電子限定おまけ付き
『飴色パラドックス(5)』の続編です。
週刊誌カメラ担当 蕪木 元治と同期の週刊誌記者 尾上 聡のお話。
蕪木くんの高校時代の友人 三条くんが登場した前作。
ヴァレリオグループ企業の新規事業に蕪木くんをヘッドハンティングするも断られ、諦められない三条くんは尾上くんをも巻き込みました。
過去を思い出したくない蕪木くんでしたが、尾上くんの後押しで三条くんと向き合います。
――お前といるだけでいろんな物が違って見えてくる
三条くんに反発する勢力の情報漏洩問題から尾上くんの可愛い嫉妬までいろいろありましたが、より強い絆と信頼で結ばれた蕪木くんと尾上くん。
今作は、その続きになります。
保留になっていた同居の話…そろそろ本格的に考えたい。
しかし、ただでさえ忙しい12月に社内ではインフルエンザが流行中。
病欠による各部門の人手不足からみんなが変則的に動くことに。
様々な案件に駆り出される蕪木くんと社内で紙面作りをする尾上くんはすれ違う日々を過ごしていました。
ようやく蕪木くんと会えた尾上くんですが、忙し過ぎて食事も睡眠も取っていない蕪木くんを心配します。
ところが、「こんな時は1人の方が楽だよ」と言われてしまい…。
待ちに待った待望の6巻は、期待通りの面白さと可愛さでした‼
前半は、4巻の描き下ろしで提案した「同居」の話が現実味を帯びていきます。
…が、最初は順調そうだったのにどんどん雲行きが怪しくなっていくのでハラハラしました。
落ち込み過ぎて別れ話もよぎる尾上くんに胸が締め付けられましたが、やっぱり心配無用でしたね(笑)
後半は、同居する物件を決めて引越しの準備を始めた2人。
ワクワクと楽しい日々も束の間…蕪木くんが「お試し期間」を設けたいと言い出します。
「同居のこと軽く考えすぎていたかな……と」
果たして、その言葉の意味とは?
「同居」をテーマに2人の性格や考え方がよくわかるストーリー展開になっている6巻。
対応や伝え方を間違えれば仲違いしてしまうも繊細な問題もどちらかが必ず解決しちゃうんです!
本当に相性ピッタリの2人なので読んでいて幸せな気持ちになりました。
とくに、後半の尾上くんが蕪木くんを実家に連れて行くエピソードは必見です。
ここからは、ネタバレなしでご覧ください。
尾上くんがこんなにいい子に育った理由がわかりますよ。
おすすめは、「良かった!」と言った尾上くんとお母様の笑顔がソックリなところです。
あぁ、顔も性格も親子だなとほっこりしちゃいました(笑)
このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、レギュラー陣が勢ぞろいしていました。
尾上くんの親友 雅やん、キャバクラオーナー カオリさん、蕪木くんの妹 ノリちゃん、編集長、木内さん…スミさんはインフルエンザでお休みでした(笑)
個人的なイチオシは、このシリーズに欠かせない存在になった笠井くん!
まだまだ尾上くんに未練があるのに、すっかり尾上くんの恋愛相談相手になってしまいました。
いつの日か、笠井くんも素敵な人に出会えますように…。
Hシーンは…ありません(泣)
でも、不思議と物足りなくないんです。
きっと、セックスをする以上に2人が強く結ばれていると感じられるかな。
描き下ろし『膝枕の件その後』
drop.19とdrop.20の間にある1P漫画『翌朝』の続きです。
一生連載が続いて欲しいほど大好きなシリーズ♡
7巻からは、とうとう同居生活がスタートするのでとても楽しみです。
2人にはケンカとイチャイチャを繰り返しながら愛を育んで欲しいな♡
夏目イサク先生のあとがきもお見逃しなく!
ケンカップルがお好きな方はもちろん、ぜひ多くの方に読んでいただきたいシリーズです。
6巻は、同居に向けて動き出す2人のお話でしたが、いつものように喧嘩になってました。
あれだけ性格も考え方も違う2人が同居するんですから、衝突する事もあるんですが、蕪木は説明不足で誤解されそうなことを言い、尾上は早とちりして暴走するみたいなパターンでしたね。
蕪木は愛情表現を外にあまり出さないから分かりにくいですが、尾上の事を溺愛しているから心配しなくて大丈夫なんですが、ストレートに何でも外に出すタイプの尾上は分からないんですよね。
痴話げんかに巻き込まれる笠井が可哀想で笑ってしまいました。
尾上の家に行った時の話も、蕪木の事ばかりで家族に紹介することについてはあまり考えてなかった尾上と、色々察してヤキモキしていた尾上母の認識の違いが面白かったです。
結局不意打ちで恋人として紹介された蕪木が、色々考えてたのにあっさり受け入れて貰えて驚き、尾上は受け入れてもらえないとは考えてもいない反応で、この認識の差にも笑いました。尾上親子はそっくりだな、と。
もう盛大な惚気をずっと聞かされているような気持ちになりました。
個人的に一番好きだったシーンは、カオリさんのお店で蕪木が寝ぼけて素が出ちゃった所ですね。いっつもあんなイチャイチャしながら起こしてるの?壁になって毎日見たい!と思いました。
読後
「尾上と蕪木は早く同棲してくれ…」
と思いました。
7巻もと〜〜っても面白かった。
実はめっちゃ同棲したい蕪木good。
うざいけどそれよりも楽しいことがあるからみたいな
セリフとっても素敵だと思いました。本当に素敵。
そして、ふたりのイチャラブをもっともっとみたいです。
攻めも受けもいい大人して(?)恥ずかしがる
ところがとても推せます。
正真正銘ケンカップルで、めっちゃ
ケンカするけど、双方の愛が確かなんですよね!!
もう今から7巻が楽しみでしょうがないです!
作家買いです。連載10年。前巻から2年経っての待望の新刊。なのに全然衰えない、この面白さ。飴パラ大好きです。
そんな最新巻、実は飴パラ史上一番何も起きなくて、結果一番甘いのでは?と思ってしまいました(笑)
今回は同居する?しない?問題。
したいけど、忙しくて出来ない→蕪木働き過ぎ→尾上心配→言い合いによるすれ違い→…と、いつものような展開なのですが、蕪木が割と大人な対応で無事解決!一気に同居モードへ〜からの、引っ越し決定→尾上の電化製品処分→ちょっと待った!を急に言い出す蕪木→同居失敗するかもしれない→蕪木不安説?…となり、尾上くんの十八番。良かれと思って暴走スタート!急に自分の実家に連れて行く作戦に!
いやー、良かった。尾上実家編。尾上くんを育んだ家庭は、まさに『尾上ん家』だった。今回も暴走した尾上くんのスーパープレイで見事蕪木の不安も解消。次巻はいよいよ、同棲編スタート!だそうで、今から楽しみです。
ちなみに今回、なんと!セックスシーンありません!!(笑)身体の繋がりはないけど、心の繋がりは充分!!ただただ蕪木の尾上大好き感情に溢れた、あまーい一冊になっておりますので、是非♡
ずっと待ってました。飴パラ大好き。
カブが密かに尾上にベタ惚れなのと、尾上の真っ直ぐな性格がいい。正反対な2人だからこそ(特にカブは尾上の性格に助けられるところが多いから)ぴったりとハマるんだよね。
ケンカも多いけど、相手を認めているところがこの2人の魅力だな。
ナヨナヨとした受けが苦手なので尾上みたいな普通の男がBLしてるところもいい。
今回は同居についてのバタバタだったけど、カブが尾上大好きなのが丸わかりな6巻だった。
同居を進めたいのも悩むのも、みんな尾上が好きだから。
今回も笠井がいい仕事をしてくれていて、最初はなんて嫌なやつと思ってたのに大好きキャラになりました。2人が仲直りする影に笠井あり!ですね。
同居後の2人がどうなるのか。今から7巻が楽しみ。今度は2年空けずに出してほしい。
あ、出版業界の年末騒動とか知ることができて楽しかった。