電子限定かきおろし付
タイトルは何かの比喩だろうと思っていたのですが、本当に文字通りの意味だったのが良い意味で驚きでした。表紙の受けっぽい子はふわふわした天然系のキャラなんだろうなというイメージもあながち間違いではありませんでしたが、真顔でいることが多く想像する声もなんとなく低そうなアンニュイな印象で、こちらも良い意味でイメージを裏切られました。ファンタジー要素を含んでいるけれど、メイン2人の終始落ち着いた態度、平穏な性格のおかげか、距離の縮め方ややりとりにはリアリティを感じてこの雰囲気好きだなぁと思いました。2巻以降の進展に期待です。
初読み作家様。こちらがデビュー作ですね。
今月ドラマCDが発売されますが、主演が好きな声優さんで、試し読みしたら原作も好きな雰囲気だったので読んでみました。
(3巻まで出ていますが、1巻だけで読める内容です)
ベニーは天界を追放された元天使。
公園でぼんやりしてるところを、靴職人のターナーに声をかけられる。ベニーは靴を作ってもらう間、ターナーの家に居候することになり…というお話。
絵柄がすっきりとして、優しい雰囲気で綺麗です。ストーリーによくマッチしてます。舞台のイギリスの街並みも素敵。ベニーやターナーのお顔も、品のある美形で好きです。
1話は二人の出会い。全く甘い雰囲気はないので、今後の展開にワクワクします。
そんなに大きな事件とかは起きなくて、二人が一緒の時間を過ごしていく様子が、淡々と描かれます。
その中でベニーの気持ちが変化していったり、ターナーの秘めた想いが出てきたり、少しずつBLっぽい展開に。
普段クールなベニーが、時々照れて赤面するのが可愛らしいです。
ちょっと気になったのが、ターナーがよく知らないベニーをノンケと決めつけたこと。ここがちょっぴり違和感でした。過去のことで臆病になってたから、そう思い込んじゃったのかな?
二人の初めての夜。
基本クールで淡々としているベニーが見せるデレがキュートです。自分でもよくわからないけど、ターナーへの想いが溢れちゃって可愛い♡
それに煽られるターナーの雄みも良きでした。
あとターナーが脱ぐと実はマッチョなのがギャップ萌えでした。
濡れ場は一回ですが、丁寧に綺麗に描かれていて素敵でした。
書き下ろしまで読んでしっかり1巻完結ですね。
最後はほっこり幸せなラストで良かったです。
後書きに書かれている通り「静かできれいで、優しいストーリー」でした。
2巻からはまた新たな展開が始まるみたいですね。そちらも読んでみたいです。
シーモア ライトセーバー修正で真っ白(でも個人的にはエロを楽しむ感じの作品ではないので、残念感は少なかったです)
イギリスが舞台で、靴職員の青年が、元天使で記憶喪失、はだしの青年を拾うところから話が始まります。
設定をこう説明すると嘘くさいし現実味がないように思えますが(自分はそう)、嘘くさくないし人間味があって不思議な現実味がありました。
元天使で記憶喪失のベニーの言動が、不思議過ぎず、おかしすぎず、純粋できれいです。
靴職人のターナーは普通の人間なのですが、親切からベニーの世話を始めます。
2人の間に、慈愛から友愛、恋愛、と多くの愛情が育っていく過程が心に沁みます。
お話もキャラクターもエピソードもすべてが過不足なくかつ崇高で美しい、すばらしいバランスの美しさだと思います。
オールカラーで読んでみたい作品でもあります。
堕天使の話、何気に今年たくさん読んでるな。
天使が地球上に現れる話で真っ先に思い浮かべるのが、高河ゆん先生のアーシアン。
地球人存続派と消去派の2人1組で地球人の調査するほんのりBLテイストのストーリー。
あれは天使と言いつつ異星人なのだけども。
天使の話割と好きなのかもしれない、私。
さてさて、ドラマCD化が発表されて推し声優さんが主演だし積んでたコチラをようやく読みました。
とっても良かったです。世話焼きで放って置けないターナーと105歳(天使だから)だけど天然ポヤポヤ系男子なベンジャミン。
この2人の同居生活は、ねこちゃんと暮らしてるみたいな感じ。やっぱベンジャミンが人間じゃないからなのかな?
他人と暮らしてるけど邪魔にならないような。
裸足で公園にいてた靴を知らない自称天使にピッタリの靴を作ってあげ完成したら旅に出るって。
自称天使ってなかなかのヤベェ奴を自宅に連れ帰って同居、いい奴すぎるだろ、ターナー。
ベンジャミンの着てる服の背中が不思議な構造で羽が出せる穴が空いてるの。それがえっちぃ感じして良かったです。
特別ドラマティックな展開があったりしないんだけどスルスル〜っと流れていって引っ掛かりやツッコミどころなく読めました。
絵も好み。2巻も続けて読んでみます。
シーモアで購入
白抜きと発光?白のトーンで白抜きの周りをふわっとした感じの修正
本屋でなんとなく手に取った自分を、とにかく盛大に褒め讃えたい!
表紙を見て「なにこれ絵画みたい」と思い、あらすじや帯を読んで買うつもりもなかったのに、目当てのBL本と一緒にいつの間にかレジに通してました。
帰ってきて早速読み、ストーリーの良さと一コマ一コマの絵の綺麗さと受けと攻めのキャラの良さに目が潰れ、良い作品に出会って時特有の『記憶を全部消してもう一度読みたい』と思いました。
そんなことは出来ないので、もう一度、今度はじっくり丁寧に細かい所まで見て、あとがきまできっちり読みました。
それくらい良い作品です。
多分私は今後腐女子仲間に何かBL本をおすすめする時、真っ先にこれをおすすめすると思います。