つがいは愛の巣へ帰る

tsugai wa ainosu he kaeru

つがいは愛の巣へ帰る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
39
評価数
12
平均
3.6 / 5
神率
33.3%
著者
鳥舟あや 

作家さんの新作発表
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イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
価格
¥700(税抜)  ¥756(税込)
ISBN
9784879199683

あらすじ

獣人・人外・人間が共に暮らす世界。幼いながらに街娼をしていたウラナケは、
虎の獣人アガヒと出会い一緒に暮らすようになった。それから十三年。
二人はいまでは知る人ぞ知る凄腕の『殺し屋夫婦』。日常生活も仕事もなにもかもを分かち合う。
そんなある日、ウラナケは何者かに追われていた仔兎の人外・ユィランを拾ってしまう。
二人が最近関わった一件とユィランとの繋がりは…?そこへまた新たな殺しの依頼が舞い込み…。

表題作つがいは愛の巣へ帰る

アガヒ、オス虎の獣人で凄腕の殺し屋、35
ウラナケ、元街娼でアガヒと共に殺し屋夫婦、25

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

互いへの愛が深すぎるバカップルです

こちら、殺し屋夫婦です。
互いへの愛が深すぎる、バカップルでございます。

この作家さんですが、設定といい作風といい、かなりアクが強いので好き嫌いが分かれると思うんですよね。描写にもエグい部分がありますし。
私も合う時は萌え転がるし、合わない時は主題すら理解出来ないと言う、振り幅が大きすぎる作風なのです。

が、今回は個人的な好みにどストライク!
受けの事をただただ全力で愛し、彼の幸福のためだけに生きる攻め。
そして、攻めが全ての受け。
もうピンポイントで、これでもかとツボを突かれまくる作品でした。
今回は、スカトロもカニバも流血も無しと比較的ソフトですので、わりと読みやすいと思うんですよね。
エグいはエグいんですけど・・・。

内容ですが、虎の獣人・アガヒ×元街娼・ウラナケと言う、殺し屋夫婦による子育てものです。
獣人と人外と人間が共に暮らす、欧州や東欧をイメージして書かれた世界が舞台となります。

知る人ぞ知る凄腕の「殺し屋夫婦」である二人。
日常生活も仕事も、何もかも分かち合い幸せな日々を過ごしています。
そんなある日、何者かに追われる子兎の人外・ユィランを拾ったウラナケ。
二人が最近依頼された「仕事」とも関わっていそうでー・・・・といったものです。

こちら、二人が保護する事となったユィランの謎。
そしてユィランの出生に絡んで事件に巻き込まれてゆきと、推理サスペンス要素も面白かったりするのです。

が、更に面白くて萌えるのが殺し屋夫婦の日常。
そもそもですね、私は既に出来上がってるカップルの日常みたいのが大好きなのです。
色々な困難を乗り越えて結ばれる二人と言うのも萌えるのですが、長年共に居るカップルにはカップルの、また違った困難と言うものがある-。

で、この二人は共に暮らして既に13年。
ウラナケをただただ愛し、何一つ不安にさせたりしないように全力を尽くしてきたアガヒ。
そして、アガヒが全てなウラナケ。
二人は息をするように共に居て、それが自然なんですよね。
まさに「夫婦」と言った気の許し合ったやりとりなんかが萌えるんですよ。

また、そんなありきたりで幸せな日々を過ごしてる二人ですが、実は過去がかなり痛くてですね。
出逢った時、ウラナケは12才で街娼。
そしてアガヒは人生に飽き飽きしている浮浪者もどき。
街娼として獣人相手に身体を酷使しているウラナケがめちゃくちゃ痛々しいんですよね。
物心ついた時からその境遇に置かれ、自身が不幸だと言う自覚すらない・・・。
で、たまたまウラナケが客をとる路地裏で、死んだように動かずひたすら座り込んでいたのがアガヒ。
そんな二人が少しずつ交流してゆくー。
そしてウラナケにより、自分を取り戻すアガヒ。

ホント、この部分は痛々しいのです。
子供が性的に酷い目に遭いと、地雷の方もおられるとは思うのです。
何と言うか、二人の関係て、ちょっと特殊なんですよね。
二人で一つみたいな。
が、こんな過去を経て、今の二人があるんだと思うと、その関係がとても自然で当たり前のものに思える・・・。
人によっては二人の関係は共依存でしか無いと感じられるかも知れないのですが、私はそうは思わない。
一緒に泣いて、一緒に笑い、共に全てを分かち合う-。
愛し合い、互いに支え合う関係なんですよ。
これぞ夫婦ですよ!!

あとですね、そんな二人の関係のちょっとした変化だったり、ウラナケの意外な正体-。
そして分かる、驚きの事件の顛末と、ストーリーとしてもとても面白かったです。

ちょっと注意点ですが、5才であるユィランの前で二人は普通にエッチしてたりするんですよね。
まぁ、獣人の特性だったりでこの世界観ではおかしい事ではない感じですけど。
あと、二人の過去編だったり、エッチの描写で結構エグいものが。
苦手な方はご注意下さい。

7

二人にとっては互いが全て

初読み作家さん。
表紙イラストに惹かれて手に取りました。
一読のみでも内容を忘れそうにないくらい印象的な話で
この作家さんの少々拙い文章はさておき
独特の痛さと暗さを纏った内容に引き込まれて一気読みしてしまいました。

攻は希少種の虎獣人・アガヒ35歳。
アガヒは東洋語で書くと「吾が日」。←ウラナケによる命名で本名は不明。
青虎にカスピトラとアムールトラが混じる。

受は人外の交雑種・ウラナケ25歳。
本性は妖獣の鵺(ぬえ)。
頭は東洋竜、背が虎で胴体は狼、前後の脚が牛の蹄、尾は狐と蛇の二股、鳴き声はトラツグミ。

読了後の感想を一言で述べるなら「殺し屋夫婦の純愛話」で
もう少し長文にすると
アガヒとウラナケは、白仔兎の人外であるユィラン5歳を匿うことになり
自分たちの家に住まわせ世話をすることで
互いに相手への想いを再認識しあうという話です。

途中には、ウラナケの回想録として
ウラナケとアガヒとの出会いの様子が書かれているのですが
ウラナケは12歳までスラムで街娼をして命を繋いできたため
この回想録は悲哀で痛い(身体的な痛さの描写もあり)です。

けれど、ここの記述があるからこそ、今現在のウラナケとの対比が際立ち
アガヒと共に生きてきた一蓮托生の13年間が
いかに幸福と歓喜に満ちたものであったかが伝わってくるのです。

アガヒに関しても然り。
アガヒのウラナケに対する愛は重くて深いです。
それは「好きな子が宗教。信者は俺一人」の言葉と
ウラナケを堪能するため仕様の愛の巣に集約されています。

この作品は、読了しても読み終えた感がありませんでした。
ここで話が終わったようには思えませんでした。
まだまだ話が続いていきそうな、そのように思える作品でした。
実際、同人誌『虎と小鳥』では彼らの話の続きが読めます。
文庫内容を補完するエピソードも読めます。

2

悩む・・

葛西先生の挿絵でマストバイ。読んでびっくりの世界観・・久しぶりでした、こういう設定。二人の依存度maxなところは好きなのですが、ちょっとツユだくシーンが長すぎた印象。色っぽいシーンwelcome!な方で、とっても独特&ややダーク?なチャイナっぽい世界観が好きな方にはおススメです。とても印象的なので絶対忘れない1冊だと思いますが、絡みのシーンが少し飽きちゃったので中立としました。

深夜の26時、リビングで虎の獣人であるアガヒの股の間に座り、明日の仕事の話をするウラナケ。コンビで殺し屋という仕事をするようになって10年ほど、初めて出会ったからは13年ほどたつ二人。アガヒが色々考えたり力のいる仕事をし、ウラナケは細かい仕事を分担するという組み合わせで、息はばっちり。ある日、一人で買い出しをしていたところ、二本の白い長い耳をもつ仔兎が「助けて!」とウラナケの胸に飛び込んできて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ユィラン(玉兎族、5~6歳、挿絵がめっちゃ可愛い!)、モリル(オネエな情報屋)、ダイシャ、シャオシャ等ユィランを探す一族といったところ。なんちゃってチャイナですが、お名前は漢字表記ではないです。漢字苦手なので助かる~
それから攻めのアガヒですが、人化はしません。最後まで虎頭です。

**以下は凄い世界観について(めっちゃネタバレ)

虎、兎に加えて悪魔もキョンシー!も出てくるし、凄く不思議なキメラのようなお話も出てきます。で、ウラナケは男子なのですが、子宮という記述も。????よくわからん不思議な設定・・そんな設定に加えて、とにかくエッチが長い!濃い!!つゆだく!!!うんうん、確かに気持ちいいよね、わかるんだけど・・・そこはちょっと飽きちゃった、ごめんなさい!!!

二人のお仕事シーンはカッコいい部分あり、ちょっとダークな部分あり、そしてウラナケの子供の頃のお話はかなり驚きあり、そして二人がすごく依存しあう関係になるのは納得できるし、とにかく甘ーいラブラブ話とは一線を画しているように感じて好きだったのですが、いろいろおっかない部分あり、上記の飽きちゃった部分もあったので、中立としたのです。すごく評価が悩ましい一冊でした。刺さる人にはめっちゃ刺さるお話という気がする。

4

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