電子限定おまけ付き
1年前に読破。
リオナさん著作は計11作読んでますが、本作は特にめちゃくちゃ良かった!
受けは婚活パーティーで奇跡的に最高の攻めに出会うんですが、たった1点だけ気に入らないとこがあると。
「一体なに?!」と思ったらそういうことか~!
これはぜひネタバレなしで読んでいただきたいです。
「恋愛相手と結婚相手に求める理想は違う」ほんそれなんですよねぇ…。
「令和のスパダリx平成のスパダリ」とあるだけあって顔面偏差値も高い!
特に攻めの性格が意外で、サイコーでした。
話の枠組みもしっかりしていて、二人が距離を縮めていく描写もすごく自然で、かつドキドキしましたし、ほっこり良い話で読んでて幸せになれました。
同性専用婚活相談所って、ググったら現在でもちゃんと実在するようですね、素晴らしいです。
そんな時代になったんだなぁ~…感慨深い。
ソックスガーターは知ってましたが、シャツガーターは初めて知りました、すんばらしいですね、
相変わらず勉強なるわぁBLって(しみじみ
てゆーか弁護士さんが「その恋、成立なるか」の薫さんー!
カメオ出演嬉しい!そちらの作品も私的神作なんでぜひ!
リオナ先生作品初読みです。
テンポ良く絵も見やすく楽しくていいですね。
理想じゃないけど…ってめちゃくちゃハッピーですやん!!と思いっきりツッコミたくなりましたw
ま、理想としたのが経済的な面で、そっち重視ではなくなったけどということでしたが、結果的に顔良し性格良し働き者相性良しお互いの家族良し、何より愛情がいちばんというこれ以上ない理想ではないですか。
読んでいて楽しかったのでいいんですが。
婚活パーティーで新の顔が好みのタイプでその日のうちに体の相性も試して抜群で光成は浮かれるわけですが、新にどんな裏があるのかと思ったら、農家の息子ってスーツだけでなく作業着も似合うってめちゃくちゃええやん!!となりました。
光成が描く理想とは違うのでタイトルのようなお話になりましたが、その理想ってつまりは条件であって、真の理想は新と光成のようなお互いを尊重しながらいちばん大事という描かれた通りなので、そう!それ!!と心の中でうるさくしながら読んで自分でもおもしろかったです。
タイトルとは逆説的に真の「理想」が描かれていてやられた〜と楽しい読書体験でした。
婚活パーティーでの光成の心の声の2度目の「好き‼︎」がツボで笑ってしまいました。
確かに新に「ありがと ナイショでもらっとく(名刺にちゅ)」とされたら好き‼︎となるのわかります。
令和のスパダリ×平成のスパダリ←すごく好みでよかったです。
ゲイ婚活で出会った、全然条件の合わない相手との「結婚」まで。
これが思った以上に面白くてかつ胸アツで、絵柄も良くて素晴らしく良作でした。
主人公はリーマンの光成。
30を前にして、もう恋や男漁りはいらない、パートナーだ。…とゲイ婚活しかも収入メインプランに参加するが、その場で顔も最高に好みの長身イケメン・新と出会う。
だが彼は…
…と、新の本当の姿が明かされ始めるととにかく光成のあげる条件とは悉く違っていて、光成は未練がありまくりだけどお別れを決意する。
こう書くとなんかギャグ系?と思うかもだけど、結構シリアス度も高いんですよ。
新も光成が好きになって彼は彼でアプローチしてくるから、光成も揺れ動くのですよね。
元々光成は出世のためにパートナーが欲しかったわけで、いざ海外赴任の話がきた時に「恋か仕事か」の古典的命題が立ちはだかってくる!
さて、この2人の結末がどう胸アツなのかは読んでいただくとして。
光成の会社って実はヒドくね?
海外赴任は家族帯同有利。
社員のパートナーが仕事持ってたらどーすんの?開業医とかだったらどーすんの?
お相手の都合はまるっと無視してるよね〜。
何事もきちんと言葉に出して相手に伝えることができる、正直な人たちが繰り広げるやさしいお話でした。
うーん、素敵!好きなテイストのときめきが詰まっていたなあ。
30歳を前に、恋人ではなく結婚相手を見つけたい光成。
将来のための条件を挙げていたはずなのに、いざ目の前にまるで面食いな自分のための理想が服を着たような青年・新が現れた瞬間の反応がかわいいったらなかったです。
これは絶対面白いタイプの受けだと確信し、思わずにやりとしました。
顔よし、物腰よし、あらゆる意味での相性よし。
新という人は外見的にも光成の好みそのものなのだけれど、そこは理想と現実なんて言葉がぴったりなところでして。
現実的な部分での理想とは少々異なる背景を持つ新へ惹かれる気持ちはあっても、気持ちが良いほどにバッサリと切る光成のドライな一面におー!となりつつ…
それでもめげずに押していく新の一途さがまた良かったんですよねえ。
新の、やさしさとふわ〜っとした末っ子成分が絶妙に織り交ぜられた、庇護欲がわいてしまう完璧じゃないかわいらしさがずるくって!
しかもベッドでのギャップありときました。
これには光成も読み手もやられてしまいます。ああかわいい。
なんだかもう、2人の日常会話もデートも読んでいてすごく微笑ましくて楽しかったです。
胸がいっぱいになるようなときめきあふれる幸せが心地良く、光成の気持ちが少しずつ変化していく姿をわくわくしながら追いかけられました。
現実に直面した2人のやりとりにも恋愛パートが上手く効いていて、それはこの結論になるのは必然だよねと思えるもの。
この辺りはテンポを緩めてもう少しだけゆっくり読みたかったかなと思いましたが、全体的な流れと攻めと受けのキャラクター性がとっても良かった1冊でした。
正直な気持ちで相手にまっすぐ向き合う2人が好きだー…!
恋愛観と仕事描写。そして、登場人物たちがそこで生きていそうな奥行きを感じ取れる生活感と、家庭や家族の描写が満遍なく作中に散りばめられていたからこそ親しみを持って応援したくなるCPになったのではないかな。
彼らが出した答えも、その後のお話も含めて明るく前向きな気持ちになれて幸せです。
リオナ先生の既刊を遡って追いかけたくなりました。
極度の面食いダメンズウォーカーな受けの光成が、三十路を目前にして心を入れかえ、ビジネスライクに婚活をしようと決意したものの、初手で理想の面を持つ攻め・新にコロリといってしまうというお話です。
商業BLだしラブコメだから最後は丸くおさまってハピエンだろうと予想ができるものの、読んでいてかなりハラハラしました。というのも、プロの婚活女子だったら即切りするだろうなと思われる残念な行動を、新が無意識にしまくるんですよね。たとえば、毎日送りつける謎写真系オレ通信とか、目的地までかかる時間が長過ぎるドライブデートとか。そもそも、婚活自体嫌々で本気度0ですし、プロフィールは都合の悪い部分未記入で白紙に近いとか。
いったい、二人は、というか光成は、新の地雷要素をどういう風に乗り越えていくのだろうか? まさか顔がいいから許す、でもハッピーエンド! みたいなご都合主義的な結末とか?
と、危ぶんでいましたが、それらひとつひとつを二人で話しあい、また、新が正直に真意を語ることで地雷要素が逆に好感度up要素に変化するのが、素晴らしいなと。
この転換が納得がいくものだからか、二人が付き合ってイチャイチャバカップルモードになっても読んでいて冷めないばかりかむしろ萌えるのかなと思いました。
ストーリーも面白いし萌えという点でも満足感が高かったです。
なお、おまけ漫画にやけにキャラの立った弁護士さんが登場するけど何かのスピンオフなのかなと思って作者様の作品一覧を見たら、やっぱり他の作品にメインで登場するキャラだったんですね。面白そうなので、そちらも読んでみようと思います。