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表題作憧憬のアトリエ 下巻

樋口慧
美術高校彫刻コース
鶴見雅章
美術高校油絵コース

その他の収録作品

  • 書き下ろし
  • カバー下:イラスト

あらすじ

「もっと、雅章君が欲しい。」

作品のためだった樋口(ひぐち)と鶴見(つるみ)の関係が少しづつ動いていく。
同級生か、友達か、恋人なのか。
断言すると今まで全てがなくなってしまいそうで追求できない樋口と
言わずとも通じていると思う鶴見の間ですれ違いが起きてしまう。
身体だけ、いつかは終わるはずだった情事の行く末はーー。

作品情報

作品名
憧憬のアトリエ 下巻
著者
ヒロハルヨシ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784823603013
4.1

(55)

(29)

萌々

(12)

(6)

中立

(7)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
218
評価数
55
平均
4.1 / 5
神率
52.7%

レビュー投稿数7

No Title

 合冊版を読了。

 同級生カプ。
 とにかく絵柄がセクシー。キャラデザも色っぽい。
 一コマ一コマの表情が扇情的。
 攻めのビジュアルがすごく理想の攻めで、見ていて満足した。受けも可愛い。
 濡場の描写がとにかくエロい。ポーズも硬くなく柔らかくて肉感がある。二人の間に漂う熱気が伝わってきた。
 H中の超絶感じてる時の受けのセリフが、男性向けっぽくて(あへ系とかんほぉ系ではない)可愛い。
 受けが攻めにメロメロなのも最高。
 二人とも芸術寄りだから、くっ付くまではお互い言葉が足りない。けど付き合いだしたらちゃんと口にしてて更にイチャイチャを楽しめた。

0

不器用な美術高校生達の恋の結末は…

卒業制作の資料として【女】を知るために身体を重ねる関係になった慧と雅章。

下巻は特に言葉で表現するのが苦手な慧と美術生特有の芸術を求めるが故に不器用な雅章の、気持ちは同じはずなのに相手に上手く伝わらない切なさがあります。

前半約20ページに渡るエチシーンは、圧巻の画力でさらにいやらしく描かれています。
高校生らしからぬ身体のぶつかり合い……ザー○ン舐め合いや断面図の描写、男性向け作品のような言葉での喘ぎなどかなり濃厚です。
とっても素晴らしいです。

卒業制作をそれぞれ見て回るシーンからは作品とタイトルからお互いに伝えたかった「言葉」がようやくわかり伝わった感動があり、まるで映画のワンシーンを見ているように美しく描かれています。

ほっこり可愛い描写もあります。
気持ちが伝わってからの相手を求め合うような濃厚なえっちも素晴らしくえちえちでした!

美術生特有の不器用な恋とエロス♡美しい作画で素晴らしかったです。

2

えろむずかしい・・・奥深い

教室のシーンからの背面座位エッロ・・・!油断して読んでるとスーパー背後注意ページが来ますね、最高。受ちゃんの感じてるお顔、性的すぎやしませんか?これ大丈夫?R18じゃない?(大歓喜

上巻から、あふれでる、なんだろう・・・シンプルに色気という言葉で片付けたくない。セクシー、とも違う。なんだろうなあ、熱が、すんごいんですよねえ、目が離せない・・・。

ストーリー、というか二人の心の変化はちょっと難しかったです。それぞれが、自分の心さえ捉えきれない様子はすごく伝わってきて、それをこちら側から眺めていて・・・ムズムズする、はっきりさせたい、でもこの感覚も、悪くない。

エロは相変わらず素晴らしい!

神に近いんですが、ポンコツにもわかるよう、もう少しわかりやすくしていただけると助かります・・・という気持ちを込めて萌2。とは言え大好きな作品です。

2

持て余した感情の持っていき方

身体から先行した関係を持て余し、お互いに処理をしきれずこじれてしまう。
うまく言葉にできなくて、勝手に突っ走って。
感情という、複雑で簡単には言語化できない部分を、しっかりと描き切ってくださいました。

上巻ではどうしてそうなった?!と少し疑問に思う部分がありましたが、下巻でそれはすっきりと解決させてもらえます。

肉感的で柔らかい身体も、最初は少し抵抗感がありましたが、下巻までくればそんなに気にならなくなります。
個人的に少しだけ気になったのは、攻め受けの容姿が似ていること。
髪色が2人とも暗いので、人物アップなコマだとどっちがどっちなのか判別を付けるのが難しかったです。

内容が良かっただけに、その部分だけは気が散ってしまいました。

3

情熱的で、繊細すぎる彼らの初恋

上巻から引き続きの感想です。

「女の子に触る感じで俺を触って」

創作のための実験的セックスという不純な動機から始まった
鶴見と樋口の関係でしたが、身体を重ねるうちに好奇心は
次第に恋愛感情に変わってゆき…。

やることはヤっているし、心の内ではお互いに好き好き状態なのに
どうしてこんなにくっつかないの~.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚

二人の中のぐらぐら揺らぐ感情が抽象的でわかりづらいのだけれど、
熱だけはものすごく感じられて、それだけにじれじれ感もエロスも
さらにパワーアップしておりました。

この下巻では恋を自覚し始めた二人が盛大にすれ違いだします。
変わらず体を繋げるだけの日々の中、鶴見を求める気持ちを
抑えきれなくなってきた樋口は友達とも恋人とも言えない
曖昧で宙ぶらりんな関係に耐えきれず、鶴見を避けるように。

一方、鶴見はそんな樋口の気持ちの変化に気付かず、
「一緒にいられるなら恋人じゃなくてもどんな形でもいい」と
縋るも、そっけなく突き放されてしまい…。

傷つき、泣きじゃくる鶴見に胸が痛む…( ´^`° )
それでも樋口のために絵を完成させようと懸命に絵に向かい、
拒まれながらも縋りつく姿が健気で、痛々しくて、
樋口を責め立てたい気持ちでいっぱいです。

これまでも散々臆病ヘタレっぷりを見せてきた樋口ですが、
鶴見が表情や言葉で溢れんばかりの「好き」を伝えているのに、
それを頑ななまでに受け取ろうとしません。

鶴見の好意をあくまで芸術家の探求心としてしか捉えられず、
自分ばかりが好きになって期待を裏切られたときに傷つかないよう、
いつかやってくる別れに備えて、と必死に予防線を張る樋口が
と て つ も な く 面 倒 く さ い (笑)
もはやヘタレ攻めのトップを極められるくらいの腰引け具合です。

体だけの繋がりと言いながら、そうでないことは他でもない
自分自身で鶴見から感じ取ってわかっているはずなのに。
これ以上進むのは怖いけれど、今のままでもいられないって、
とんだ臆病者の欲しがりやさんめ!

すれ違い、離れる程に互いへの想いが強まってゆく二人でしたが、
拗れに拗れた想いの伝え方もとてもロマンチックで耽美的でした。
作品に伝えたい想いを込め、作品から相手の想いを読み取るというそれは
言葉で伝えれば一瞬なのに、こんなにも遠回りをして、臆病で繊細で、
もどかしくて仕方ないけど美しい、良くも悪くも芸術家同士の恋だなぁ、と。
その繊細さゆえに一途で情熱的で、最高に尊くもありました( * ˘ཀ˘)

散々拗らせまくった分、最後はねっとり濃縮された溶け合うような
とびきり甘い情事に多幸感をたっぷり味あわせていただきました♡
ほんっと最初から最後までどエロすぎた…。


一点気になったのが上巻で匂わされていた二人の過去や
家族の伏線が回収されずに終えてしまったこと。
結局、鶴見が祖父のアトリエで一人で暮らししていることや
樋口が対人関係に臆病になってしまった原因は明かされず。
てっきり下巻で描かれると思っていただけに少し拍子抜けでした。

若干の不完全燃焼はあったものの、肉感的で迫力満点の画力、
耽美な雰囲気漂う切ない両片思い、障壁を乗り越えた後の
甘ったるいくらいの至高のハピエン、と総合的には好みの
要素が満載で、“神”評価一択でございました♪

3

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