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初恋ロイヤルクルーズ ~憧れの王子さまと、豪華客船で子育て始めました!~

hatsukoi loyal cruise akogare no ojisama to goukakyakusen de kosodate hajimemashita

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表題作初恋ロイヤルクルーズ ~憧れの王子さまと、豪華客船で子育て始めました!~

ジェイク(ルーカス・ホランド)、結翔の初恋の人で豪華客船の船長
結翔、幼い頃にジェイクに助けられた青年・大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

両親を亡くし孤独だった結翔は、優しく接してくれたジェ
イクにいつしか恋心を抱くようになっていた。忙しい彼に
会えない寂しさをよく似た異国の王子の拾い画像で埋める
日々だったが、再会したジェイクは二歳児のレオを連れて
いて――。失恋に落ち込みながらもレオの離乳食作りのた
め、彼らの船旅へと同行することにした結翔。初恋相手と
過ごす時間に胸を高鳴らせながら豪華客船に乗り込むが!?

作品情報

作品名
初恋ロイヤルクルーズ ~憧れの王子さまと、豪華客船で子育て始めました!~
著者
川崎かなれ 
イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784774764559
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

どうしても比べてしまって

初読み作家さまでした。作中にチラッ登場するCPがいましたが、その「横濱IR育児日誌 ~ラスベガスの帝王と子育て始めました!~」は未読でしたが、読んでなくても大丈夫です。

豪華客船というと某名作シリーズを思い出してしまうのですが、こちらの作品では客室内しか出てこないのでジェイクが船長だと言っても実感はなかったし、豪華客船を楽しむシーンは皆無でした。

それよりも広いスイートとはいえ、幼児をずっと部屋に閉じ込めているシーンが痛々しかったですね。
身の安全だと分かっていても嫌悪感を感じました。

そしてジェイクの正体は最初から何となく分かってるのですが、ジェイクが捨てた母国の名前は書いていませんがどうしてもあの国がチラついてしまうのです。

レオの姿がネットに出てしまった事がキッカケでジェイクは結翔も連れて国に戻るのですが、その国があの国なんだろうなと思った途端に妙に冷めてしまった自分がいました。

あの国は私が最後に行った国だし思い入れも強いのですが、某夫妻が大嫌いなんです。このお話には似た夫婦は登場してませんが、似通った家族構成ではあります。
これだったら全くの想像上の国にして欲しかったですね。多分ですが書いているうちにあの方が亡くなったり、あの夫婦がやらかしてしまい時間的に大きく直せなくなってしまったのだと思います。実際の人物はモデルにするべきじゃありませんね。

それとまだ年若いとはいえ結翔に全く魅力を感じませんでした。ジェイクが結翔を特別に思うようになった理由は理解出来ました。でもレオと接するにしても良いところが無くて、どうしても有名シリーズの主人公と比べてしまうんです。フェアで購入した時は「横濱IR育児日誌 ~ラスベガスの帝王と子育て始めました!~」も購入しようかなと思ってましたが、もう読まないと思います。フェアに踊らされるのはダメですね。

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食は全ての源です

今回は豪華客船船長と大学生のお話です。 

攻様の助けられた受様が
攻様に寄り添い、初恋を実らすまで。

受様は祖父母のフレンチレストランを
継ぐ夢をもつ大学生です。

受様は小学生で両親を航空事故で亡くし
引きこ森となりますが

そんな受様を立ち上がらせてくれたのが
祖父の店によくやってきていた外国人客の攻様で
受様は攻様の恩人であると共に初恋の人となります。

しかしながらここ2年半は1度も攻様の訪問がなく
攻様の写真を1枚も持っていなかった受様は
彼によく似ていて亡国の第二王子の写真を
集めることを趣味とします。

かの王子は名門大学を卒業して海軍に従軍、
30才で退役して王室を離脱した後は
一般人と米国で生活している人ですが
ネットには彼の写真が溢れているのです。

夏休みを控えた今日も
スマホの写真を眺めつつ帰宅した受様は
攻様の来店を知り舞いあがりますが

彼の隣のベビーチェアに
攻様にとてもよく似た男の子を見つけ
攻様が結婚したから来日しなくなったのか
と納得します。

攻様にぎゅーとハグされて喜ぶ受様でしたが
男の子の視線を感じて慌てて離れます。

男の子はもうすぐ2才なのにまだ離乳食中なうえに
ここ数日は離乳食さえ受け付けてくれず
攻様がこの店の料理ならと食べてくれるかと
連れてきたようなのです。

男の子は受様が祖父の教えられて作った離乳食を
苦労しつつも完食し、それを見た攻様は
受様に自分達の船旅に同行して欲しいと言いだします!!

攻様達は30日間の船旅を予定しており
受様は揺れる恋心を抱いたまま
攻様の依頼を引き受けることになりますが・・・

幼い頃からの攻様を恋い慕う受様と
ある事情で男の子を預かる攻様の恋物語です♪

川崎先生の既刊「横濱IR育児日誌」の関連作で
既刊の攻様カプが攻様の友人で客演していますが
単巻読みでも問題ありません。

実は攻様=元王子で、攻様が連れていた男の子のは
攻様の兄夫婦の一人息子です。

攻様と男の子の正体は明らかになると同時に
攻様の置かれている立場の複雑さが見えてきて

攻様の事情が彼らが王族である事、
LGBTの問題や人種、宗教問題等と複雑に絡まり合い
受様は否応なく攻様事情に巻き込まれていき

受様の恋が実るまでハラハラ&ドキドキ、
楽しく読ませて頂きました。

受様が"幸せにりました"と言うまでには
まだまだ乗り越えるべき問題が沢山ですが
兄夫婦に寄り添おうとする攻様が一緒なら
より良い未来へと向かっていけると信じられます。

また素敵な恋バナを読ませて下さい (^O^)/

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