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表題作箱庭ノ雛 二重螺旋14

篠宮雅紀
24歳,カリスマモデル・MASAKI,尚人の兄
篠宮尚人
18歳,高校3年生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

高校三年生に進級し、ついに迫ってきた大学受験や進路問題──。悩みながらも、英語を生かしたいと考え始めた尚人(なおと)。そんな尚人の聡明さに惹かれるデザイナーのクリスは、雅紀(まさき)に警戒されて近づけない。なぜ磨けば光る原石を、仕舞い込んで隠すのか。大切に育てた雛も、いずれは巣立つ時が来るのに──。不審に思うクリスは、初めて雅紀に興味の目を向け、仕事としてモデルの依頼をすることに…!?

作品情報

作品名
箱庭ノ雛 二重螺旋14
著者
吉原理恵子 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
二重螺旋
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010460
4.1

(33)

(15)

萌々

(11)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
133
評価数
33
平均
4.1 / 5
神率
45.5%

レビュー投稿数5

まさに台風の目

ひとことで言って、14巻でようやくここまで来たかと感慨深く思いました。

ハッキリ言ってこの巻は雅紀と尚人がステップアップをする序章に過ぎません。なので大きな出来事は起こっていません。

経験値も高く力もあり雅紀より格上の男である加々美や高倉、伊崎やクリスといった面々の中心に台風の目のように存在するのが直人なんです。

極上で特別な存在である兄(雅紀)の弟(尚人)がやはり特別な存在だった事がその格上の男達に知られて、兄が方向転換を否応無く迫られるお話でした。

吉原理恵子先生の特徴的な改行と削ぎ落とされた文章がいつも通りテンポが良くて、それぞれ尚人を巡る大人の男達の思惑をとても興味深く読むことが出来ました。

尚人の目覚めたばかりの自立心とそれに相応しい自分であるように上を目指す雅紀のこれからがとても楽しみです。

私はアズラエルの駄犬ことタカアキと、尚人(実弟)を蛇蝎の如く嫌う沙也加が精神的にヤラれるシーンが大好物なのですが、今回はタカアキのパートがちょこっとあるだけだったのが残念でした。www

それこそ吉原理恵子先生の作品は「間の楔」を夢中になって読んでいた世代なので、作者さまの健康もですが自分の健康状態も心配なお年頃になって来ました。

どうか元気なうちにこの作品の結末を読みたいと切に切に願っています。泣

15

大きな進展はなかった

未だ、プロローグといった感じの巻で大きな進展はなかった
・・少しがっかりしたけど、眼福ものの挿絵で心が満たされる。

夫々の視点からみた現状の仔細があって、状況堅めといった感じです。
特に「甘やかな夜」の裕太視点。マサキにシカトされながら、俯瞰的に兄姉を見つめて、陰ながら尚人を心配する裕太が偉い。

尚人が高校三年になり、あの三人組と同じクラスに編入される。
ユアンの記事で、楽しかったことは「ナオとのおしゃべり」・・と、謎のナオ。

箱庭=マサキが掌に収めて隠そうとしても、尚人の才能の光が漏れ出て、周囲が放っておかなくなってきた。
クリスはまだ尚人を諦めていない。
マサキが「将(ナオ)を射る為の馬」になりつつある。
尚人の変化に伴い、マサキもステップアップする決意をした。
・・などなど、無自覚人たらしの尚人をマサキの庇護から取り出そうと、周囲に変化が起きている。
前巻を読んでいないと、この巻の内容は意味不明になってます。

吉原先生独特の文体と言うか、短文改行の連発。
タイトルに飾り文字を付けて、文字数稼いでいたり。
先生、おつかれなのかな?と感じた巻でした。
次巻に大きく期待。マサキが悲しむ展開にならなきゃいいけど。

7

黒船クリスと世間知らずのチワワ

14巻。とうとう、ナオ、高校3年生になりました!おめでとう!進路を考え始めたのと、大人たちのあれやこれやが蠢く巻でした。クリスとグリズリー、加々美さんが出てきて嬉しかったので萌2にしました。世間知らずのチワワというのは、伊崎さんのナオ評(爆笑)。

3年の新クラスで番犬トリオと同じクラスになったナオ。さあ大学のことを考えなきゃなのに、黒船クリスは、ナオの守護者まーちゃんに目をつけてきたり、グリズリーは自分の写真展に呼んでみたりと、あれこれちょっかい出してきて…と続きます。

この巻でご活躍なさっているのは
クリス、加々美さん♡、伊崎さんぐらいかな。カラー口絵1枚目にでーんといますがユアンは今回ほぼお休み。クリス、あれやこれやがんばります…

++この巻で好きだったところ

無自覚に、巣立ちの準備をしているかのようなナオ。それを引き留めるのではなく、ちゃんと見守ろうとしていることを言うまーちゃん。新しい世界が少しずつ見えてきたように感じられたのが、一番嬉しかったです!

ナオはクリスや高倉さんの手によってモデルになるのもいいと思うんですよね。身長ちと足りないけど、まーちゃんと二人並んで写真におさまるなんて、眼福すぎて瞳が焼けてしまうのでは。

ナオの第一希望らしい通訳も、勿論人たらしナオには天職では…という気もするし。

好きな大学に行って、思う存分学んで、あわよくばアメリカ留学&まーちゃん付いていってアメリカのランウェイデビューとか!!

妄想が滾ってしょうがない二人の将来なのです。また半年ぐらいしたら次のお話読めると嬉しいなあ。クリスが次にどう出るか楽しみでしょうがないです!

6

今巻も甘々。

『二重螺旋』の14巻目。
1冊目である『二重螺旋』が刊行されたのが2001年。20年も前から続いてるってすごいなあ、としみじみ思ったり。

さて。
14巻目に入り、話は前巻の続きから。
高校3年生になり、本格的に進路を考え始めた尚人。かつてのダークな家庭環境からは考えられないほど幸せな毎日を送っていることに感謝しつつ、尚人は愛してやまない兄・雅紀がモデルを始めた年に自分がなったことに思いが至る。

自分の夢を捨て、家族のためにモデルを始めた雅紀を想い、それと比例するかのように自分の「これから」を考え始めた尚人だったが―。

尚人という少年はですね。
魔性ですね。
誰をも虜にしてしまう。
そして、そのことに自覚がない。
たちが悪い、ともいえる気がします。

彼の天津欄間さと魅力に取りつかれたデザイナーのクリスが前作から引き続き登場し、雅紀と尚人の二人の間に割って入ろうとするけれど…。

というのが今巻で描かれているストーリー。
『二重螺旋』はいつもサブタイトルが秀逸だと思っていますが今作品も素晴らしい。

雅紀が尚人のためだけに作った箱庭。
その中で飼われている雛は、いずれ大人になっていくー。

ここ最近の『二重螺旋』は尚人絶賛のストーリーになっていましてですね、彼がどんな白鳥になるのか気になります。英語がペラペラで、カリスマモデルの雅紀と並んでも遜色のない美貌を持つ青年。クリスと共に海外に巣立っていくのか、あるいは加賀美たちの事務所に入るのか、それとも。

英語と言えば、ですけれども。
尚人は英検1級に合格した、という経歴を持っていますが今の時代、おそらく「英検」ではない気がします…。TOEICとかさ、ほかにもあると思うんですけれど、ここが「英検」なのが吉原作品らしいなあという感じ。まあこれは独り言ですね、はい。

前巻のレビューでも書いたのですが、ここ最近の『二重螺旋』はめちゃめちゃ甘いです。
これが吉原作品か?と思う甘さです。いや、甘い話は好きですけれども、今シリーズに限っていうとちょっとコレジャナイ感が否めない。

尚人が雅紀に溺愛され、周囲の人たちからも愛されていることはよく分かります。
が、そろそろぼちぼち、波乱がきてほしい…!吉原作品のヒリヒリする痛さと、その痛みと紙一重で満ちてくる深い愛情の物語が、そろそろ読みたい。そんな気分です。

8

久々に尚人の番犬トリオが登場して満足

タイトルにあるように、久々に尚人と番犬トリオとのエピソードが出てきます
ほぼ1年に1冊での発行ペースなので、つい物語の進展を求めてしまうのですが、急展開こそはなかったのですが、徐々に雅紀中心だった尚人の世界が英語の語学力によって違う世界が拓けてきていることへの、雅紀の焦燥感が伝わる巻でした
沙也加の件も回収されてないですし最近、何巻くらいまで続くのか?と思ってます
贅沢ですが1年に2冊くらい発行されると嬉しいのですが…

3

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