電子限定特典付き
異種族同士の恋ですが争ったりいがみ合ったりという苦しさはまったくなく、ふたりのやり取りに癒やされるようなとってもあたたかいお話でした。
出会いのシーンではお互いに戸惑いはあったものの、過度に疑うことなく真っ直ぐ受け入れたところに根っこの優しさがにじみ出ていてものすごくほっこり。
魔族と人間の交流を再開させるため壁を壊すことになり、魔力供給が目的のセックスをして。
そこにそれぞれの気持ちが伴ってくるとちょっぴり切ない展開になるけれど
特に拗れたりすれ違ったりしないでスッと両想いになってくれるので、その後の甘いセックスを存分に楽しむことができました。
がっつりファンタジーだけどもふたりの想いには現実的なモノがあったので引き込まれたし、何よりブランクとチェルナの人柄がものすごく好きだったので、何度も読み返したいなと思える作品でした。
優しいタッチの絵で、まるで大人向けの絵本を読んでいるような気持ちになります。
硬い壁で隔てられた人間界と魔物の世界。過去に哀しい出来事があり、今は交流が固く禁じられている。
けれど、人間界のプリンスとして息苦しさを感じていたチェルナは、両界をつなぐ川の調査で魔物界に赴く。
なぜかするりと壁を通り抜けることができたチェルナ。優しい魔物たちと温かな交流を持ち。。
両国の因縁の上に立つ2人の王子。
コミカルなテイストながら、ちょっと艶っぽいチェルナと優しい大男のブランクの交流によって幸せな世界が創られるというファンタジーでした。
echo先生の作品は初めてでしたが、軽いタッチがおとぎ話のような世界観にとてもマッチしていました。魔族の国と人間の国。ただし、魔族といってもおどろおどろしい雰囲気や術を持っているわけではなく、体の違いを除いてはほとんど人間と変わらない暮らしぶり。2つの世界を繋ぐ架け橋となるべく、奮闘する王子、ブランクとチェルナ。2人とも重い過去を背負いつつもシリアスな空気ではなく、あくまで最後まで軽快な調子で進んでいきます。さらさらした雰囲気なので私にとっては少し物足りなかったのですが、重くないファンタジーものを読みたいときにはオススメです。
こんなファンタジ―読みたかった!!
笑いあり、キュンあり、エロありで読み応えも十分!
ラストは完全無欠の大団円にハッピーが止まりません♪
物語の舞台は人間が暮らすフェヒール王国と
魔族が暮らすニグラ王国という2つの国。
かつては共存していた両国ですが、
あるとき悪い魔族により人間の国の王様と王妃が殺されてしまいます。
一人息子の王子も悪い魔族の術をかけられ、破壊衝動に苛まれることに。
その後、駆けつけた魔法使いによって悪い魔族は退治され、
王子も救われて、世界に再び平和が訪れます。
・・・・・
それから8年後。
流行り病の調査に出かけた人間の王子・チェルナは
偶然迷い込んだ魔族の国で魔王・ブランクと出会います。
最初こそ警戒し合う二人でしたが、一緒に過ごすうち惹かれてゆき…。
そんな敵対する二人の王子が種族を越えて手を取り合い、
両国が絆を取り戻してゆくという胸熱ストーリー。
真面目な心優しき魔王と破天荒で快楽に弱い人間の王子って
もう設定から面白いもの。
その上、人間なのになぜか魔法が使えるチェルナと魔族なのに
魔法が使えないブランクの出生にまつわる秘密もあってぐいぐい
引き込まれてゆきました。
そして、何といっても見所は二人の“魔力供給”シーン!
魔力不足を補うためにブランクからチェルナへ魔力の受け渡しが
行われるのですが、その方法というのが“キス”。
魔力を得るためとはいえ、初めてのキスの気持ちよさに
蕩けてしまうチェルナがなんとも色っぽいのです(*´ii`*)
一方のブランクはキス一つで恥じらってしまう乙女のごとき
慎ましさが可愛らしいのでした。
ちなみに本人曰く、経験は「それなりに」あるらしい。ギャップ!
さらにその後も魔力供給と称してフェ●、セックス…と
行為を進展させてゆく二人ですが「国のため」と言いつつ、
情熱が籠っていて愛がダダ漏れなんですよねー♡
いつもは賑やかな魔族や家来たちに囲まれてほのぼのとした
雰囲気のチェルナとブランクなのですが、エロシーンでは
内に秘めた魔王が覚醒してしまうブランクと童貞処女なのに
快楽によがってしまうチェルナがえっちすぎました///
人間と魔族が因縁を抱えているという設定から
ロミジュリ的シリアス展開が一瞬よぎっちゃいましたが、
echo先生ならではのコメディタッチで重みはございません♪
人懐こい魔族たちやチェルナの過保護な家来たち、金にがめつい
魔法使いなど二人を見守る脇役たちも個性的で人情味もあり、
わちゃわちゃとした賑やかさがいとおしいキャラたちでした。
後半には絶体絶命のピンチが二つの国に降りかかりますが、
文字通り体を張ったチェルナとブランクの活躍と魔法使いの爺の
乙な計らいによって大団円を迎えます。
まるでおとぎ話のようにラブとハッピーに満ち溢れたエンディングに
多幸感が溢れてしまうこと請け合いです♪
描き下ろしは本編後日談。
二つの国を結ぶための道づくりに励むチェルナとブランクですが…。
魔力供給も兼ねて身体を重ねる二人。
壁に押し付けながらの種付けプレスが激しすぎる~!
普段は心優しき巨人みたいなのに、その体格差でもって
チェルナをがつがつ抱くブランクが最高にどエロでした♥