単行本版特典ペーパー付き
振り返ればなかなかすごい勢いで始まった1巻
タイトルが物語る「性癖ヤバめなオトコ」の世界
今この4巻を読んでふと思う
「性癖”ヤバい”オトコ」ではなくって”ヤバめ”なんですよね、高間多は・・・!
この4巻を読んで高間多の本質とかを考える事にじっくりページもエピソードも費やしてくれてるからこそ思えた事がたくさんありました
中でも佑くんが眠る高間多=今の高間多を見て「もしかしたら今のこいつが本来の高間多なのかもな」って思う24話
ここまでのエピソードを見て、改めて高間多は元から「ヤバいヤツだった」訳ではなくて、あくまでも「ヤバめ」なだけで、色んな側面を持った1人の複雑な人間なんでしょうね
思春期に性関係でショックな出来事(母親の不貞)に直面した事でバランスが一気に崩れてしまったんだろうなっていうのが分かって来たこの4巻は、この作品を理解したいって、今まで以上にグッと強く思わせてくれました
佑くんが出会った新キャラトレーナーさん
彼は3巻の夏祭りで高間多が言っていたみっちゃんかな???
気になりますね~!!
さ!5巻行きます!!
4巻(単話でいうと20話~25話)はあらすじの通り、攻めである高間多の過去開示回です。なので言ってしまうとシリアス回なのですが、受けの佑くんの切り替えが早くサッパリしているので、重すぎる感じにはならないです。
1巻でなぜあんなことをしてしまったのかの解答編であり、2巻で高間多が佑くんを好きになったときに落ち込んでいた答えの一端がわかってきます。
同棲開始したからというのもあると思いますけど、受けが攻めのことを知りたいと思うようになるの、めちゃくちゃBL的進歩を感じますよね。だって、好きの反対は無関心っていうし、今までも受けってそこまで攻めのこと興味あるわけじゃないんですよね。
けど、4巻にして漸く!!!攻めのことを理解しようと歩み寄るの。その気持ちを汲んで攻めもまた受けに過去の話をしようと決心するの、ほんとたまらんて。
★
エロシーンはありますが、ストーリー比でいうとエロ3:ストーリー7くらいで、今回は二人の距離感にフォーカスが当たっていました。こういうメリハリがあるの正直めっちゃ嬉しいんですよね。
エチシーンの内容自体はお風呂えっち、(久々の)玩具プレイと、恋人と遜色ないぐらい普通にスゴく楽しそうにえっちをしますが、濃厚エロエロというよりは力が抜けたカップルのような、気兼ねない空気感がそこにあります。本当に愛おしくなるよ。声を出してほしくてお願いする攻めと、それにヤだよって断るノンケ受けを嫌いな腐女子おらんて………これを読んでるオタクはわかってると思うけど、そうです、フラグだよ。
これは私の癖ですが、ノンケが挿入後すぐにアンアン喘ぐようになるのに違和感を感じるタイプなので、その辺りもすごく丁寧に、なんだったら焦れったいくらい大切に描写されるので、ノンケの喘ぎ声に一日の長がある方には、是非 こちらの漫画をオススメしたいです。
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(以下ネタバレを含みます)
ただ4巻のメインは攻めである高間多の過去です。
家庭環境(主に母親の裏切り)により、自慰が出来なくなり、代わりに例の性癖の目覚め。なぜ、その性癖になってしまったのかはわからないけれど、攻め自身も表に出してはいけない癖だとわかっているんですよね…。なのでずっと我慢していた。ただ受けと出会う直前に母親(ストレスの元凶)と会ったことで暴走状態になってしまって、1巻の状態に。
そう、私たち読者は1巻から攻めを見ているので、2巻から急に変貌したように見えるのですが、高間多視点だと1巻がイレギュラー状態なんですよ。この事は受けも言及しています。
すごい漫画ですよ。本当に。(これ2巻で受けを好きにならなければ、ずっと1巻の状態だったということなんですよね)
マァ、だからといって1巻の所業は許されるものではないと思いますが、攻めの猛省ぶりをわかっているため、受けは許すんですね。懐でっっっっか。それでこそ男前受け。自分の身体は攻めのせいで明らかに変わってしまったのにね。(快楽に弱いのめちゃめちゃ好) 攻めのことは恋愛的に好きにはならないけど、攻めの気持ちを理解しようとして、ヘタクソにも励まそうとするの本当に最高だよ。攻め目線で考えると残酷だけどね。でも【男友達(たまにセックスをする)】と考えるとベストな態度だと思います。変に同情で攻めのことを好きになられても違和感がありますし。
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よし、じゃあ攻めは受けのことを好きになって、普通のセックスしてるから、例の性癖はなくなったんだな……ということはなく、まだあの性癖は健在だという。《受けに1巻のようなことをしたいと思うし、したら確実に興奮する。でも、受けにそんなことは絶対にしたくない》という思いを吐露します。
受けはこの言葉を聞いて「ほんとかよ…」と言いたげな顔をします。初回読んだときは私も思いました。攻めが猛省してるのは知っているのですが、やはりまだ100%信用できないんですよね。 ただ、この言葉の本質は8巻で明されます。遅効性の毒かという感じですが、8巻を読んだあと2巻と4巻を読むと「た、高間多………ッ!!!お前ってヤツは!!!!」と胸が苦しくてくるしくて堪らなくなります。本当にとんでもない漫画に出会っちまったよ。
なんだか妙にパーソナルスペースが狭くてボディタッチが多い新しい登場人物が出てきたことで、起承転結の「転」が始まっていきます。
は~~~~~~~~~~~~、5巻読もう。
1冊が濃ゆいんだよね。
笑いとシリアスとすけべがミックスされててエピソードも濃ゆい。
攻めがどんどんヘタレになってくる。受けは男前で快楽に弱くて、鈍感でデリカシーがなくお人好し。
今回は佑くんの実家の豆腐屋が改装中な間、上京して高間多と同棲スタート。
なんだかんだで楽しそう。恋心を抱いてる高間多と前より興味出てるけどただのセフレ感覚な佑くん。
高間多切ないね。この先、高間多が報われる日はくるのか?新キャラ登場で荒れそうな予感。
シーモアで購入
カタチどった白抜き修正
ユウくんと”普通に”セックスするようになった辺りから疑問だった高間多のヤバめな性癖に関して、過去を含めてたっぷり語ってくれました!
やっぱり母親はどうしようもない感じのいけ好かない人でしたが、、、それでも何があったのか?が分かったのは読者としてはスッキリです⸜⸜٩( 'ω' )و //
ココからは高間多の一途な恋心にユウくんが応えていくのか?脇道に一回遠回りして失ってから気付くパターンなのか?どんな感じで恋が進んでいくのか?を集中して楽しんで行く方向が正解な読み方になるのでしょうか???
何やら第3の男(爽やかスポーツマンタイプのイケメンさん)も登場しましたし、、、恋に焦点があったお話しになって行くのかな???
個人的には折角なので潜在的に眠る高間多の性癖を満たすプレイを観たいな~とも思ってます♡
でも、前提として高間多の為にユウくんが折れる・受け入れるんじゃなくて、ユウくん自身も望んで、お互いがお互いの存在で気持ちよくなれる100%のプレイが観れたら最高なんだけどな~(๑>◡<๑)と秘かに願っております☆彡