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表題作楽園性スウィートルーム

アム、殺し屋
翠、ウリモノだった少年

同時収録作品楽園性スウィートルーム

おとうさま
翠,ウリモノだった少年

同時収録作品ある日の楽園

医者
アムが過去に助けた子

その他の収録作品

  • ある日の楽園
  • 番外:楽園性童話
  • らくがきゾーン
  • あとがき
  • カバー下イラスト

あらすじ

ヒトも売り買いされる世界。
残された翠は赤毛の殺し屋さんが差しのべた手をつかむ。
翠は成長を止められた調教済みの性玩具。
殺し屋さんは絶対に許せない買い主たちを裁く正当防衛を理念とするお兄さん。
温かい飲み物、並んでくつろぐこと、一緒のお風呂、ふわっと添い寝…
躾けられたおねだりを隠せなかった翠は、やさしい場所と自由を覚えていく。
そして殺し屋さんもーーー。

愛の巣でほぐされていくふたり。出会いからのスウィートデイズinワンルーム。
初公開の描き下ろし計28Pを加えたコミックス版!

作品情報

作品名
楽園性スウィートルーム
著者
東条さかな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784910582122
4.6

(79)

(59)

萌々

(10)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
363
評価数
79
平均
4.6 / 5
神率
74.7%

レビュー投稿数10

すこし苦くてとびきり甘い

これは…神評価以外の選択肢が自分の中にありませんでした。

受けのことが好きすぎる攻めが登場する、人によって好みが分かれる設定や内容の作品が読みたいと、ちるフェスのソムリエコーナーでおすすめしていただいたこちらの作品。
あらすじからして心惹かれるものがあったのですが、読んでみて思わず頭を抱えました。
最初から最後までドスドスドスっと萌えのツボに刺さってなかなか抜けません…好きだ〜…!!
熱く推してくださったソムリエさんに感謝です。

人身売買がごく当たり前に存在する世界の中の、そのもっともっと奥のほう。
表からは見えない薄暗いところにあるユートピアといいますか…全体的にも題材的にもダークな香りが漂うのだけれど、蓋を開けてみればとんでもない甘さなのです。
いやあ、なんでしょうかこの絶妙なバランスの良さは。
ほんのりどころじゃない苦味と、加糖練乳のような甘みがぐつぐつ煮込まれていて、一度味わったらやみつきになる味付けになっています。

劣悪な環境下で洗脳され慰みものとなっていた受けを、殺し屋の攻めが血で汚れた手を差し伸べて救い出す。
一筋縄ではいかないお話なのかなと思いきや、2人の暮らしはまさに楽園。スウィートルームそのものです。
柔らかい毛布で身も心もまるっと包み込んで、少しずつじっくりとやさしさで愛でつくすアムの溺愛っぷりがたまらなく良かったなあ…
そして、アムの手から情操教育を受け、毎日愛情をたっぷりと浴びた翠が2人の関係に見事な化学変化をもたらしてくれる素敵仕様となっているではないですか。
この展開と関係性の変化は大好きなやつー!と、すっかり彼らと作品の虜になってしまいました。
唯一無二の関係になるまでの流れが最高すぎて萌えざるを得ません。

薄暗さの中の多幸感や優しさ。
愛情や癒しという、世界観やバックボーンとは相反するテーマが非常に上手く効いている作品でした。
わくわくするような萌え要素がぎゅっと詰まっていて、刺さる人にはざくざく刺さるハッピーセットみたいな1冊だなと思います。
作家さんの既刊も追いかけたくなりました。

0

1番好き!殺し屋の表情がとても良かったぁ

東条先生の作品は、癖強めで
今回が1番好きでした!!!

今での作品は、もちろん好きだけど
ズブズブの関係になってて
快楽を求めるまま愛し合う感じだったけど!!!

今回は、関係性を築くまでのプロセスがしっかりあって
今までの怖かったこととか、痛みで教えられた躾を
殺し屋(攻)がゆっくりゆっくり寄り添って
ちゃんと人間の心と生活を取り戻すのです!
お互いがなくてはならない存在になって
2人だけの世界で生きているような、、?
2人なら無敵!!みたいいな自由な感じがでて
爽快感まで感じました。笑
そんな、ふたりがお互い「離せない」という
依存感もあり、絡みがもう!最高でした!!!

愛しいが全開!
受けもさ、、急に自由をてにいれて自由に生きたことが
ないからとっても戸惑って怖がって
でも成長して自分で好きって感情を持つことができて
あたしゃー!感動した!!
世界を知らない赤子のような子を助け出したら
手放せなくなるよな、、。

行為がさ、捨てられないための生活の一部から
セックスへの変化がとても良き。愛ですな。

0

さかな先生の描く最高ダーク❤︎

さかな先生の作品は殆ど読んでて
今出てるラインナップのラスト一冊くらいで
手にした本作。
早く読んでおけばよかったっっ

先生の描くスキが溢れてとろとろに甘くなっちゃうコイビトカプって秀逸ですよね!

今回もその甘々にどっぷり浸りたくて読み出したんですけど、プロセスがしっかり描かれてて、それもかなりダークな世界線でぐっと引き込まれてしまいました。

先生の描く甘い甘いエロスが
こんなふうに魂的な救済として
そこから生まれ育まれる愛の営みとして
読んでいて胸がつまってくるようなもの
として描かれるとは思いもよらなかったです。

ラストも最高のおわりかた。
なんですけど、スピンオフとか期待したくなる。
まだ読んでない方は、ぜひ読んで!

1

よかったー、ほっとした…

各話の試し読み時点ではラストがどうなるか分からなくて、ずーんと暗い闇エンドだったらどうしようかと心配でしたが、とりあえず二人が幸せで良かったです!

【ヒトをウリモノとして扱う世界。買い主の中には悪い奴らもいる。そんな悪者を正当防衛と言いながら殺していくのが通称・悪魔だった。ある日、不正に買われて躾されていた翠に出会い、彼と暮らし始めるーー】

悪魔が翠をヒトとして育てていくのがメインのお話かな、と。不思議世界の不思議話なので、恋愛がどうとかこうとか言ってる場合じゃないんです(笑)

教育も情報も感情さえも持たされず、人形のように躾られてきた翠。翠が反射的に反応するたくさんのスイッチを外しながら、いろんなことを翠に教えていく悪魔。翠は自分で選べるようになり、欲しがるようになり、元々翠と同じようなウリモノだった悪魔には『天使(アマツカ)』という名前をつけます。

その時点で悪魔ーー天使は、ようやくヒトになれたんじゃないかなと思います。ウリモノからヒトになった翠と天使は、そこから愛を育んでいくことができたのでしょう。

その幸せが何かのフラグのようで、ずっとドキドキして読んでいたんですけど、結局二人の世界は幸せに続いていって良かったです。純粋な翠の目に光る狂気的な幸せがこれからもずっと続きますように。

0

性癖ずこーんきた

どじょさか大好き作家買いです。

性玩具としてひどい扱いを受けてる、自分がない受け

性玩具としてひどい扱いを受ける奴隷の子たちを汚い大人から救ってる攻め

のおはなし

受けは自分の心がなくて、捨てられないように、ひどいことされないようにで
ご主人様の言うこと聞いて洗脳されて生きてきてたので
攻めに助けられてからもその洗脳がしばらく解けずに攻めが悩みます。
攻めは、受けに普通の人として生きてほしかったけど純真無垢さで
洗脳がすごくてなかなかすぐにはうまくいかず…
だんだん洗脳が解けて、自分を確立していって攻めが好きになるお話

というところでこの奴隷の子が不憫で助けられてあったかい生活待ってる!!
って一部(社畜)の性癖にぐさぐさ刺さる刺さる
サブで、同じような境遇で攻めに助けられて、攻めが贔屓にしている闇医者的な人とのCPの子もいる
そっちはそっちでいい感じ

ちょっとダークだけどお話しっかりしているし、文字で語らない部分の漫画としての面白さが表現できてるので読み物としていろいろ大満足
なによりどじょさか絵まじでかわいい
攻めも三白眼でかっこいい 大満足~~~~~
えっちなところは大変申し分なかったです。

この漫画の設定部分が刺さった人は、「錆のゆめ」がおすすめ。
※絵柄のこのみではなくて話とか設定ね

1

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