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表題作王室護衛官に欠かせない接待

イーライ・ラファエル・バンビレッド,ラトミア公国使節団一員で伯爵
トリスタン・グラナート,25歳,スペンサー王国の王室護衛官

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  • あとがき

あらすじ

剣は苦手だし、戦争中は後方支援部隊にいて、何の功績も上げてない。なのに栄誉ある王室護衛官に抜擢され、貴族の末席に加わってしまった――。不安に揺れるトリスタンはある日、同盟国からの使節の接待係を命じられることに!! 国賓として訪れたのは、戦線の英雄にして、大公の懐刀と名高い伯爵イーライ。身分も華やかさも併せ持つ不遜な男に、反発と劣等感を刺激される日々が始まって!?

作品情報

作品名
王室護衛官に欠かせない接待
著者
水壬楓子 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
王室護衛官を拝命しました
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010439
4.1

(27)

(10)

萌々

(11)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
110
評価数
27
平均
4.1 / 5
神率
37%

レビュー投稿数8

イーライがついてれば間違いない

トリスタン!王室護衛官に任命されたのにいつまでも自信がなくて、独立戦争で最前線で命をかけて戦ったわけではないからと引け目に感じ続けて。
しかもそんな過去があったなんてーーー!

とにかくトリスタンが辛そうで、メンバーに相応しくないと思い込んでて。

陰謀と策略は読み応えがありましたねえ。
いったい何のために来たのか?グルグルして。

そしてイーライ!いい男ですねえ。
王室護衛官のメンバーも鉄の絆ですね!しかも美男揃いで。

百戦錬磨のイーライをただの恋する男にしちゃって。イーライ、やってくれたね!

泣けて泣けて、でもトリスタンがやっと自分で手に入れた立場と恋人を得て幸せになれて良かったです。

イラストがみずかねりょうさんで、特に表紙の美しいこと!ただ他のイラストはあっさり目じゃないですか?

2

ますます面白かったです╰(*´︶`*)╯

前作「王室護衛官を拝命しました」がとても好みなお話だったので、続編もウキウキで読ませて頂きました。

前作の承認式から2ヶ月後。
スペンサー王国に隣国ラトミア公国より親善と称して使節団一行が訪れる。

受け様は、もちろん王国護衛官のトリスタン。
独立戦争時では後方支援で軍を支えてきたのだけど、とりたてた功績をあげたわけでもなく。
王国護衛隊の一員にあるのが分不相応だと思っている真面目で不器用な人。

攻め様は、ラトミア公国の使節の1人、イーライ。
華やかで大人の魅力のあるデキる男。


今回も、陰謀やら秘密裏に画策されていた事柄やらがいっぱいで、BLとしてだけでなく騎士団ものファンタジーとしてもめっちゃ面白かったです(≧▽≦)

読むのに夢中で、陰謀や首謀者やらを考える余裕もなかったです(^_^;)
だって、どうなるのか気になって仕方なかったんですもの。
怒涛の勢いでラストまで読み進め、なるほどなぁ、でした。

もちろん、2人のBL模様も楽しかったです。
私は攻め様の焦燥や葛藤といった姿を見るのが大好物なので、不器用で一生懸命なトリスタンに対するイーライの想いに萌えが募りました(人*´∀`)。*゚+
特に、トリスタンに誘われた時のイーライの対応がめっちゃ萌え。
ほくそ笑んでおりました。

なにげに前作のディオン&ファンレイの姿も見れて嬉しかったです。


イラストはみずかねりょう先生。
前作と違うのも2度美味しい感じです。
中世の騎士様の衣装が繊細で美しい。
眼福でこざいます(♡ω♡ ) ~♪

3

中世ヨーロッパ風

水壬先生のお話、やっぱり面白い。そしてエロい(笑)赤いマントのスカーレット=王室護衛官の設定が面白かったし、中世ヨーロッパ風の架空の小国のお話だけど魔法設定はないのでファンタジーとは言わないのかな?

しかしみずかね先生の挿絵なので夢のように美しいビジュアルの護衛官ばかりで眼福です。髭面の荒々しいタイプとかいません。王室の側付きなら身だしなみも大事ですしね。イラストや巻頭カラーに攻め受けカップル以外の護衛官も多く描かれていたのでまた別カップルのスピンオフがありそう。アラサーの大人グループのフェイスかブルーノのお話が読みたい。2ショットの絵があったからまさか2人はカップルなのか。

受けのトリスタンの過去は萌えました。悪い上官に体を差し出し弄ばれていて再会してまた犯されそうになる。最近のBL小説はこういうゲスい設定が少ないので、さすが水壬先生といった所です。もちろん攻めのイーライがヒーローのように助け出すのはお約束。

ストーリーもラストであっと驚く展開があり、楽しめた良作でした。

4

王室護衛官シリーズ第2弾

王室護衛官シリーズ第2弾、今回は隣国の伯爵イーライと王室護衛官トリスタンのお話。
騎士としてより事務方として王室護衛官に取り立てられたトリスタンは自己評価が低いけど、いつも一生懸命なのが好ましい。そんなトリスタンとイーライの出会いは最悪、その後も事ある毎にトリスタンのコンプレックスを刺激されそんなトリスタンに対して百戦錬磨なイーライは劣等感を刺激され翻弄され、最初は気の毒だった。恋愛に臆病な理由も後に解りますが、これも彼の劣等感ゆえ。彼なりの精一杯だけど、やるせなかった。イーライも正論で追い詰めるけど、彼を守りたかったんじゃないかな。
国同士の駆け引きも緊迫感を増してきて、そんな中でイーライへの気持ちに気づいて自ら蓋をしようとするトリスタンに涙。2人の初めての契りは切なかった。
話は佳境へ、展開にびっくりだけどトリスタンの決断に拍手。王室護衛官の絆にも感動。
最後まで本音の見えなかったイーライだけど、想像以上の溺愛にニヤニヤしてしまった。山あり谷ありな2人のお話、すごく面白かったです✧*。

4

違和感?

電子書籍で購入。
前知識なしに、作家買いで手に取りました。
当然、続編と知らずに読み始めました。

途中で、どうも話がすんなりと入ってこないなぁと思い、改めて情報を確認すると続編である事が判明。
前作は読んでいたはずだったのですが、キレイさっぱり忘れていて思い出せず。
この後、読み返してみたいと思います。

本作ですが、なんだか凄く読みにくかったです。
なんでかな。
物語がすっと、流れないのです。
細切れの情報を寄せ集めてる感があって(それが伏線ってことになるのでしょうが)、うまく脳内処理出来ませんでした。
前作を読んでから読み進めたら違ったのかな。

それぞれの登場人物の心情も、読み解けなかったです。
登場人物が多すぎて。

なんとなく、不完全燃焼ですっきりせずに終了。
いや、物語的にはキチンと終結してます。
ただ、あらあら、それでいいの?感が半端なかったです。
多分、攻めにとってはすごい決断だと思うのです。
そこまでの決断をするほど、攻めと受けが深い関係性を築いていたようにも見えなかったので違和感がありました。
当然、読者の私たちと同じように受けも疑問に思って、作中で攻めに問いかけています。それに対する攻めの回答をもってしても、やはり違和感は拭えず。

ということで、「萌」評価とさせて頂きました。

1

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