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表題作最低な男の腕の中

香山空
大学のリハビリテーション専攻四年?
有斗
大学の国際専攻三年?

その他の収録作品

  • その後のお話し(描き下ろし)

あらすじ

どうしようもない隣人と恋に臆病な青年のカラダから始まるピュアラブ♡

ゲイの俺なんかに恋はできない――すべてを諦め、一人暮らしをする大学生の有斗(ゆうと)。ある夜、隣人で遊び人の大学の先輩・空(そら)に強引に飲みに誘われ、勢いでゲイだと告白。嫌われるかと思いきや、空は「有斗はかわいいし抱きたい」と熱く迫ってきた!! 有斗は驚きつつも、優しく触れる手を拒めず抱かれてしまう。この人の目的はSEXで、俺を好きなんじゃない――夜毎体を重ね蕩かされても、有斗は必死に恋心を否定して!?

作品情報

作品名
最低な男の腕の中
著者
北野仁 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608827
4

(188)

(81)

萌々

(67)

(21)

中立

(5)

趣味じゃない

(14)

レビュー数
21
得点
741
評価数
188
平均
4 / 5
神率
43.1%

レビュー投稿数21

No Title

隣人で大学の先輩の空にひょんなことから手を出される有斗。空はたしかにクズだけど色々あったんだよね…。抱かれるたびどんどん好きになってしまうけれど彼にとっては恋の対象ではないと悩む有斗。 切なくて好きなお話でした。傷ついて実家に帰った時にお母さんが、自分もクズにつかまって息子もなんてと明るく励ましてくれるシーン良かった。 それと空が有斗に言った 「朝日が気持ちいいこと、朝飯がうまいってこと…」のセリフは胸にきたわ…。そして北野先生絵が超お美しい…身体のライン、表情、素敵だった。

0

最低どころか

タイトルにある”最低”どころか最っ高!の男気・心意気を見せる攻め × 不憫受けの、最高のラブストーリーでした。

同じ大学に通う隣人攻めをひょんなことから自分の家に上げて一緒に飲むことになった受け。女の子を読んで遊ぼうぜと言われ、帰って欲しくて自分がゲイだとバラすのですが、「じゃあ女の子呼ばないで俺たちで楽しもうぜ」と、体の関係を持ってしまいー
(※最後までは致してないです←ここ、個人的にnot最低notクズポイント)

というストーリー。

体の関係から始まり、クズ男に見えた攻めだけど、受けのことを真剣に考え行動に移せるところがカッコよくて萌えた…◎

あと受けのお母さんが陰でとてもいい仕事しててグッときます。子を思う親の気持ち。そしてそれに誠実に応える攻めに、ちょっとうるっとしました。

絵柄は少し好みの分かれるところかもしれませんが、是非そこで引かずに読んでいただきたい作品です。


1

本当の愛を知って一歩前に踏み出せた2人

実は、タイトルからして微妙だったのですが
気になりながらも、手が出せないでいました。この作家様のお話はけっこう好きだったので…

結果的にとても良かったです。最低な男は思ったより、最低でもクズでもなかった。
実は誠実でとても一途なのではないでしょうか、野球を小学生から高校生まで続けててめっちゃ真面目だと思う
雰囲気的に夕斗が思っていたように、投げやり無気力に見えるんだけど、今までやって来たことが、一瞬のことで全部ぱぁになったことの苦しさを思うとそういう風になるのかな、と思うのです。
夕斗もまた心に傷を持っていて、でも母や姉に理解があって応援してくれているのが救いですね。

空は夕斗に出会ってその優しさや、可愛らしさを知って、夕斗もまた空の優しさを知って
やっと一歩踏み出せたみたいな
これから2人の物語は始まって行くのかなと思いました。
とても温かくて優しいお話

0

今まではきっと別人だったのね

 萌2に近い萌評価です。タイトル通り、部屋に男女が入り浸っていてクラブ通いもしている攻めの空は遊び人の匂いが濃く。けれど、有斗への接し方は最初からさほど酷いわけではなく、なんとなく寂しさを抱えている人なんだなぁというのが伝わります。一緒にご飯を食べて、セックスして。部屋が隣で訪問しやすいのでつい堕落した同棲生活みたいになってしまうけれど、空の好意は割と分かりやすい。有斗に距離をとられた時、有斗の実家まで来て親に本気さをアピールするほどの男気があるのはギャップ萌えでした。気持ちが通じ合ってからのセックス以外の交流がもっと見たかったですね。

1

誰の気持ちにも寄り添える良作

高校生のときにゲイであることをからかわれたことがきっかけで、ちゃらい人全般が苦手な有斗は、ある時同じアパートの隣人・空と知り合いになる。
同じ大学の先輩である彼は、有斗の目から見れば何もかもが適当でクズ男だが、有斗がゲイだと知っても馬鹿にせず交流を断とうとしない。
流されるように二人はセックスに溺れ、空は有斗の作る本格家庭料理に胃袋を掴まれ、いつしか一緒にいることが楽しいと思えるようになっていく。
というお話です。


読んで良かったです。
登場するキャラの誰も、性格やバックボーンが読み取れるような丁寧な作り方。
有斗にも空にも、有斗が当初苦手としていた空の友人にも、お母さんお姉さん誰にでも寄り添って読める作品でした。
1冊なのに、エピソード6話しかないのに、こんなに詰め込まれてて(それも詰め込まれてるとは一切感じない)すごいです。
二人の未来について、6話最後や巻末書き下ろしで少し窺えますが、きっといつまでも穏やかに仲良く生きて行くんだろうなと思えて幸せな気持ちになりました。

絵柄もとても可愛いです。
Hシーンで、有斗の身体が男性の身体と思えないしなり具合だったりしますが、もうそんな些末なことはどうでもいいです。
二人の笑顔がすべてです。

1

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