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表題作安全でない僕たちは

辻田豪
高校2年,生徒会副会長,α
梶野基己
高校2年,生徒会長,Ω

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

「俺がお前のこと好きだって、信じられる?」

Ωの生徒会長・梶野基己と、αの生徒会副会長・辻田豪。
豪は「Ωに興奮しないα」で、基己の幼馴染であり、唯一の親友だった。 しかし、豪が起こした〝ある行動〟により、二人の関係には大きく亀裂が入ってしまう。
誰よりも信頼していた豪に裏切られたと傷つく基己。
しかし基己も、豪の「本当の姿」を見ていなかったことに気づき……。 第二の性に翻弄される少年たちが織りなす、痛々しくも瑞々しい、先鋭的オメガバース!

作品情報

作品名
安全でない僕たちは
著者
奏島ゆこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834264944
4.2

(221)

(105)

萌々

(78)

(28)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
21
得点
927
評価数
221
平均
4.2 / 5
神率
47.5%

レビュー投稿数21

アルファが嫌いなのも分からなくもないが…

奏島ゆこ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
意地っ張り 3
エロ 2
執着 2
な感じだと思います。

豪くん×基己くんのカプです。

アルファ嫌いな、オメガで生徒会長の基己くん。しかし、アルファで生徒会副会長の豪くんは、オメガに興奮しないアルファであり、幼馴染で親友で、心を許している。しかしある出来事がきっかけで豪くんに裏切られてしまい…。

受けの基己くんは、アルファ嫌いのオメガです。全国模試で一位を取る努力家であるが、オメガを下に見るアルファに対しての態度がキツめだったり強気な感じで、今作に登場する脇役のアルファが、オメガを襲おうとしたり、基己くん自身も幼い頃に、アルファに襲われそうになっていたので、基己くんのアルファに対する言動も納得出来るのですが、それでも少し偉そうかなと思ってしまいました。
でもその割には、豪くんはオメガに興奮しないという若干根拠の薄いことや豪くんの本心を見ていない感じが鈍感で頑固さもあってなかなか好感が抱けなかったですね。

しかし豪くんの方も、基己くんの特別な存在であることが危ぶまれたからといって、画策したことには、あまり納得出来なかったですね。
それもあり、最初の絡みでは、基己くんが発情していることもあるが、やっぱり嫌がっているので、少し無理矢理感は否めないですね。

アルファやオメガに翻弄される痛々しいオメガバース要素と男子高校生らしい青春要素、読んでみては如何ですか。

1

若さゆえの過ち

幼馴染である豪を発情しない特別なαだと信じているΩの基己と発情を隠して傍にいるαの豪のお話です。

ヒートになった基己が豪に無理やり抱かれる描写があるので、苦手な方はご注意下さい。

自分の勝手な独占欲で基己を裏切ってしまった豪と自分の理想を勝手に豪に押し付けていたことに気付いた基己が自分たちの過ちを省みて、これからをどうしていくかを悩み答えを出していく姿には心を打たれました。

過ちは許さずに、けれど新しく関係を築いていく二人のこれからを応援していきたいです。

ebookは白抜き修正でした。
1度目は無理やりですが、2度目は想いが通った後の幸せなえっちでした!

0

オメガバース

ふしぎなタイトルだな、と思ったのですが、オメガバースで、アルファとオメガの幼なじみカップルのお話でした。

オメガである自分に、否応もなく欲情するアルファ。幼なじみの豪だけは自分という人間をみてくれる、そう思っていたのに。。

ヒートにあてられながらも恋人としての関係を築こうともがく青年達のお話でした。
中立評価にしたのは、起承転結の転の部分にあたる出来事に納得がいかなかったから。
本当に相手を大切に思っているならしてはいけないこと。。しかも同級生という他人を使って。。
それだけに豪という人間のキャラクターが理解できなくなり、物語が頭に入ってこなくなった。

寡黙だけれど優しい豪が、ときどき照れて本心をみせるところはかわいいのですが、強さも見せて欲しかった。

0

新鮮な設定

幼馴染でニコイチな二人。アルファとオメガだけどアルファの豪はオメガの基己に反応しないから安全、大丈夫、性の問題じゃなく俺自身を見てくれてる!忠犬豪!なところからの…。

親友でオメガバース、片想い、裏切りなどなど目新しいですね。

オメガ性と戦ってる基己、オメガを見下すアルファが嫌いと過剰反応気味です。

豪とずっと一緒にいたのに…、全然豪を見てなかったんだ…。な基己と、基己しか見てなかった豪。とうとう安全な忠犬ポジから踏み出して。

良いお話でした。諦めたり卑屈や虐げられるオメガバースじゃなくて、戦いつつもアルファの中で葛藤を続けて。
早く番になればいいのに…。

0

表現がいい

うん、確かに安全ではないですよねオメガバの世界は。
荒ぶる本能に抗いながら、本能と理性が一致したら…ステキやん、なんて思いました。

豪がしたことは最低で基己が怒るのは当然。
でも時間を置いて、基己なりにそれまでの自分や豪のこと、今の気持ちなどを考え、豪のしたことは許せない、でもそれまでの2人はウソではない、信じたい、と和解するところよかったです。
さすが優秀なだけあり、理性的な考え方だわと説得力がありました。

αを忌み嫌う基己もまたバース性で周りを見ていたんですね、

豪がずっと基己を好きな気持ち、基己が豪を好きだと気づいていく気持ち、どちらもいい表現だなぁと思いました。きっちり伝わってくる。

ヒートを起こして、豪を欲しいと思うのが自分なのかそうでないのか戸惑うさまがよく伝わりました。
でも、豪を好きなのは本当だと、苦しみながら告白するシーンよかったです。

豪はもちろんうれしかっただろうし「もう我慢しなくていい」と言われてどれだけ解放されたんだろうと、豪の気持ちを想像していました。

この一連のシーン迫力がありました。
ずっと高いテンションで描かれるのすごいなぁと。

その後のほっこりらぶ〜な感じも彼ららしくてよかったです。

0

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