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昨今のBLの中でこれを読むと、ぜんざいの塩昆布のような(笑)
そういう意味で、読み出したら止まらない、面白い作品でした。
ま、最後が無理矢理、ってところは同意しちゃいますけど。
でもって、CPになった圭一と高坂。引き取られた家の息子、幼馴染的な徹平。
このへんのバランスは良かったですが、ミステリーに引きずられた分、心情の描写がシンプルだったかなとは思います。とは言え、こういうジャンルで面白かったので神に。
エロはちゃんとあるんですが、ネタバレでいくと、それは圭一の頭の中の出来事なわけで…。あれ、コレは高坂君、頑張らないと夢に勝てないよ!(爆)
圭一的にはもう一回、高坂とラブラブ出来るんで、お得なのか。
圭一の本当のトラウマ、それが高坂の一言で払拭されると良いなと思う。
こういう一風変わったBLも増えてほしいですねー
無人島ものなどではつい「自分だったらこう過ごすかなー」と妄想しながら読むんですが、もしも自分がここに残されたら、放送部的な過ごし方をしますw
そんなことを考えながら読むのもサバイバルなお話の楽しみですね
残念だったのは
・主人公・相手をはじめキャラにあんまり魅力がなかったこと
あらすじは面白かったのでこれでキャラ萌えできたら最高でしたね
・徹平のイラストがイメージと違ったかな
もうちょっと体育会系な豪快なの想像してたんですが、ナイーブそうでした
・あと3Pがなかったことですw
読後は放心状態。
おきざりの私という感じです。
途中、ホラーのようになったりミステリーのようになったりしながら、最後はきっと物凄く壮大なオチが隠されているんだろうなと頑張って読んでみましたが、最終章の「真実」を読んでもオチがあまりパッとせず、そんなことでこんなに話を引っ張ったのかとガクッとしてしまいました。
最後の圭一の言葉がなんだかもの悲しくて余計に。
エロシーンよりも、人がバタバタと死ぬシーンの方がインパクトが強すぎて、自分がBLを読んでいるのを忘れてしまいました。
いやあ、怖かったです…
電子書籍版を購入しました。
1冊まるまる1つの話です。
挿絵なし、あとがきなしでした。
あとがき、読みたかった。
それが、読み終えての感想。
最後のオチを読んでちょっと愕然としてしまって………。
作者がどんな風にこの作品をとらえているか知りたかった。
オチ自体は、途中でヒントもあったし予想の範疇。
問題は、どこまでが圭一の妄想だったのかなぁと………。
地震から先が圭一の精神世界の中よね。
ってことは、あんな濃厚エッチもすべて妄想ってことか。
つまり、圭一は処女のまま。
もちろん、徹平の胸キュンで一途なアタックも全て圭一の妄想。
確かにね。
高校生で、あんな手練手管なエッチなんて妄想以外あり得ないとか、高坂は実際のエッチは下手くそでヘタレかもとか、徹平は圭一のことは実際は何とも思ってないかも等、色々と想像を膨らませている内に残念な気持ちに………。
というわけで、何だか読後が良くなかったので神評価ならず。
ホント、この話、好きなんだけどね。
夢オチは安易で嫌なのよ……。
1冊丸ごと表題作です。
長編で「1:月光」から「10:真実」まで目次がありますが、その個々のページ数はバラバラです。10以外は、圭一の目線で進んでいきます。
二人は高校生同士で、時期的にヤリたいさかりなのと、閉塞感と危機感が煽るのか、「こんな状況なのに」という状態でエロいことを結構します。色っぽいイラスト効果もあり、エロ好きには嬉しい作品です。
「4:地震」で平和な学校生活から、教室や廊下がデッドゾーンに入るとそこに居る人間が死んでしまうというホラー的な展開になります。
デッドの法則は?圭一の不可解な予兆の理由は?
圭一の両親の死も絡みながら、迎えたエンドはハッピーそうではあるのですが、「夢を見ている方が楽だった」のは目覚めてからでも感じた本心なのだろうかと思うと、ちょっと複雑な気持ちになりました。「4:地震」の途中からが夢だったのなら、圭一が望む赦しは、まだ高坂から得られていないですし…。
何はともあれ、エロくて面白い作品でした。ホラーチックですが、グロな描写はありませんので、ホラーが苦手な方も大丈夫だと思います。途中でオチが読めても、私は最後の1行まで楽しめました。