• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作あしたのきみはここにいない

北原史誓,束縛系ベタベタ教師
三尾朝陽,すぐ泣いちゃうけど芯は強い生徒

あらすじ

高校3年の三尾朝陽は、教師・北原史誓と秘密を共有している。
鍵を掛けた社会化準備室で、放課後1時間だけキスをして気持ちいいことだけをする。
やさしく、でも踏み込ませないで交わされる秘密―――。
一方通行のせつない恋に朝陽は……!?

作品情報

作品名
あしたのきみはここにいない
イラスト
山本小鉄子 
原作
崎谷はるひ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
シリーズ
あしたのきみはここにいない
発売日
ISBN
9784344809833
3.8

(74)

(23)

萌々

(23)

(22)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
276
評価数
74
平均
3.8 / 5
神率
31.1%

レビュー投稿数22

比較

titleの意味は本文にもありますが、「生きていれば人は変わる、昨日とおなじじゃない」と言う意味。

同名の小説のあとがきを讀むと、「原案を描いた山本小鉄子さんの漫画の文字オコシをして、小説が出来た」とのこと。最初は、原作だけの予定だったらしいです。
漫画→小説→CDの順で作品が生まれたと知ったので、比較の為に購読。

★小説にある「あしたをきみとこの場所で」は漫画にはありません。小説の購読をお勧め。タガが外れた先生がベタベタの恋人に変身します。
★小説から漫画化された続きが「ショートストーリーズ」に掲載されています。
「あしたのきみはここにはいない」(原作:崎谷はるひ)
「あの日のきみを抱きしめたなら」(原作:崎谷はるひ)

「ほんと野獣」の輝君の純情版のような主人公がいじらしくて可愛い。こういうキャラだと思わなかった。童顔だけど、芯が粘り強い。
泣きながら、拒否られても恋を諦めない主人公朝陽に、先生は、卒業後初めて気持ちを明かします。
実は、先生は報われない愛の痛手を消せない人で、拒むことで朝陽を守ってあげていた人でした。可哀そう。

★私は、小説→漫画の順で読んでしまったので、漫画は自分が作ったイメージが正しかったかの確認だけ。
絵はどんなに上手な人が描いても、自分のイメージどおりではないので、文章を読んで脳内で描写した想像した場面の方が美しいです。
心情描写と情景描写が上手な作者なら、漫画より小説のほうが私は、好きです。

0

束縛系ベタベタ教師は、最後の数ページのみ(もっと見たかった)

冒頭、社会科準備室で、いきなり先生と生徒が
絡み合っているシーンから登場!?するので、
「あ、そーゆーマンガか…」
と思っていたら、
全くそんなことはない!
切ない系のストーリーでした。

【攻め】北原先生は、全く束縛もしないし、
ベタベタもしない、なんなら距離をおいて接してきます。
それもこれも、生徒である【受け】三尾朝陽を
想っての行動。

「三尾はいつか、僕を忘れる」

と思っている北原先生。
それは過去にも同じような経験があったから。
でも、三尾はまっすぐ素直に気持ちをぶつけてきて、
それを受け入れた後の北原先生の束縛っプリが
ヤバい。(好き)
最後の方は、お二人のイチャイチャ度120%が
拝読できます。素敵…

※こちらのマンガはこれだけでも楽しめますが、
この後に出版している、
"あの日のきみを抱きしめたなら"が
サイドストーリーとしてリンクします。
(三尾の姉が↑では、会社の先輩として登場)

0

表情の変化に注目!

2009年に買って読みました。昨日、久しぶりに読んで衝撃を受けました。もう7年も経つということにも衝撃を受けました。当時の感想は社会科準備室に石油ストーブを置きたいでした。

*開き直った北原がやばい
社会科教師(北原)×高校生(朝陽)のお話です。ラブコメではなくシリアスです。
朝陽は補習を受けたことをきっかけに北原を好きになります。北原は自分が学生だった頃に教師を好きになり関係を持ったが、卒業して疎遠になり忘れてしまったという過去を引きずっています。そのため卒業すれば北原のことを忘れるのだろうと、朝陽のことが好きなのに突き放します。
しかし、最後は朝陽の粘り勝ちでした。からの、最終話で先生が豹変しベッド上で言うことがいちいちエロくて、それまでのクールで冷たいキャラとのギャップに萌えました。小鉄子先生がコミカライズされたホラー漫画も読んでいたので、北原の豹変ぶりや表情にホラー漫画に通じるぞわぞわも感じました。
年上攻めよりも年下攻めを好む傾向にある私ですが、とても楽しめました。(小説も買ってしまいました。)
描き下ろしの介護のくだりが微笑ましかったです!末永くお幸せに~!

そういえば、朝陽のお姉さんがすごくいいキャラしてます。本作品とリンクしている「あの日のきみを抱きしめたなら」にも登場します。

1

二人の切ない表情にキュンとなる

小説の登場人物がまさに!というコミックでした。
真面目で頑なで傷つきやすい先生
可愛らしく優しいけど明るくて強い生徒
の恋の話。

先生が変態チックなセリフをばんばん飛ばすんですが、この絵の先生が言うと妙にエロティックです。^^;
それにこたえる生徒も純情で。
赤い顔で汗が出ている表情に
ε=(/*~▽)/
見ているこっちは、何度もパタリとページを閉じてしまうほどの熱いやりとりが続きます。

生徒のミオがとても好きです。
ただ、読後
やな男につかまったなぁとリアルならバカめと言いたい気分になります。(ΦωΦ)ふふふ・・・・

0

切なくて、でも美しい

好きな二人の作家のコラボ作品だということで、読んでみましたこの作品。
ふとした瞬間読み直したくなります。

先生×生徒という設定で、しょっぱなからそういう雰囲気が漂っており、
これはそういう関係なのかな?と思わせるのですが、
ところが、どっこい。
中々そう簡単に済む話ではありませんでした。
始終苦しくて、最終的に心を通じ合わせるのかひやひやしつつ
ページをめくっていきました。
最期は、崎谷先生ならではのあまあまで、きゅんきゅんさせられました。

つかみどころのない攻めと、求める受け。
そして、受けのお姉さんが理解があり良いキャラをしていました。
BLにおいての女のキャラクターは大体いじめる役や悪役が多いと思うんですが、
お姉さんは味方をしてくれ、とても心強い存在となっていました。

本編が終わってからの話は、今までの暗い雰囲気から一転して
甘い甘いムードでいちゃいちゃしてくれます。
途中しんどくなる場面もありますが、ぜひとも最後のらぶらぶしているシーンを
満喫できるように丁寧に読んでもらいたいです。

1

すごくよかったです。

山本先生の絵が綺麗だから読んでみたのですが、すごくよかったです。ファンになっちゃった。両思いになってからは、攻が受をベタベタに甘やかすのも最高です。

0

トラウマと現実と未来

私にとって、初・山本小鉄子さん。
淡い紫の色使いが綺麗な表紙に惹かれ、ずいぶん前に手にとった1冊。

大学受験を控えた高校3年生のミオは、日本史の担当教師・北原のお話。
キスして、触って、でも最後まではしない。
ミオの告白を一度は拒絶した北原は、「好きにはならない、気持ちいいことだけしよう」と提案し、同情でもいいとそんな関係を放課後1時間だけ続けていくのだけれど――と進んでいきます。

可愛らしい小鉄子さんの画が逆に大きな切ない空気を生んでいる作品だなぁと思います。
こちらは崎谷はるひさんが原作ということで、ストーリーの流れも綺麗で読みやすく、作家お二方の魅力が存分に伝わって来ます。

ミオははじめは北原に対しての感情に気付かずにいたのだけれど、会わない日々が続いて、嫌でも気付きます。
そして、北原はそんなミオを見て、きっと辛くなったのでしょう。
何故なら、昔の自分とミオが重なるから。

内容的には大きな山場があるわけでもなく、静かに淡々と進んでいくのですが、途中で出て来るミオの姉・夕奈が凄くいい味を出している!
弟の良き理解者でしっかり者。自身の過去の痛い恋愛沙汰を曝け出したりと、思い切りがいい姉。
この姉がいるからこそ、こちらの作品の面白みが増している気がします。

気持ちいいことだけをする、そういう口約束だけをかたく守ってきた北原の決め事を打ち破いたのもミオ。
心を動かしたのもミオ。
若く純粋だけれど、真っ直ぐで曇りのない気持ちと瞳が強くて清々しかった!
そして、「本当の自分」を出し始めた北原の豹変ぶりが怖い程面白い。
本当はミオを大好きですぐにでも手に入れたかったんだろうなというのが伝わって来ました♪
(あの可愛がり方は尋常じゃない!けど好きです♡)

ラストは結ばれた後の後日談、『かわいいこ』。
もう本編では少ししか見れなかった甘々空気がこちらでは存分に描かれています。
くすぐったくてニヤニヤしちゃって仕方ないです♡

北原センセイがおじいちゃんになったら、ミオがしーっかり抱っこして面倒みてくれることでしょうっ♪

1

小説も是非

山本さんの作品はもれなく
購入しますblに限りますが

この作品は小説を是非読んでもいただきたいです

とはいえ、私も先にマンガを読んでもから小説を読みました

先生と生徒
身体の関係を続ける
最後までの関係ではなく、先生が生徒を
触りまくる状態です

逆にいうと、先生には触らせてもらえません

先生には過去があり、踏み込まない
理由がある
色々あり、結局は結ばれるのですが
結ばれた後の2人がかわいいです

ミオくんへの愛情が強くなりすぎていて
ほっとします

冒頭からエロシーンですが
山本さんの描くイラストが
しっかりしているせいか
エロを全面に受け止めなくても
読めるので素晴らしいです

原作がしっかりしているからこそ
ではあります

北原の気持ちがみえなくて
つらい思いをした分幸せになって
もらいたいです

背景のイチゴのイラストがキュートでした



1

読めば読むほど。

ずっと読みたくてやっと手に入れたこの一冊。

最初の方の2人のカラダだけの関係が続いててたシリアスっぽいところは、う~ん。て感じだったんですが、先生とミオの心が通い合った後が好きです!

崎谷さんの作品は何作か読みましたが、受けと攻めがきゃっきゃうふふしてるあまあま小説が大好きです。

後半は正しくそんな感じで、2人のやりとりが可愛らしかった(*^^*)

コミックだと全体的に展開が早い気がしたので、小説も読んでみたいなーと思いました。

2

先生のハジケっぷりがたまりません

もー!すっごい良かったー!

好きが故に逃がそうとする北原、好きを真っ直ぐに通そうとするミオ、そして懐の深いお姉さん、みんななんて男前なんだっ!
そして本編の殆どが、ひたすら切ないので、書き下ろしは甘々ツボ満載でした^^

「先生×生徒」の題材は重くてちょっと苦手なんだけど、絵風の為かすんなり入って行けました。
ひたすら切なさでジリジリしながらクライマックスへ、そして最後に解放された北原の色男っぷりというか、ハジケっぷりがたまりません。そしてもう一度読み返すと、違う感情で読めると言う・・・とても素敵な作品に出会えました。

リンクしている、お姉さんの同僚の方のコミックも続いて読んでみます♪

1

ステキペア

まるごとひとつのストーリー。

レビューのタイトルは・・・
もちろん「素敵なカップル」という意味合いもあるけれど、
やっぱり「素敵な作家さんペア」と言う意味を大きく込めて^^

とってもいいお話でした。

先生はめちゃくちゃクールでオトコマエ。
生徒のミオくんも、ものすごいガンバリ屋さん。
あれだけクールに対応されると
普通諦めちゃうだろうに・・・。

実際、自分の周りにも好きな人が居ても
断られたらす~ぐ諦めちゃう人もいるものなぁ。。。
でも逆に「ストーカーになるなよっ!?」ってくらい
諦めないというか、頑張ってる人もいるけどww

とっても切ないストーリーから、話が展開して行って、
のちのちの2人がもうたまらなく可愛くって
自分も幸せになれました!

0

ミオが可愛いんだっ!!

社会科教師・北原史誓×生徒・三尾朝陽です。

CD→小説→コミックの順番で発売されていて一通り読んだし聴きました!!
話の内容は一緒なんですが、描きおろし(?)で小説とコミックスに違う話が収録されています!
個人的にはCDが一番好きかも(*≧艸≦)
いや・・・ただの声フェチなんですけど(^^ゞ

小説版では、ミオが大学生になってバイトの時に知り合い(♂)と仲良くしている現場を北原が目撃してヤキモチ焼くという話なんですが、コミックスでは、ミオが自分を甘やかしすぎだ!と言って、ミオがいつも北原にされていることを自分が北原にするという話なんですが、本当に可愛いです!
5ページ程度の描きおろしなんですが、ホントに萌えました((´∀`*))

珍しく女性キャラが気に入ったので←サバサバした女性キャラは個人的に好きなものでwこの作品の次の話はミオのお姉さんが出てくるみたいなので読んでみたいと思います(*'Д'*)ノシ

1

かわい~なぁ~★

やっぱり小鉄子さんの男の子はかわいいですねぇ~
久しぶりにショタ読んだ気分ですww
でも、ショタ苦手な私でも、小鉄子さんのかわいらしさは
なぜか受付るんですよ~
それに、ミオの健気さったら、ギュって抱きしめたくなる~!!ハァハァ...

ストーリーは評価が良かったせいで期待しすぎて読んだから、
感動するには何か物足りなくて、最後も急にあっさり
まとまってしまったかなぁ...と。
もう一つぐらい障害あっても良かったんじゃないかな??
東堂先生とか、東堂先生とか、東堂先生とか...
チラッと出てきただけのこの先生、男前だわ~!
北原先生とヨリ戻してひとモメしちゃう?って思ったんですが、
何もなかったですね。
できれば、付き合ってた頃の話読みたかったなぁ~

冷たく切ない顔ばかりしてた北原先生も、本編のラストでは
超×1000甘々な人になってましたね。
この人一体誰!?ってぐらいの変貌ぶりがうれしいような
違和感あるような、でもやっぱりラブラブ好きなもんでうれしいです。

「かわいいこ」
これ、めっちゃ好きです!
先生、甘やかしすぎよ~!!
そんなことしてたら、ミオはダメ人間になってどっか行っちゃうよ!?
小鉄子さんの絵って、やっぱシリアスより甘々なお話に合ってますよね~
ベタボレな先生はホントにかわいいし、数年後にはきっと受攻チェンジ
してるでしょう。
顔といい、行動といい、先生は受体質なんですよ~キュン☆

1

んー

小説版よりは面白く読んだのですが、やっぱり私の苦手なお話でした。
どうしても攻めを好きになれなくて参った。
冒頭から中盤にかけては、中途半端なことをするなら最初から手を出すなよと思い、後半では、あの束縛っぷりがウザいなと思い。
受けのことは大好きなんですけどね。一途でストレートですごく可愛い。

萌え評価にしたのは山本小鉄子さんの作画によるエロシーンと、描き下ろし番外編の『かわいいこ』がツボに入ったからです。
とくに『かわいいこ』はツボった。本編では好きになれなかった攻めの束縛、アホかわいいなーと思って萌えました。
本編と、性格づけとかまったく同じキャラのはずなのに、何でだろう。
このへん自分でもよく分かりません。

4

崎谷さんと小鉄子さんって合うんですね~

山本小鉄子さんの絵の印象は、ふんわり優しいって感じなんですが
だからこそ、崎谷さん原作の切ないシナリオが引き立つのかな~
と思いました。
小鉄子さんのほかの作品を読んだことがないので
なんとも言えない部分ではありますが。。。

先生と生徒の恋。
でも、思いは一方的にミオが先生の事を想っているだけ。。。
そんなミオの気持ちを利用しているかのような
先生・史誓の一線を引いた態度がなんともいたたまれないんですが
最後に頑張ったよ、ミオ!
ミオの一途な思いが、先生の過去の過ちに囚われた心を解き放して
今まで抑えていたミオへの気持ちが溢れてタガが外れる様は
あまりにも激しくて、でもすごい萌えました!w
「いっそできるものなら孕ませたいよ」って
史誓のまごうことなき本心だったんだろうな~。。。

小鉄子さんの絵の優しさと崎谷さんの絶妙の心理描写
そして崎谷クオリティーなエチシーンが
上手くミックスされてて相乗効果になってて良かったです!

3

やっぱり私は、この作品が好きだな!という結論にいたりました。

CD→小説→コミックスの順で楽しみました。
どれも同じシナリオですが、どんな形で何度読んでも
やっぱり私は、この作品が好きだな!という結論にいたりました。

先生と生徒の禁断の恋。
ずっとドライで身体の関係(しかも触りっこだけ)しかしてくれなかった
先生が思いをぶちまけてるシーンは、何度も何度も読んでしまいます。
ギリギリまで感情をセーブしてた先生のたがのはずれっぷりが見物v
愛のある束縛系の攻めが大好きな私には
本当に好みのタイプv

CD、小説、コミックスとどの形態でも
中身がブレない作品。

6

色っぽい絵が素敵です

本編は崎谷はるひさんと山本小鉄子さんの見事なコラボが素晴らしかったです。しかし私は描き下ろし漫画が一番好きでした(・ω・)

ミオにメロメロの甘甘な北原がGood!そっかぁミオはいつも頭まで洗ってもらってるのか(>_<)ラブラブですね。よかったねミオ。

しかししっかりもののミオは甘やかされてばかりではダメだと、普段北原が自分にやっていることを今度は自分がやり返してやろうと決意。

北原…そんなにウザかったのか…電話毎日してたのか…お風呂に入る時は服まで脱がせてあげてたのか…ホント筋金入りの束縛体質ですな…ちょっとミオが気の毒。

結局ミオは史誓甘やかし作戦を一日で終了。疲れてしまったようです。やっぱり甘やかされる方が楽だよね☆抱っこをねだるミオが可愛い…(´Д`)

結局北原が年いって(笑)ミオを抱っこできなくなった時は交代するみたいです。それホント介護だよね(笑)介護には私もツボりました。

崎谷作品が山本小鉄子先生の絵で見られて幸せでした(^o^)

2

あしたのきみはここにいないレビュー。

先生×生徒モノ。

高校3年の三尾朝陽は、教師・北原史誓と秘密を共有している。
鍵を掛けた社会化準備室で、放課後1時間だけキスをして気持ちいいことだけをする。

生徒が先生に甘えて関係を持つ話。好きで、キスして、気持ちいいこともする、でもそれ以上の事はしてくれない。最後の一線、抱いてはくれない。なんだか先生は冷めている。一方通行な恋の苦しさに、受がボロボロ泣く。

先生は、生徒なんて卒業したら狭い学校という空間から外の世界へ出る。外の社会を知って、それでも学校に居る自分のトコに戻ってくるかは判らない。むしろいつか忘れられる。
本気になったら、辛いのは自分だと思って色々抑え込んでいた。

それに「抱かれる」なんて男だったら普通経験しなくてもいい事だ。
『抱かれることの意味を ちゃんと分かってる?ぼくを君の中に入れてきみのおなかの中に射精して男の子なのに本当なら一生しなくていいことを覚えさせてしまうんだよ。
それがどれだけすごいことか、本当にミオ 分かってる?』
先生の台詞がストレートだけど判り易くて切なくて必死さが伝わってガツンときた。

それだけ最後の一線越えに躊躇していたクセに、ミオ(受)が全部受け入れるって態度を取ったら今まで抑えていたモノが爆発して、「孕ませたい」とか「キズモノにしたい」とか「全部ぼくのものにする」とか…。
先生、あなたそんなに情熱的な人だったんですか-!?

急変した先生の求愛っぷりと独占欲と束縛の仕方に可愛いやらおかしいやらドン引くやら。
うーん、台詞は過激だけどこの絵柄ですし濡れ場自体はそう激しくないです。むしろキスシーンがやたらと色っぽかった。キスに重きを置いている作品です。

小説版も発売されていますので、そちらも合わせて読むと胸キュン度が上がりますよ。読後は爽やか。良かったねぇって温かい気持ちになれます。

5

山本小鉄子さんの作品の中で一番好きでした♪

何度も読み返した物凄く好きな作品でした。

1冊の限られたページの中で濃ゆい感じに読ませてくれます。


簡単なあらすじを言うと、高3の三尾は教師・北原と補習をきっかけに親しくなります。

最初は生徒と教師の枠からでることはなかったのですが、三尾の想いから二人だけの秘密を持つことに。


鍵をかけた放課後の1時間、求めた分だけの快楽だけは与えてくれる北原。
でも決して一線は越えない北原に三尾の切なさが募ります。


三尾の北原への切ない気持ちにはぐっときました。


三尾の想いは真剣でまっすぐです。


エロシーンは決して多くないし激しくないのにエロく感じるのはなぜだ(≧ω≦)!


これは絵のせいもあるかもしれないです。
この方の絵は可愛いのに、キスシーンだけでもなかなか魅せてくれます。


弟の恋を知った姉の発言もなかなかグーです。


このお話は最後の書き下ろしを含めてその後の二人がきっちり書かれています。


何とも甘い二人の姿がたまらないです!


切ない三尾を見ていた分、萌えあがりました!!

特に後半のエロシーンは萌えました(*^m^*)

最後までスッキリと見届けたいあなたにオススメですo(^-^)o

3

匂い立つエロティシズム

お話自体は教師×生徒の年の差カプで、王道中の王道。
誰にも言えないふたりの関係がどう進展してゆくのか・・・という、正直そう目新しさはない設定である。
しかしそれが所々でドキッとさせてくれるもんだから、意外と目が離せなかった。

まずいいなあと思ったのが、キス。
結構な頻度でその描写はあるのだが、お触りも込みでけっこうやらしかったりする。
全体的に露骨な描写は少ないものの、これまたチュウがなかなかに色っぽいのである。
個人的には丸出しよりもチラリズム推奨派なので、昨今の裸絵ばかりの作品よりは絵的においしかった。

またどんなに冷たくされても、折れることなく北原への愛情を貫いた三尾が抱かれるシーンは、この作品のキモとも言える重要な部分。
作品中唯一の絡みなのだが、これまた北原がさらりとえらい台詞を吐いてくれている。
この手の言い回しは原作者である崎谷先生のカラーなのか。
このコマで、この台詞で、この時点から、私は北原という男がたまらなく好きになった。

『抱かれることの意味を ちゃんと分かってる?
ぼくを君の中に入れて
きみのおなかの中に射精して
男の子なのに
本当なら一生しなくていいことを
覚えさせてしまうんだよ

それがどれだけすごいことか
本当にミオ 分かってる?』

人によってはこの台詞で興醒めしてしまう場合もあるだろうが、私は一気にテンションが上がってしまった。
そこからの北原は、今まで抑えていたミオへの気持ちを爆発させるように「孕ませたい」とか「キズモノにしたい」とか「全部ぼくのものにする」とか、もうすごい求愛ぶり。
恐らくミオに捨てられたら自ら果てるか、犯罪に走るタイプであろう、間違いなく。

その後の北原の束縛ぶりは、ミオじゃないけどちょっと引くよ・・・という豹変っぷりだが、結果オーライそれもまた良しだろう。
ミオもまんざらでもないようで、ちゃんと将来を見据えて籍を入れることや、介護のことまでも口にしている。
と言うか、数十年後の介護のことまで考えてる受け子は、漫画ではあまり見かけないね(-ω-;)
しかし北原が足腰立たなくなるまでは、だっこしてもらうらしいので、せいぜいお互い健康には留意してほしいところである。

ところでこのだっこシーン。
なんとも言えずかわいくてツボ!なのである。
だっこ好きには超おすすめなので、是非ページを飛ばさずじっくりみっちり最後まで読んでいただきたいと思う。

7

乱菊

>ミドリさん
そう・・・ドキドキなのです(笑)
そして攻めるミオたんはかなりアリだと思うんですよねえ。
どうも最近のちーちゃんは出産系(絶叫系?)と聞いてるのですが、攻めれば腹黒い感じもハマると思うんで、ほんと聴いてみたいっす!
先生はミオたんに抱かれたら嬉しくてぐだぐだになってしまうと思います!(*ノω<*)
だってミオたんが好きで好きでたまらないですからねえ・・・
って、すごい想像が止まらないですね、このカプたち。フフフ

ミドリ

>『抱かれることの意味を ちゃんと分かってる?』
あーなるほど。北原はちゃんとわかってるからミオに言ったんですね。
北原はその意味を理解したとき、どんな気持ちだったんですかね…ドキドキ
確かに鳥さんは攻めでも素敵ですけど、喘ぎは絶品ですもんね!!
ちょっとこれはリバが見てみたかったですね。
でも攻めるミオたんを見てしまったら、私興奮してもうダメかもしんないです…
あの顔とあの声で攻められたらちょっと…もう死ぬ…(笑)
絶対攻めながら喘ぎますよね、ミオたん(笑)

しっとり

いつも明るくて「可愛いな~」な雰囲気全開の山本小鉄子作品。
でも今作は埼谷はるひ先生原作なので雰囲気がガラっと違います。
「あの日のきみを抱きしめたなら」もそうだし、BL以外では小野不由美先生原作のヤツとかでもそうなんだけど、原作がついたやつだと小鉄子先生っぽくなくてちょっとびっくりする。まぁ原作が違うからそうなんだろうけど…

この作品は教師×生徒のモノ。もちろん切ない。
でも特にヤマ場もない。ただ静かに過ぎていく…
ありがちな話に特にヤマ場もないストーリーで何が神なのかというと、
独特の雰囲気ですね!(小鉄子先生なんで贔屓目につけてるとこもありますが)
静かな中に漂うエロティシズム…
いつも元気いっぱい!なイメージの小鉄子先生のキャラクターのイメージが違いすぎるので、
「いつも元気な子が急におとなしくなったときの妙な色気」に近いものがあります。笑
ドキドキします。笑

まぁそれは置いといて。
教師・北原と生徒・ミオは学校で「気持ちイイこと」をする仲なんですが、ミオは北原のことが好き。
で、ミオは「気持ちイイこと」はしてくれるのに最後まで抱いてくれない北原にやきもき…
北原は「君はいつか僕のことを忘れてしまうから」と。
年上の男がよく言う常套句ですよねー
でもその気持ちもわからないでもない。
北原には北原の過去があって、それで恋愛に(特に生徒との)臆病になってしまっていた。
でもでもそれに対するミオが可愛いんですよね!あれはもー北原じゃなくてもおちる。
抱いちゃう!!

で、紆余曲折の末結ばれて、Hなんですが…
エ、エロすぎるだろ~!
いや、標準的なのかもしれないですけど、ミオ相手だとなんだかイケナイことをしている気分に…!
そして淡々としていた北原の変貌っぷりもこれまた…!!
「入れちゃう」とか!!けしからん!!!
これ、小説版もあるんですけど、エロさはそっちのほうが上です。事細かに書いてあるし。笑
漫画はそんなにエロくはないんだけど、なんだろ、表情とかね。やばい。
小鉄子先生はキスシーンだけでも独特のエロさを表現されるけど、それが本番ともなりましたらそれはもう…!表情だけでイケますよ。
最近の小鉄子先生のエロさはきっとはるひ先生作品に培われたのね…!

しっとり切なくて、でもハッピーエンドでよかったです。
くっついた後は意外にバカップルで。
てゆーか北原がバカだ。笑
ある意味ヤンデレだな、北原は。

5

乱菊

そうです、先生が受けだったんだなって思っていたのは、
>『抱かれることの意味を ちゃんと分かってる?』の台詞からでした。
あー、わかってんだ先生は・・・って、これでそう理解しちゃったんですよねえ。
まあ鳥さんの時点で受けフラグは立っていたわけですがwww

表情は萌え!

先生と生徒の恋、なんですが…。
生徒のミオの想いは通じていても、先生はなぜか冷めている。
キスもするし、エッチなこともしてくれるけど、それ以上は踏み込んでこない先生。
すっごくいやらしい事してるのに、先生がどこまでも冷めているのがせつない。
自分だけ必死で、先生の気持ちがわからない…。
泣いてわめいて、必死のミオが高校生らしくてかわいかった。
それを動じず見つめているクールな先生も、なぜか色気があるからたまらない。

卒業すれば、関係はそこで終る…と、自身の体験からミオに一線を引く史誓に、体当たりで気持ちをぶつけてくるミオ。
「せっかく逃がしてあげたのに」
抑えていた気持ちが解放された史誓は、ミオが想像していた以上に独占欲にまみれていました。

山本小鉄子さんの落ち着いた絵に、ぴったりと合うストーリーでした。
大人の理性と、子供の純真さがぶつかり合って、儚げだけどきれいなお話だと思います。
前半ずーっと切なかった分、ラストのいちゃいちゃぶりは、意外性があって面白かったです。
しかし、先生がミオに諭す言葉は、すごくエロかったです。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP