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それじゃあこれから何をする?

sorejaa korekara nani wo suru

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表題作それじゃあこれから何をする?

大津友輔
32歳,離婚したばかりのサラリーマン
椎井秋良
26歳,休職中のサラリーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

離婚したとたんにモテが加速し、女性がちょっとだけ苦手になってしまった大津。
さらに周囲の好奇心まじりの気遣いがストレスに。
普段の生活では出会わないような誰かと話をしたくて、ゲイ専用マッチングアプリに登録する。
そこで出会ったのは可愛らしいが愛想のないアキだった。
アキは決して叶わぬ片思いの寂しさから、一夜の相手を求めてアプリを利用したのだ。
アキの危なっかしい様子が気がかりで、度々デートに誘う大津だが…
アキの行動や感情が読めず、次にどうしたらいいかわからない。
あれ…恋ってすごく難しいぞ!?

作品情報

作品名
それじゃあこれから何をする?
著者
木山はる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799752937
3.6

(97)

(24)

萌々

(33)

(26)

中立

(8)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
15
得点
338
評価数
97
平均
3.6 / 5
神率
24.7%

レビュー投稿数15

大人になってからの愛

恋したことないおせっかいバツ1リーマン×感情の持って行き方を知らない子

攻めの大津が、陽キャでおさっかい親切グイグイ行くタイプですが、マチアプで知り合った「あきくん」には自分を抑え込んでそっとそっと距離を取りつつ、うかがいながら接していくのに愛を深く感じました。

来るもの拒まず、去る者追わずの大津が、手放せないと初めて思った相手は男です。大津はノンケです。
なにもかも初めての感情に一人振り回される大津に対し、あきくんは自分のことで精一杯。
そんなあきくんが、大津にやっと心を開き、それをかわいがる大津に共感!

Hなしで書き上げてくれてありがとう。リアルを感じ刺さりました。

1

世話好きリーマン

作家さんのデビューコミックスでしょうか?

たぶん、人を好きになったこともないモテモテの大津。なんとなく結婚したが妻から好きな人がいると離婚を申し出られ。。
というところからお話が始まります。

離婚したとたん、仕事ができるイケメン爽やか大津はいやというほどモテだし、辟易して友人に相談したところ、ゲイ向けマッチングアプリで出会いを探してみたらと斜め上の提案をされるも、言葉通り登録して、アキくんと出会う、という設定。

なんでも明るく深く考えずつっこんでいいってしぃまう男子と、実の兄に恋してこじらせ気味のアキくん。

来る者拒まず、だけだった大津が、あまり自分のことを語らず、ほっとくと全然連絡もしてくれないアキのことが気になり、はじめて追いかける立場になる。
そんなお話でした。

一方のアキにとっても、ぐいぐいくる優しい大津でなければ救われなかったのかもしれない。

ちょっとこまった二人を常識人としてさりげなくくっつけてくれる役どころの大津友人がいい役どころ。

0

受け様が受け身すぎる!

スパダリ攻め様の溺愛は素晴らしい!と思うのですが、受け様がめちゃくちゃ受け身でしんどかった…!
兄への依存の気持ちを恋愛感情と思いこみ、ごちゃごちゃになっていて塞ぎ込んで生きていた子だから仕方ないのだけど、連絡無視とかはしんどいな。
それだけ自分一人の世界で悩んでいたから、受けのアキくんは十分苦しんでいたのだろうと思うけど、本当に攻め様よく待ったと思う。
攻め様の粘り勝ちですね。ただ途中までは攻め様の一人相撲状態でこちらも悲しかったです。
攻め様のキスで目が覚めたのか、やっと受け様が動き出すのは物語の終盤。
結婚式行ってみたら、攻め様がそばにいなくて寂しかったってセリフで、告白に聞こえますが、ちょい依存体質なのかな?大丈夫かな?って心配になってしまったのもありました。だってそれまで1ヶ月連絡とってないからね!!
ま、時間のかかる子だったってことで自分なりに理解し、ハピエンを喜びましたが、最後まで受け様にはちょっと物足りなさを感じてました。

攻め様は最初から最後まで最高でした!

0

居場所になる

不倫されたバツイチノンケと不器用な年下ゲイがマッチングするお話(お互いに初マッチング!)

ノンケリーマンは底抜けに明るいです。太陽が服着て歩いてる感じ。会社では優良物件キャラ(イケメン高収入高身長?)で離婚した途端に社内からも取引先からもアプローチされますが、全然気取ってなくて、真っ直ぐなところが魅力的。

一方の年下ゲイくんは、超絶ブラコン(結局恋だったのかなー?どうかなー?)で、自分に自信がなさげで、家族とは疎遠。寂しさを埋めるために、マッチングアプリを利用。

心の穴を埋めようという目的は同じだけど、穴の深さがまったく違う二人。そんななか、先にノンケくんがガッツリはまり、後からゲイくんが自分の気持ちの変化に気づく。

大きな事件とかはないんですが、終始キュンとします。真っ直ぐでぶっ刺してくる攻、好きだなあ、、。欲を言えばもっとエッチなシーンも欲しかったけど、心が満たされる素敵な作品です。

1

行動の原理が分からない

 大津の踏み込み方が私には結構図々しいように感じられてしまい、あまり好きになれなかったです。実際に踏み込まれる側のアキにとっては、確かにこれくらい荒々しい方が良かったのかもしれない。もっと気遣われながらだったり、ちょっと反発したら一歩引かれるくらい遠慮されたりしていたら、くっつくまでに時間はかかったと思います。それでも、大津の踏み込み方には何か恐ろしさがあります。そこまでする動機が分からないからかもしれません。アキのどこにそこまでする魅力を感じたのか、私にはその描写が足りなかったのかなと思いました。

2

ヒューマンドラマです!

デビューコミックスとは思えぬ素敵な作品!とても新鮮で素敵な恋のお話でした。大津さんがアキくんのことを気になってしまうように私もこの2人の恋の行方が気になって、あっという間に最後まで読み進めてしまいました。本当に面白かったです。

私にとって、ゲイ専用のマッチングアプリでの出会いがまず新鮮で、2人の始めたきっかけも面白かったです。 アキくんの行動や感情が読めず「これから何をする?」と恋に悩む大津さんの姿が良かったですし、偶然出会った2人の不思議な関係に「これから何をする?」とついつい私も気になってしまいました。 話の流れが良くて、どこが萌えるというより、ストーリー中の成長と変化が最高でキュンときました。まじでストーリーが最高!流れ込んでくるように作品の世界観にすぐ溶け込めちゃうからぜひ読んでくれ!って勧めたいです(笑)他とはひと味違う面白さをぜひお楽しみください。

4

攻めのノリにタジタジ

初読み作家様でした。情報欄に他の作品が載って無いので、商業デビュー作でしょうか?

ノンケ男子とゲイの恋のお話は良くありますが、それにしても大津のあっけらかんとしたノリにアキじゃなくてもポカーン状態でした。

初めて出会って行った居酒屋での一件で、大津の性格がポジティブで無神経でグイグイ来るタイプだとハッキリしていました。

離婚した事をキッカケに群がる女性陣が苦手になってた時のイメージのまま行って欲しかったとちょっと残念になりました。

でもアレくらいで無ければアキは大津を意識はしなかったし、変わらなかっただろうなとも思います。

今までの大津の恋愛遍歴からいって、彼は本当にノンケだったのか疑問を持ちました。性格的に疑問も抱かず女性に告白されたからただ付き合って来たように思います。
あれだけアキに執着したのも、何となく本当はゲイ寄りだったのではと思いました。

それから大津の親友の意味深な描き方が気になりました。彼は大津を何とも思って無かったのかな?

残念ながらそこはかとなくうっすら香るような萌しかありませんでした。絵は上手いし表情は良かったので、もっと萌える作品を描ける作家様だと思います。次作に期待したいと思います。

3

大津マインド

離婚したことで向けられる周囲からの様々な視線に辟易していたバツイチリーマンの大津と低温気味で孤独感を抱えているアキ。

はじめ大津がなんだかびっくりするくらいのノリでアキを構い、そのままの流れで出会い系らしく身体から先行してしまうのかと思いましたが、そうではなかったのでそこはよかったかな、と思いました。
初対面でほっぺにちゅーはしてましたけど。

どこかドライに見えるのですがアキ限定で構いたがりが発動する大津。
独自なマインドを持っている印象です。
メンタルがグラグラになるほどの気持ちを抱え込んでしまっているアキはその大津の言動行動に戸惑い拒むのですが、ある出来事でアキの心境に変化が…。

キラキラした明るい眩しい恋愛感情ではなくてモヤついて拗れてしまったアキの感情がなんとも苦しくて、その暗い思いの中で大津の存在が支えになり徐々に心が解けていく。
ベッドの上に突っ伏しながら大津に伝えたアキの精一杯の言葉に口元が綻びました。

無事に結ばれたふたりなんですが、大津が友人の吉田にアキを紹介する時に双方に伝えていないというデリカシーのなさにはちょっと…、となり、アキがデリケートさんなので余計に一言言っておいて欲しかったな、と。
これからもそんな大津マインドにアキが振り回されちゃいそうで心配ですが、耐性ができていくことを祈ります。
描き下ろしのアキ、めちゃくちゃ可愛かったです。

3

明るいノンケ男子

元嫁に浮気され離婚したノンケが友人におススメされた出会い系で知り合った男の子と仲を深めていくお話

元々人当たりがよく優しいノンケくんに離婚した途端群がる女性陣
それに少し恐怖を感じていた
そんな時におススメされた出会い系アプリで『アキくん』と知り合う
アキくんは物静かで淡々としているが少し訳ありのよう
ノンケくんは明るくコミュ力が高い。そして首を突っ込むタイプw
天然人たらし^^

アキくんが酔っ払いタクシーの中でノンケくんが頭ポンポンした時、ノンケくんの手を握るアキくん…かわよ…
そのあともずっと頭撫でてるノンケくんもかわっ…!!!!!

一からやり直すシーンも可愛いしえっちの時にある理由で泣いちゃうアキくんに『今日は何もしません!』からの『抱きます!』可愛い

エロ描写はほぼないけど可愛いが渋滞しているので満足です。

ノンケくんの友達がとてもいいキャラなので友達の話も何かないかなぁ~と思ってますw

5

バツイチノンケ×ゲイのマッチングアプリラブ

試し読みで続きがすごく気になったので購入。
デビュー作ということですが、絵も綺麗だしストーリーもよく纏まっていると思いました。
ただ、試し読み段階で引き付けられたものが最後までは続かなかったなぁ。
攻めの大津がノンケのわりにはグイグイくるタイプで、恋愛に投げやりな受けアキとどう関わっていくのかなーと期待していたんですが、結局「ほっとけない→好き」というよくある展開だったので。
あと大津の友人!「日常とは違うこと」でゲイのマッチングアプリ勧めるとかありえるかなー。そしてそれをあっさり受け入れる大津もどうなの?と。
BLではよくあるファンタジーなんでしょうが、ちょっと気になりました。
アキはいじらしくて可愛かったです。兄への想いを吹っ切って新しい恋を頑張ってほしいな。

3

攻めを受け入れられるかどうか

ノンケ攻めでゲイ受けの場合、引いてしまう受けを追いかけていく攻めの構図が多いと思います。
この作品も例によって、そのパターンなのですが...

攻めの行動に少しだけ恐怖を覚えました。
最初のほうは全くそんなことを感じさせず、受けに対して大人に紳士に行動していきます。
ノンケだったにも関わらず男に気持ちを傾けていく様は、離婚した寂しさを埋めてくれる人を手放したくなかったから、と考えれば納得もできます。

去るものを追う方が楽しいですから、攻めはどんどんとのめりこんでいきます。
この追う過程で、垣間見える無神経な行動に怖いと感じました。

ただ受けの境遇や性格を考えると、この攻めの行動がなければ2人はくっつくことがないはずなので...
なんとも複雑な気分でした。

嫌悪を覚えるレベルではなかったです。
後半につれて、寝起きに受けの頭を撫でたりと、受けに対する行動には萌えを感じられたのでそこは良かったです。

4

それじゃあこれから何をする?

あたたかくなるお話でした

攻めくんがなんとも不思議な魅力のキャラクターで新鮮でした
ノンケですよね、みたいなところはあるのですが人好きというかほっとけない性分が先立って自分の気持ちに鈍感なんですかね
何をしても嫌われないトクなタイプ

一転、受けちゃんは拗らせた損なタイプでなかなか気持ちが理解しにくい箇所もあって、なのに何故かほっとけない不思議な魅力のキャラクターでした

お互い気になったら、もうそれは好きでしょ?みたいな恋愛初心者な二人を攻めくんの友人が辛辣な意見でズバッとぶった斬るのが爽快でした

何気に彼が一番気になったし、なんなら彼のお話が読みたいと思ってしまったくらいです

6

攻めが怖すぎて震えた(((;OдO)))

一話目から攻めの大津が怖すぎて、そこに意識を持っていかれる作品でした。ぶっちゃけサイコパスみが出過ぎてます。常識人ぽく振る舞ってるけど表面的な印象を受けますし、常に瞳孔開いてそうな笑顔が恐ろしい。唐突なスキンシップもサイコパスの特徴だし…特に共感性かなあ、人として必要な何かが欠如してる感がものすごいんです。
そんな大津がアキに無遠慮にぐいぐい突っ込んで関わっていくんですが、やっぱりそのやり方が怖い!相手の迷惑とか考えられないのかなって。バツイチのいい大人が毎回友人に恋愛相談してるのもドン引きですが、その内容も今まで気づかずに生きてきたってどれだけ自分本位だったの?っていう当たり前のことばかり。
片思い相手の結婚式に悩むアキとの言い合いも、大津の言動に違和感しかなかったです。君のために言うって前置きしてから、現実を受け入れて苦しんで自分に落ちてくればいいって、やつれるほど悩んでる相手に言う?
最後までこの攻め怖い…って感想しかなかったです。
あとがきによると人間にするぞ、と思って描かれたらしく。私はこんな人居たら怖すぎる、人間味がないと真逆のことを思ったので、この作者さんと合わないみたいでした。

8

傍に居て欲しいと思える相手に出逢えた奇跡

初めて読んだ木山はる先生の作品です。
木山はる先生のデビューコミックスになります。

サラリーマン 大津 友輔とサラリーマン 椎井 秋良のお話。

順風満帆な人生を送っていた大津は、ある日、妻から離婚を申し出られました。
突然の優良物件の解放に、社内はもとより取引先の女性までもざわつき始めます。
周りからの視線や噂に疲れてしまった大津は友人から「出会い系アプリ」をすすめられました。
自分を知らない相手がいる場所が必要だと言う友人が見せたアプリは「ゲイ専用」で…。

明るくて人当りも良く、社内でも人気の大津。
妻の不倫で離婚した途端、女性陣たちからの誘いや上司からの見合い話にウンザリ気味。
――現状を打破するには今までと違うことをする
その言葉に従い、ゲイ専用の出会い系アプリに登録してみることに。

そして、大津がマッチングした相手は、自分よりも年下のアキでした。
アキには好きな人がいる…でも、好きな人には恋人がいる。
自分が一人暮らしをするのと好きな人が同棲するタイミングが重なり、孤独感が増したアキは誰でもいいから一緒にいたかった。
居酒屋でその話を聞いた大津は、危なげなアキをほっとけなくなり、翌週も食事に誘うのですが…。

実はまだ本気の恋をしたことがない大津と寂しがりなのに俯いて閉じこもるアキ。
最初は、出会い系アプリで知り合った2人のラブストーリーだと思っていました。
いや、それは間違いないんですよ。
驚いたのは、アキが抱えている闇が想像以上に深かったことです。

アキの好きな人――それは、幼い頃から母親に愛情を向けてもらえなかった寂しさを埋めてくれた兄でした。
その兄が恋人と同棲するために実家を出てしまい、耐えられないアキは一人暮らしを始めたのです。
……この設定は人を選ぶような気がしました。
アキは兄に自分の気持ちを伝えていません。
もちろん、身体の関係もありませんよ。
でも、ガチ親子やガチ兄弟が地雷の私にはアキの気持ちが辛かった(泣)

後半は、仕事を休職するほど弱ってしまったアキに大津が真正面からぶつかります。
「君の居場所になりたい」
現実から逃げているアキが出した答えとは?

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、大津の親友 吉田、同僚や女性モブ達、アキの家族が登場します。
とくに、学生の頃から付き合いがある吉田はキーパーソンになっていますよ。

Hシーンは、挿入がないのでエロ薄めです。
アキと大津が心身共に結ばれるところを見たかった〜。
でも、お互いの気持ちと熱量が感じられて良かったです♡

描き下ろしは、本編その後のお話です。
初体験をする前にアキには大津に伝えたいことが…。

2人の恋はまだ始まったばかり。
自分に向き合い、少しずつ前に進もうとするアキを応援したい。
読み終わった後にタイトルの意味を考えると胸アツになりますよ。
いつか幸せになっている2人に会いたいな♡

ノンケがゲイ専用の「出会い系アプリ」を利用するのは非現実的でありながら、木山はる先生の描く個性的なキャラや繊細な心理描写で違和感なく受け入れられました。
また、ストーリー構成もきちんと考えらえており、陰と陽のバランスが取れているなと感じました。
これからが楽しみな作家先生だと思います。

気になっている方は、ぜひご覧いただくことをおすすめします。

6

迷子の子を抱きしめたくなる気持ち

もう少し先が読みたくなる余韻がありました。
(描き下ろしでめっちゃキュンキュンしたので「もっとおくれ!」ってなるやつ…)

受けは情緒不安定に揺れ、危なっかしさで目が離せず、
根っから陽キャでおせっかい攻めのもどかしさが伝わり。
それぞれキャラクターのバックボーンも掘り下げられて、
くっつくまでの過程が丁寧に描かれていていました!


お話は基本的に攻め視点で展開されます。

攻め:大津はお節介気質で人が寄ってくるタイプ。
来る者拒まず去る者追わずで人に執着しない短所があり、
それを見透かした奥さんに不倫されて離婚したばかり。
周囲から同情・期待・好奇心に曝されて少々疲れています。

友人から"環境を変えてみたら?"とアドバイスがあり、
ノンケだけどゲイ専用のマッチングアプリに登録。
その中で真面目そうな感じがするアキと出会います。

受け:アキはコミュ障で話し下手…というのかな…。
感情を伝えることが上手く出来ないタイプの子です。
どこか淋しげで目が離せず庇護欲がかきたてられる(;ω;)

話が進むにつれ、そうなってしまった理由がすこしずつ明らかになるんですね。

人に話せない性格になってしまった経緯や、
誰にも言えない片想いを長年抱えていて心が悲鳴をあげている現状があって。

帯に「時々迷子のようになる」の一文があるんですが、
まさにソレ…!!!(;ω;)
アキは迷子の子供みたいな顔をするから、ううう…。
大津がアキを心配して気をかける気持ちがわかるよ…。

で。お節介でかまいたがりな大津がアキをサクッと掬うお話かな~と思ってたんですが、
"お節介"は得意でも"人の心に踏み込む"のはまた別の話っていうね…(;´///`∩)
アキとの距離に悩み葛藤している様がグッときます!!

今まで人に執着したことがなかったから、
アキが気になるけどどこまで関わって良いのか悩む。
"こうしてあげたい"って気持ちはあるけど、
アキにとってそれが正しいのかわからなくなる。
そうやってグルグル悩むほど深みにハマっちゃうんですよねーーーー!!!(萌)

(大津の心が動く明確なキッカケは曖昧かな?
でもアキから目が離せない気持ちが理解出来るので
気付いたらハマってたと解釈で腑に落ちました。)

アキは…………、抱きしめたくなる(;//;)ウウウ
物心ついてからいっぱいいっぱい我慢ばかりしてきて。
お兄ちゃんの存在が救いだったけど、絶望でもあって。
気を張るのに精一杯で、気付けば周囲に誰も居なくて孤独極めちゃってて。

孤独が募る描写が切なくて悲しかった…ううう。
本当は寂しがりなのに誰にも甘えられないいじらしさに抱きしめたくなる(;//;)

なのでね。
初めて大津に甘えたシーンはキュンキュンしたし、
あああ!良かったねぇぇぇぇぇぇ!!ってなる…!!!

多分大津はデロデロに甘やかすタイプだと思うから、
今まで我慢してきた分、いっぱい甘えさせてもらうだろう。
が、その肝心な部分を読者にはほんの少ししか読ませてくれなかったんだよ…;;
(描き下ろしのアキは可愛いしかない。可愛すぎてもっと見たかった。見たかった!)

大津の愛が溢れて構い倒すのとか、
構われ慣れしてないアキが戸惑うのとか、
おずおずと我が儘言うアキの姿とか、
いっぱい愛されて幸せそうなアキの笑顔とか、
妄想ばかりが膨らんでしまうよ。゚(゚´Д`゚)゚。

ちなみにエッチシーンはほぼないに近いほど少ないです。
ストーリー的に違和感はないしエッチ無しでも良きですが、
肉体的な繋がりも見たかったなぁぁぁぁぁぁ(←大本音)

最後に嘆いてしまいましたがトータル的にはとても満足ですヾ(*´∀`*)ノ

11

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