特典付き
近代文学のような重厚さと、水彩画のような透明感が同居している作品です。
殺せない殺し屋と盲目の青年が出会い、交流していく物語。
親の呪縛やトラウマが重くのしかかり、読み進めるほどに胸が痛み、先を追いかけるのがつらくなるほどのしんどさと、先を知りたい気持ちがせめぎ合いました。
盲目になることで一度すごい絶望したはずなのに、小さな明かりでも希望もし続ける佳澄の姿が素敵です。
千夏と佳澄の交流はきれいで優しく、しかし、ハッピーエンドはとても想像できない背景を持っているのでとてもハラハラしました。読み進めるのがつらく感じながらも、ページをめくる手を止められない、物語に惹きつけられました。
詳しいこと、具体的なことはなく、ぼんやりふわっとさせた始末の仕方、ラストが良かったです。
「そうして2人は末長く幸せに暮らしました、めでたし、めでたし」という童話やお伽噺のようなハッピーエンドではなく、うっすら、ふんわりと、読者の想像に先を託したような終わり方が心に染み入りました。
個人的には、最後のセックスシーンはなくても、台所や洗濯物といった「生活」の話だけで終わる方がより綺麗だったと感じますが、それは好みの問題ですね。二人が「夜が暖かい」と思える場所に辿り着けたこと、その昭和の名曲「神田川」のような暮らしの余韻が残る素敵な作品でした。
睫毛に惹かれて表紙買いしたのですが大当たりでした。もうとにかく絵が綺麗。儚く繊細な絵で描かれる重い話が最高でした。終わり方も綺麗で、2人の笑顔を見ているだけで泣けてきます 本当に買ってよかった
殺し屋千夏✕盲目の少年佳澄。
作画は少年誌に近いかな。どっかで似た作画を見た覚えがあるけど、思い出せず。
ビッグコミックでありそう。
漫画なので画力は申し分ないのに、中身が薄っぺらくて勿体ない。
千夏はなぜ殺し屋として生きなければならなかったのでしょうか?父からの殺せの命令のようだけど、殺し屋のド定番は組織に拾われて生きる為に仕方なく、でしょ?
父が組織の人間だったのかなど、人物のバックボーンが分からず。
なんの為に生きてるわけよ?いったいどこが優しいの?
佳純はなぜ、目が見えなくなったんだっけ?
優しい殺し屋と盲目の少年です、さぁ泣けるやつですよーって表面だけ用意されてもね。
スマホが出てきてるから現代なんだろうけど、大正ロマンな建物が出て来て鬼滅が見え隠れしたり。
定まってないんだよ、方向性が。
ふたりの距離の近づき方も急で雑。
いきなり最終回でした。
設定からして殺人鬼×盲目青年で時代ものってところが刺さり購入しました。
表紙の絵もですが、全編に渡ってとってもきれいな絵が見られて眼福でした。
お話は冒頭からディープで暗い感じなのかなと思ってたら意外とそうでもなくてさくさく読めました。
盲目の御縁佳澄さんの目がとても澄んでて綺麗で可愛くて幸せにしたいランキング1位の子でした(笑)
事件のことだったり家族のことだったり重い話もありますがハピエンで良かったぁ!
冒頭ではほの暗いお話なのかと思いましたが、私が感じたのは圧倒的な光の作品でした。
2人が出会い、友だちになりたい…と打ち解けていく過程…その瞬間ごとの空気、距感感、それぞれの佇まいから緊張感と心情が絵から伝わってくる。
瞳、手、触れ合い、絡む絵がすばらしく好みでテンション上がりました。
そう!そこが見たいのよー!という場面を描いて下さりうれしくなりました。
絵が美しいのはもちろん、色っぽく、戸惑いや、相手への好奇心、思いやりなども表現されていて。
佳澄が本棚から本を取る時、落ちてくる本を受け止める千夏…この距離、構図、表情がとてもいい。グッとくる。
惹かれ合っていくさまが説明的ではなく、絵でわかるのがすごい。
憔悴していた千夏がどんどんかっこよくなって、こんなに色っぽかったっけ?となったり、やさしい表情をしたり。
直接的な言葉はなくても触れ合うのが自然で、そうしたい気持ちや喜びが手にとるように伝わるのがたまりません。
ずっと一緒にいたい、離れたくない…2人の絆は強いとわかる描写が最高です。
それぞれ闇の中にいたけれど、相手との出会いによって光の世界へ進むことができた。
それがいかんなく絵で表現されていて感動しました。
確かに、千夏の殺し屋稼業はどうなるのか気になりましたし、佳澄が少女ぽいなと思う所はありましたが…2人の愛、絆が強く美しく描かれているので、その辺はもういいやとなりました。
時代設定についても、最初に千夏のスマホが出てきたので現代だとわかりますし、佳澄が和服を着ていてもそういう人いるよねくらいな感じでした。
佳澄の弟、聡がいい奴でよかったです。
この勢いで番外編も読んできます。
