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ぼくのパパとパパの話

boku no papa to papa no hanashi

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表題作ぼくのパパとパパの話

三浦奈央
サラリーマン
小田原愛
サラリーマン

あらすじ

「血は繋がってないけど、俺達は本当の親じゃん」
同性婚が認められることになり、大学生時代から恋人関係だった奈央と愛は
籍を入れ特別養子縁組で愛息ひろ(0歳)を授かった。
繊細ですぐに泣く奈央とゴーイングマイウェイな愛。
正反対な二人による、夜泣き対応、保育園デビュー、ママ友付き合いなど、
酸いも甘いも噛み分けた子育てが今始まる――!

作品情報

作品名
ぼくのパパとパパの話
著者
ろじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
ISBN
9784799760963
4.5

(267)

(194)

萌々

(35)

(22)

中立

(12)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
31
得点
1188
評価数
267
平均
4.5 / 5
神率
72.7%

レビュー投稿数31

幸せとはって感じ

エロは一切なしで、BLなんだけど家族愛もあるからBL初心者の方に勧めやすい作品だな〜という印象。

カプ紹介を一言でするなら1人でなんでも抱え込み気質✖️単細胞ポジティブ人間

愛(受け)が愛されて育ったんだなとひしひしと感じることができるのともうとりあえずいい子すぎる、いい子すぎてそりゃ奈央(攻め)も絆されるし好きになるわ…と思った。

同性婚が認められたけどまだ一般普及はそこまで…という設定だからオメガバとは違って同性恋愛の葛藤もありつつ子育てもあるのが個人的には好ポイント。正反対な2人だからこそのすれ違いや折り合いがとてもよくて、そこまで辛い場面がないのも読みやすくてとてもよかった!

0

子育てリアル感が刺さる

良いお話でした。
同性婚が認められ子供も持てる世界観で。

親になるには家族になるには。
子育てと家族の幸せと親としての葛藤と。

きっと普通はないんだなあ。完璧な人がいないように。

BLでも子育てものはたくさん出てますが、このお話は乳幼児期子育てが比重が重くて、心が痛かったです。
なぜなら子供を産めなかった自分を未だに整理がついてないから。
論点がずれてるのは承知なんですが、普通は結婚したら子供がいる、産める、家族が増える、子育て大変、そんな偉業をさぼってるように言われ続けてきたので…。

ちゃんとあらすじや内容やレビューを確認しないで読んだ自分が悪いです。

0

血縁じゃなく注ぐ愛の深さが家族にしてくれる

 子育てBLは個人的に当たり外れが大きいのですが、こちらの作品はとても気持ちの良い読後感を得られました。養子として2人の子供になったひろ。大人の理想を詰め込んだ子供として描かれているわけではなく、奈央と愛がたっぷり愛情を注いで育てた結果、自己肯定感の高いのびのびとした子に育ったんだなぁと自然に可愛いと思える描き方で、口調も幼児言葉が多用されておらずすんなり読むことができました。

 奈央と愛がぶつかる壁も、同性同士の悩みというところは男女の夫婦にはないものだけど、他はすべてあらゆる夫婦がぶつかるもの。赤ちゃん期の泣くばかりの子に対応する大変さ、イヤイヤ期の大変さ、子育てと仕事を両立させる大変さ、幼稚園での付き合いの大変さ、自分と親の関係性を踏まえた親になることへの不安。子供を1人持てばたくさんの苦難を乗り越えなければなりません。しかし、それらを1つ乗り越えるごとにパートナーとの絆は深まり、子供への愛も子供からの信頼も大きくなり、その時感じる幸せや歓びは言葉で言い尽くせないほどでしょう。3人の家族のあり方から私もたくさん希望をもらいました。ひろが大きくなるまで見守りたいですね。

0

素晴らしい家族のお話

創作のお話ですが、近未来に本当にありそうな家族のお話でもありました。

まずタイトルが素敵です。親からでなく、子から目線、ジャンルBLだけど、家族もの、です。

恋人同士から夫夫になった2人、きっとものすごくたくさんなことを考え、乗り越えての決意をして特別養子縁組で生後間もない赤ん坊の息子との暮らしが始まります。
泣き止まない赤ん坊、がんばっても泣き止ませることができない親の姿など、かわいい、幸せ、だけではない赤ん坊との暮らしが、ドラマチックではなく、日常として綴られていて、引き込まれます。

息子ひろとともに親として成長していく様子も素敵だし、学生時代の甘い恋愛の様子も素敵です。
夫夫がパパになったことによって、おじいちゃん、おばあちゃんになった親とのやりとりも、自身が子どもの立場では、親の立場では、と思いを馳せるところも感慨深く読みました。

赤ん坊が成長し保育園に通うようになり、保護者やその家族との新たな出会いによって、区別、差別、決めつけ、について、もやっとしたり、悩んだりします。
2人はそれぞれ、成長して、ゲイだと自認してから、こういったことにたくさん悩んできたはずですが、夫夫と息子、という3人家族になってからだから、さらに複雑に考えたり、悩んだりします。
家族が大事だからゆえのさらに複雑な心境だと感じ、とても切なくなります。

悲しんだり苦しんだり拒絶したりもあるけれど、話し合い理解しあうことを大事にしている家族の姿がとても素敵でした。

息子のひろがとても素直で愛らしく成長していっているのは、夫夫2人のそんな言動のおかげなのだろうと思います。

何度も切なくなり、最後には号泣しての読了でした。
とても素晴らしい作品に出会えたことに感謝します。

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ふたりの優しさがいい

ろじ先生の作品は受と攻が私が描くイメージとだいたい逆で(笑)、そっちなんだー!って思うと同時にそういうシーンは全くなくて、だからこそ想像が膨らむというか、読み終わった後の余韻がとてもいい。
ちょっと切なくて優しくて心があったかくなる。
大好きな作品です。

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