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初読み作家さまだしピアスシリーズなので、どエロい内容だったらどうしようと戦々恐々としながら読み始めたんです。
表紙から分かるように画力も申し分ない作家さまなんですが、このど迫力の狼獣人の桜紫狼(おうしろう)がすーーっごく可愛いんですよ!狼ですけど犬好きには堪らない可愛さだと思いました。
筋骨隆々で頭が良くて顔も凛々しくて、ユキが「カッコ良すぎる」と思わず思ってしまったことに激しく同意していました。
でもこの桜紫狼は幼い頃の獣人差別で心に傷を負っていて、かなりの小心者なんです。
誰かがコソコソ話していれば自分の悪口を言ってるのではと、勘違いして萎縮する情けなさを持っていました。そんな中屈託ない笑顔で接して来るユキに桜紫狼が惹かれてしまうのはしょうがないと思いました。
この2人のちょっとした日常のやり取りや初めてのデートが凄く初々しいんです。ちょっとした誤解やすれ違いにも凄く萌えました。
とにかくユキが前向きでとても良い子なんですよ。
当て馬とか登場せず2人が気持ちを通じ合わせるまでがじっくりと描いてあるのも良かったです。何でも1人で抱え込む桜紫狼を勤め先の院長はちゃんと見ててアドバイスしてくれてたし、ユキの職場の先輩も2人に理解があって素敵でした。
桜紫狼の獣人専用マンションのお風呂とかが凄く面白くて、これが獣人ものの醍醐味だよなと感心しながら読みました。
なんせユキにしか反応しない桜紫狼なので、凄いモノを持ってる割にはゆっくりゆっくりと関係が進むんです。
もうねユキが大好きであたふたする桜紫狼の可愛さに何度も悶絶しました。
これ勿体無いのでもっと続けて欲しいです。続編お願い致します!
さいっっっこうに面白かったです。
獣人要素がこれでもかと活かされていて、獣人と人の違いを感じながら読めました。獣人のお話を読んでいる!って実感できたので、これぞ獣人BLだなと思っています。
種族の違いを感じられる部分が良かったのはもちろんですが、2人の心のやりとりも癒されました。
攻めの身に沁みついていた人間への接し方が、受けに出会ったことにより柔らかく蕩けていくところが堪りません。
今までの経験がなかなかな抜けないためにすれ違ったりもしますが...
お互いが逃げずに会話をしてくれるので、辛くなることはありませんでした。
個人的な萌えシーンは、発情期後のひと時。
受けが横たわるベッドへ頭だけ乗せた攻めを、目を覚ました受けが撫でるシーン。
その喜び方と仕草が、あまりに獣人で可愛くて。お気に入りです。
獣人の毛並みを細やかに描かれているので、受けがもふっと感を楽しんでいる様子もこちらにしっかりと伝わってきました。
獣人要素をたっぷりと摂取することができ、獣人×人の恋物語を堪能することができました。
獣人好きな方にはぜひ読んでいただきたいです。
表紙はインパクトありますが、大きい狼の医師シローさんと心優しい聾唖の青年ユキくんのキュートなお話です。
シローさんは人化しません。ユキくんの声は何故かシローさんだけには聞こえます。狼であるがゆえ差別されてきて、シローさんはユキくんに遠慮がちでした。
ようやくお付き合いが始まったとたんシローさんに発情期がきて狼の本能が目覚めてしまって...。
モフモフで体格の良いシローさんに包まれるユキくんが本当幸せそうで、大好きが溢れてます。
狼なのに表情豊かで、画力のある作家さんだと思いました。
完全獣人と人間の恋物語。
ヒト型になれない狼型獣人の桜紫狼は、医師。
子供の頃から獣人という事で差別され、医師として働いている今でも卑屈な思考回路から逃れられない…
そんな桜紫狼が行きつけのスーパーで偶然出会った、声を出すことの出来ないユキに惹かれ…
…という冒頭。
自分だけにユキの心の声が聞こえるという奇跡!
医師という世間的地位の高さ、知力、体力、全て優れている獣人なのに心の問題でヘタレの桜紫狼。
声も出せず、スーパーの裏方で惣菜を作っているユキ。
でも恋の進め方ではユキがいつでも陽キャ。
一歩踏み出せない桜紫狼を明るく優しく心の声で力付け、つたないけれどリードします。
ユキっていい子だなぁ。
恋を知った桜紫狼に強い発情期がきて何も言わずにユキを遠ざけるけれど、ここでもユキは健気に桜紫狼を受け入れます。
ただし。
ここでの桜紫狼の激しさはちょっと怖いかも。正に野性の本能で、小さくてかよわいユキの首にかぶりつくような描写。ユキが死んじゃうんじゃないかと思ったわ…
タイトルは「狼、人を抱く。」で確かにその通りなんだけど、心の側面では「狼の桜紫狼が人のユキに心で大きくいだかれた」ようなもの、なのかな。
表紙絵の構図もそんな感じですよね。
この2人に大きな大きな幸せがありますように。
初めての作家さまです。
獣人が大好きなので購入しました。
表紙を見た感じ、狼(桜紫狼)が強気な感じなのかな…?と思っていたのですが
ぜんっぜん違います!!!!!!!!!
この世界では、獣人に対する偏見がまだ残っており
そのせいでトラウマを抱えている桜紫狼。
ある日、スーパー店員であるユキに出会い、ユキに一目惚れする桜紫狼。
ユキは過去に合った出来事で、喋れなくなってしまったのですが
桜紫狼にだけはユキの声が聞こえます。
二人の距離は徐々に縮まっていくのですがー…。
桜紫狼が過去のトラウマや、現在進行形での偏見によってとても臆病なんですね。
表紙からは想像出来ないぐらいです。
そんな桜紫狼が、勇気を出して幸せを掴むお話だなぁと私は思いました。
桜紫狼はお医者さんとして働いているのですが
そこの院長先生は私は個人的に好きでした。
桜紫狼のことを理解していて、優しく見守ってくれてる感じがたまらなかったです。
ユキと桜紫狼の恋は少しずつ進んでいくのですが
もどかしさを感じつつ、初々しさが味わえてよかったです。
ユキはかなり桜紫狼のこと好きそうなのが読んでてわかるけど
桜紫狼にはなかなか伝わらず、その辺がもどかしかったです。
切なさもあるけど、ほっこりもするお話でした。
初めての作家様でしたが買ってよかったです!
桜紫狼が愛ゆえに泣く姿が私はとてもきゅんとしました。