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子ぐま神様の恩返し ~一生に一度の奇跡の恋~

koguma kamisama nbo onngaeshi issyou ni ichido no kiseki no koi

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表題作子ぐま神様の恩返し ~一生に一度の奇跡の恋~

葉室夕晴
石工職人,26歳
小太
子ぐまの石神様

あらすじ

熊の耳がついたボロボロの石神様・小太は、今日も田舎の森の脇の道で、人々に忘れ去られながらもみんなの幸せを静かに願っていた。
そこに現れたのは、小太が二年もの間待ち続けていた人…葉室夕晴その人だった。
昔のようにやさしく小太に話しかける夕晴だったが、二年前、目の病を患い目が見えなくなっていた。
前掛けを新しいものに変えて、麦わら帽子をかぶせてくれるやさしい夕晴に、小太は彼のために役に立ちたいと一心に満月に祈る。
すると小太は突然…!

―やさしいやさしい子ぐま神様と石工職人の、一生に一度の奇跡の恋の物語―

作品情報

作品名
子ぐま神様の恩返し ~一生に一度の奇跡の恋~
著者
伊勢原ささら 
イラスト
あす 
媒体
小説
出版社
アスタリスク・ポミエ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784910403434
4.5

(6)

(3)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
27
評価数
6
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

No Title

動物がでてきて、平和で、ほっこりする、ちょっと泣ける、そんなお話が読みたくて。

元人間、現お地蔵さん!の小太と石工職人の夕晴。

突然目が見えなくなった夕晴の力になりたい!
その想いから人間に戻れるようになります。

まず小太の口調がめちゃくちゃ可愛い♡
自分のことを「わたし呼び」
動物さん、とかひよこさん、とか「さん付け」
アワアワしてへんちくりんな話し方しちゃったり。
夕晴への献身ぶり。

お別れの儀式の際には自然と涙がこぼれました。

読了後はあったかい気持ちになれる一冊です♡

1

日本昔話のような泣ける献身的な石神様

涙涙のお話でした。小太〜!なんて心のきれいな石神様なの!

150年前に作られた子ぐまの石神様の小太は村人の平和を祈り続けてきました。
しかし時の流れとともに話しかけたり手を合わせてくれる人もほとんどいなくなり、朽ちて苔だらけな小太。

そんな小太に話しかけたり世話をしてくれた村人の夕晴少年。ずっと嬉しく見守ってきた小太でしたが、何年も夕晴が現れなくなり…。最後に会ったのは夕晴が18歳の時。師匠の元で職人になると言っていたけど…。

作者さんの他作品を連想するお話でした。
夕晴の役に立ちたくて必死に祈り。
夕晴の目となり立ち直らせ新しい子ぐまの石神を作るのにモデルにもなって。

新しい石神と交換するには古い石神の小太の魂抜きをするのです…。それはお別れと小太の消滅なのだと。

どこまでも夕晴や村人の幸せを願う小太。
やっと両思いになれたのに!そばにいられたのに!夕晴、気づいて!!

と、せつなくほのぼのしつつ最後は幸せに終わります。泣けた〜。

4

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