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無愛想な領主×転移者の料理人+ちびっこ。ほのぼの異世界レストランラブ!
片想いの相手に騙され借金を背負った主人公が店ごと異世界転移して異世界で洋食屋を営むお話。
主人公があまりにも分かりやすく不憫なキャラクターなので応援しやすくて良かったです。
しかし、攻めであるルシアンのことはあまり好きになれませんでした。
子どもたち(アリンとヴァジル)との接し方に好感が持てず、悪人では無いのですが、やや悪い印象のまま読み終えてしまいました。
幼い子どもたちから嫌われているので距離を置こうという発想がちょっと……。
彼らの関係改善の過程が長めに書かれているので、そこでモヤモヤしてしまったのは残念でした。
波乱は幾つも起こりますが、基本的に安心して読むことの出来るお話だと思います。
とはいえ、主人公の店が悪意を持った人に放火されたり、当て馬(女性)や主人公に嫌がらせをする料理人が複数人登場するので、そういった展開が苦手な方にはオススメできません。
私の場合は苦手な展開だったものの、世界観がかなり緩かったのでメインキャラクター以外のことはあまり深く考えずに最後までサラッと読むことが出来ました。
異世界の領主、ルシアン侯爵✕料理人の留依。
表紙の絵がかわいい。
きっと甘いお話であろうと予想し、手に取りました。
甘い…んー、甘かったといえば甘かったような…なんとも言えない読後感。
なんだろうな、これ。
まず、留依が異世界に行ったのって「逃避」だよね?っていう思いが最初にありました。
現実世界で、仄かに恋心らしきものを抱いていた相手に裏切られ、借金だけを背負わされてしまいます。
夢も潰え、住む場所も追い出されてしまうという、ツラい状況…。
イヤだよー、こんなの、なんとかしてよード◯えもーん(イメージ)的な感じで、異世界へ。
異世界での留依の待遇が良い、という苦労知らずの部分も鼻についてしまって、冒頭からムムムッと。
すみません、ひねくれ者なので。
そしてルシアンというスパダリ攻め。
表情が乏しく、ハシビロコウという例えがしっくりしていた彼が、留依と関わり、だんだん柔らかい表情を浮かべるようになるのが素敵なんです。
ただ、スパダリを感じる場面は残念ながらなかったです。
そんな彼曰く「妻とは政略結婚で、苦労をかけた」らしい。
いや、でもね、子ども2人もうけているよね!?と。
「政略結婚」だけど、1人出産後、すぐにヤることヤってんじゃん!?
…なんて下世話なこと思ってしまって、せっかくの留依との甘々なシーンもセリフも心に刺さらなくて、どうにもこうにも。
救いは、ルシアンの子どもたちの言動が、可愛かったことですね。
和みます。
ほっこりしそうで、あんまりしなかった、という珍しい作品でした。
あらすじについては他の方が書いてくださっているので、感想を。留依もルシアンも、とても人生に真剣に取り組んで、アンリとヴァジルを心から思っていて、きゅんきゅんします。ふたりの想いが通じたときは、おめでとう✨幸せになってね、と思いました。ルシアンが子どもの頃から見守ってきた家令(挿し絵にはないけれど、やさしそうなおじさま希望❣️)も、うれしいと思います。鈴倉先生の絵がぴったりで、かわいい留依、かっこいいルシアン、愛らしいちみっこで眼福でした。幸せな気持ちになれるお話です。
異世界ものです。
自分と家と家の中身だけ移ります。これは異世界ものには珍しいですね。身の回りの物や家や家財道具もあるので主人公は当初の予定通り洋食屋を開きます。
なんとも異世界トリップ物にしてはいたれりつくせりで優しい世界です。
主人公ルイのような人は何人もいて、受入れ体制もあり、言葉も通じて普通に生活できます。
そして領主親子とのほのぼの。
ちびっ子がそれはもう可愛くて可愛くて。
ルイが不器用パパとちびっ子の橋渡しもして、すっかり仲良し親子になれました。
ルイと領主の恋もみのり一緒に家族同然に暮らせるようになります。
エッチは本当にちょこっとだけですが、こんなほのぼの優しいお話なので、あるだけラッキーという感じです。
ただ話が印象がうすいというか、異世界トリップと不器用親子の橋渡しと初恋がみのる、平和で優しいお話で。
あまり攻めのインパクトもなく。
性欲も、え?あったの?みたいな。あくまで個人的感想です!
無愛想な領主×転移者の料理人+お子さま 丁寧にストーリーが紡がれていて読みやすいし、心に沁みました。まずルイとお子さま達(アリンとヴァジル)の交流が微笑ましい。家を失くした事でお子さま達の料理人として侯爵ルシアンに雇われ、お子さま達第一で頑張るルイだから家族の絆を取り持てたんだろうなぁ。親子が打ち解けていく様は素敵。横槍が入りつつも、冷静に対処して遂に想いが通じた2人に拍手。互いに(特にルシアン)不器用でどうなる事かと思ったけど、初々しい2人と可愛いアリン・ヴァジルにメロメロでした。ほっこり心温まるお話