったねと思いました。

3

面白かった✧*。

獣人・人外・人間が共存するイルミナシティシリーズ3作目。
10歳で家族を亡くし孤児院で育ち調達屋になっているコウとコウの大家さんで黒獅子の獣人ウェイデのお話。
コウは生い立ち故にウェイデの愛を受け入れられず、そんなコウを大き過ぎる愛で徐々に侵食していくウェイデ。この2人の愛の攻防が楽しい。どう考えても両片思いなのに一緒になれないコウの気持ちは解るけど悲しくて2人の想いが通じた時は嬉しかった。孤児院の経営者が亡くなり1人残された4歳の狐獣人ミホシがコウと家族になりたいって願う姿も可愛かった。幸せが詰まった話でした。

1

光のヤンデレ

ケモミミ可愛いなあ、というところから手に取りました。
作中、耳や尻尾が動く描写が複数あり、ケモミミ好きとしては堪らない気持ちになります。

一番印象に残っているのは、攻めの受けに対する行動。
一見すれば受けを守るスパダリなんですが、やってることがヤンデレなんです...
ただ嫉妬渦巻くドロドロとした感情ではない。
攻めの元来の余裕や性格が、光のヤンデレとして効力を発揮しています。

この受けは、そんな攻めの行動を当たり前のように受け入れていて、心地よささえ感じている。
性格的にもかなり相性の良い2人でした。
この受けだからこそ成り立つ恋愛だと思います。

物語としても面白く、恋愛としても大きな愛を感じることができたので、大満足でした。

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