電子限定描き下ろし漫画付き
攻めの氷室達臣(小説家)を大好きすぎるあまりアンチになってしまった受けの田中浩平。
襲撃したら逆襲された、というところまで小説(文章)捕捉があってのスタート。
受けの天邪鬼具合がなかなかのもので、『素直になりたいのに、なれない』んだけれど、この受け、ふり幅がひどくて、もう全然素直になれない(笑)
受けなりに頑張って耐えてみるけど、氷室との明らかなスペックの差に気づいて焦るのもなんか可愛い。だいぶ取り扱い面倒なんだけども、私は好きです
自分を殺害予告してきた自己中心的な粘着受けを「わからせ」るために、暴力みがあるレイプまがいのセックスするのがエロい。
首絞めて謝らせるところが性癖です。ハート乱舞させて泣きじゃくりながら謝る受けが激エロ。
そんなことをされても、家に通うようになる受け。ニートやらクズやら悪態をつくが、実は素直になれないだけで、攻めのことが好きで家事までしちゃう。
攻めの顔が近づくだけで真っ赤になって照れる(ツンツンだが)受けが可愛い。
受けが攻めを軽〜く小突くと、5倍で暴力が返ってくる関係性めちゃくちゃ好きです。攻めに振り回される受け最高……。
表題作以外もえっろいです。
二作目の黒髪褐色×金髪白肌が面白エロい。駅弁します。
三作目はガタイいい方が受けで、ローター仕込んだケツをローアングルで描かれてるのが30禁並にえろかった。
四作目は絶倫×特殊プレイ好きのカップル。貞操帯で射精管理。
好きなセリフ「泣くまで殴ってレイプして種付けしたあと、顔面に小便ぶっかけてやりたい」
作家買い。かなりのバイオレンスに寄った作品集です。4カプ入ってます。
1カプ目は作家×作家のアンチ。殴り殴られから始まるサディスティックエロス。鼻血、根性焼き、首締めなど、痛めの描写は人を選ぶ癖(ヘキ)でしょう。ご注意を。2話目からはわりとラブい感じです。
2カプ目は殺し屋×殺し屋。2人がコンビとして依頼を受け、お互いのヤリ方に好意をもち、ビッチ系ドM誘い受けでエロがスタートするバイオレンスエロス。二人はこれからも相方兼恋人として末永く活躍することでしょう。
3カプ目は仲良しヤリチン四人組のうち二人がくっついたので、もう二人もくっつく話。スピンオフですね。攻めが一人称僕なのに、オラオラ系の責め言葉で激しいエッチが始まるオラつき言葉責めエロス。まぁ、あれだね。アナニーにハマっちゃったからには仕方ないね。
4カプ目はムッツリドスケベな受けが射精管理を願い出て、一週間の禁欲生活を送るムラムラ溜め込みからの解放エロス。ラブラブカップルなので安心して見てられます。焦らし責めが好きな人にはオススメ。
さきした先生は元々わりと執着系S責めが受けを泣かして興奮する性癖が多い感じしますよね(笑)この一冊はそれがバイオレンスに振り切った感じの作品傾向です。正直、初読なら読み手を選ぶとは思います。試し読み必須です。
麗人らしい肉感のあるエッチと某アニメ味のあるタッチで描かれるギャグが良かったです。
倫理観や整合性を気にせず頭を空っぽにして読むと、エッチで面白い、いい話だと思いました。
シリアスだったりいい雰囲気だったりするようなシーンでも、がっつりビンタするわ、「え、きもちわる」と はっきりツッこんでいるわ、で、そのようなところが面白くて好きです。
某アニメみたいじゃん(笑)と思ったのですが、某アニメの原作漫画も竹書房とのことで、竹書房のそういうところ本当に好きだなぁと思いました。
暴力的な行為が多いなか、いかつい拘束具など使わないただの紐(細い縄?)だけの拘束だったのがすごく萌えました。
タイトルの語感が良い、そしてストーリーのテンポも良い!
自分にとって、さきした先生の作品は行きつけのお店で食べるお気に入りの料理のようです。大将、いつもの!みたいな...求めているものが提供される安心感と信頼感、そして読後の満足感...流石です。
タイトルのCP以外にも三本短編が収録されていますが、どれもラブラブかつエロ特盛です!
修正ありでも衰えないエロの威力を感じましょう、とても元気が出ます。
(この作品がお好きだった方、過去作品もオススメですよ)