電子限定おまけ付き
竜×希一
希一と竜は親友関係で、
竜の姪っ子・真子を2人で育てる中、
ほのぼのとした彼らだけの家族の形──
穏やかな日常に溶け込む温かな家族愛が伝わる一方で、
希一の竜への長年の片想いの切なさがじわじわと胸を締めつける。
真子を中心に回る3人の生活の中、
竜と真子の幸せを第一に考え、
自分の気持ちを必死に隠し続ける希一。
そんな希一をよそに、空気を読まない竜のエロ攻撃がズルすぎて・・・、
それでも「友達」と振る舞おうとする希一の健気さ、
離れる決意、心の揺れと葛藤にもが痛々しいほど刺さる!
お互いを支え合いながら築かれる3人だけの絆がとても微笑ましい。
世間の目、社会制度、子供からの受け入れ、そして
ノンケの竜之介の恋心への変化など、
現実はそんなに甘くないはず、
これらの問題がもっとリアルで困難なものとして描かれていたら、より深みのある作品になるでしょう。
ふたりの関係性はタイトルのとおり。
長年の片思いを閉じ込めてそばにいることを決めたのに、酔った勢いで身体の関係を持ったことで均衡が崩れて。
こちらのお話では幼いながらに状況や大人たちの気配を察して立ち回る真子ちゃんの健気さというか、真っ直ぐさがやさしくて苦しくもありました。
だからこそ竜之介から気持ちを向けられても真子ちゃんを盾に受け取ろうとしない希一の弱さがもどかしくて、でも理解もできるから辛くも感じました。
10年後のこの家族の様子が見られたのは嬉しかったですね。
とてもあたたかいお話でしたがそこまでハマりきることが出来なかったのは竜之介が希一に手を出すきっかけがお酒で、そこから家族として以上の気持ちを高めるペースが早すぎたように感じたからかもしれません。それまでは一切そういう意識をしていなかったように思えたので…
そこをあまり深く考えなければ長年の片思いが報われるのはやっぱり嬉しいですし、向き合ってからの溺愛には安心できました。
想像以上に面白かったです。
最初は、片思いだけど一緒に子育てしてるのね。
くらいに思ってたんですが、なかなか深い話だったなぁ。
竜が好きだと言えばハピエン、というような簡単な関係じゃなかった。
相手の好きの種類が一緒なのかわからないし、真子ちゃんの未来を考えたら、今の形を変えたくない気持ち。
希一が何でもないような顔をして、竜への気持ちを隠して、この関係を守り続けたのかと思うとグッときます。
真子ちゃんも良い子で可愛い。
そして、竜と希一がうまくいってないのは自分のせいだと思って、「消えてなくなりたい」と言ったシーン。子供になんて事言わせるの、この大人たちは!しっかりしなさいよ!と思いました。
この家族、大好きです。
ずっと仲良くしていて欲しい。
そして腐子供。真子ちゃん、素敵、友達になりたいです。
なんて素敵な家族。
みんなが笑顔・満ち足りた心・溢れる愛情。
最高ー!!
親友と子育て。だからなに?
育児放棄もせずちゃんと愛情かけて育ててるんだから文句あんのか。
ママがいないと変だと?
ママがいても変な家族もありますよ。
親友・竜への恋心を隠して、子育てに協力している希一。竜を好きな気持ちなだけじゃ、こんなに一生懸命子育てできません。真子ちゃんをすごく良い子に育てていて、スゴイなと感心しきりです。
色んなカタチの家族があって良いんです。
彼らは紛れもない家族。誰かなんと言おうと家族です。
竜との恋も実って、希一の恋愛はこれからがスタートです。今までもエロいことしてたけどさ(笑)2人の仲良しが真子ちゃんにも伝播するので、もっともっと仲良くして欲しい^ ^
複雑な事情を抱えて親友同士で子育てをすることになった竜之介と希一。
自分たちの本当の子供ではないけれど大きな愛を注いで育てるその様子はとても感動的でした。
小さな子供が出てくるお話にはイラッとしてしまうことがあるのだけど
真子がとにかく健気な良い子で、溺愛しているふたりの気持ちがよくわかりました。
自分の気持ちを絶対に伝えてはいけないと抑え込む希一の考えは、竜之介への想いと真子を守りたい気持ちからきていて
家族のカタチに拘るあまりにすれ違う様子は切なかったけれど
それを誰よりも早く察知した真子に感心しつつ、みんなが幸せだと思える結末になって本当に良かったなと思いました。
そして竜之介が古着屋の店長というだけあってどの場面でもすごくお洒落だったし
真子のお洋服も可愛くて、細かな部分までを楽しむことが出来る作品なのが素敵でした。
古着特有のニオイを真子に嫌がられてしまうのも微笑ましくて好きでした。