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小説
半魔の下巻も最高なわけですが、主人公たちだけじゃない(BLだけじゃない)物語もあるわけで…番外編までたっぷりで本当に素晴らしかったです。(下巻の登場人物紹介たまらんです)
全てを読み終えて、また最初から、ワードを拾いながら読み返したいと思う濃厚な物語でした。
この度コミカライズもされるそうで、半魔の世界が広がって嬉しいです!
食わず嫌いしてた異世界転生ものですが
読んでみたら、まぁ面白いこと!
異世界と、こちらの世界の時間の流れるスピードの違いから来るすれ違いとか、色々面白いなぁと思いました。
何気に自分の中ではヤンデレ攻めは初めて
だったのですが、ヤンデレいいな…と
魅力に気づかせてもらいました。
メインの2人はもちろん、脇を支えるキャラクターも魅力的でよかったです。
上下巻合わせるとかなりのページ数になるのですが、サクサク読めました。文章がとても読みやすかったです。
待ち望んだ下巻でした。上巻は発売されてから知って読んだので、下巻の発売と時間が空いてなかったのが幸いでした。
下巻で郁実がどうして異世界と元の世界の間を行ったり来たりしたのか、理由が分かったのでスッキリしました。そしてあのストーカー男ですが、やっぱり追いかけて来てました。転生を疑うべき存在が1人ではなくて、どちらかだとは思いつつ、そのどちらもが郁実を救うべく最後に取った行動に不覚にも涙が出てしまいました。
下巻で特筆すべきはロイの伯父である王の存在でした。表題作も番外編でもロイとの関係にクスッとさせて貰いました。
上巻では2人に力が無くて救いの無い展開に思えましたし、下巻の途中までもロイの半魔故の郁実への思いが凄く重いのですが、途中の郁実が神官長の企みが許せなくなった辺りから俄然面白くなってました。この辺りで2人の関係が改善されたのも良かったです。
下巻を読むと番外編もあるので、そんなに重いお話では無かったんだとイメージが変わりました。
個人的には全てが解決した後の2人の仕事のお話が面白かったですね。モテモテのロイと以前とは違ってモヤモヤする郁実が面白かったです。
番外編でお話のその先を読めるのって嬉しいですよね。
飢えの連鎖と偽善か善意の境界。
下巻ですね。
またまた盛りだくさんでした。
が、上巻ほど惹き込まれなかったかな?
本編は6割くらい?もっとあったかな?番外編が長かった気がしました。
みんな苦しんでてしんどかったですけど、まあ幸せな結末ではないでしょうか。
番外編を読み終えると本編の方を忘れてきちゃって。
どうしたらいいのかなあ。郁実の善意は依存なのか?前巻でも思ってましたが。
見返りは求めてないとは言えないしなあ。
答えのない問題ですね。やはり飢えは誰にとっても人生や価値観に強い影響を与えるってことかな?
黒沢の謎は残りますし、シグルドの救済も読みたいです。やはり郁実の善意は罪なのかなあ…。答えが出ない…。
ロイが立派なヤンデレに育ったなあ!
ぶ…ぶ厚いっっ!!
私は電子書籍購入でしたが書店で紙書籍を見たとき、その厚みに思わず手に取りビビりました。本の重さが期待値の大きさを表しているかのように思えたので、その重さを手に覚えながら自宅にて電子版をじっくり堪能しました^ ^
下巻はまさに下巻でした!
期待しただけの面白さが詰まっていました。
郁実が異世界に神子として再度召喚されてしまうところからスタート。今度は神官たちの思惑通り神殿に降り立ったため、行動の自由がきかずロイを探しに行けず悶々と毎日を過ごしていきます。そんなとき、郁実の護衛騎士として側につくことになったのは、何と更に男らしく成長したロイ。感動の再会とはいかず、ロイは郁実への愛憎を募らせていて…という切ない再会劇となるのです。
嬉しい再会のはずなのにショックな再会となりました。
ロイよ…君はヤンデレの看板を降ろしたのか?再会後は郁実に塩対応かましてきます。郁実のことも"神子"とわざとらしく呼ぶようになり、かつてのヤンデレボーイの姿は見る影もありません。郁実がいなくなってからの3年の間に色んなことがあったんだと容易に想像できます。
しかし、みなさんご安心下さい。
"ヤンデレ"属性はそう簡単に変わるはずもありません。ロイがやすやすと郁実を手放すわけがないのです。ロイの行動の思惑が分かると、私は脳内でガッツポーズ。ヤンデレは置き去りにされてはいませんでした♪( ´▽`)
ロイが護衛騎士となることで、郁実を堂々と守れるし堂々と独占できるしメリットだらけ。ロイはロイで郁実の側にいられる理由を考え実行していたワケなんですが、それでも最初の冷ややかな態度は郁実をションボリさせるには十分。ま、郁実の知らないところでしっかり独占欲は発揮していたんで、読者的にはそこまで心配する必要なしでした(笑)
下巻は上巻の回収という役割を持ちつつ、ロイとのハッピーエンディングに向けて彼らを取り巻く問題解決へ邁進していく流れになっています。国の後継問題や神子を利用した陰謀論など黒い理由が露わになっていきます。
ロイとの信頼を取り戻しつつ、この国の抱える膿を出し切るために奔走する冒険譚としての側面としても面白かったです!
結局、暴力や力では何も解決せず「非暴力」を訴えた郁実の穢れなき心が一番の浄化作用があったんじゃないのかな、とそんな気持ちになりました。
登場人物たちとリンクするように私もドキドキハラハラしたり忙しい感情に襲われました。とにかく色んな展開が盛りだくさんの後半戦。飽きさせません。
やっぱり何と言っても作者さんの文章がドンピシャ好み。すごく読みやすい。
あんなに分厚い本が気持ちよく消化できるって、なかなかないですよ。読み終わってあれ?もう終わり?って思いましたもん。紙書籍は辞書並みに太かったけど、軽く賞味できるほどその世界に没頭しました。
シリアスなシーンがあるかと思えばコミカルなシーンもあり大いに楽しめた一冊です。シグルドを含めた3人の珍道中はこの作品の癒し。シグルドは最後の最後まで素敵なヤツでした(^ ^)
ストーリーもよく、そのスピード感も丁度いい。登場人物たちの魅力はもちろんのこと、動きや絡みもすごく良かったです。
番外編は本編後のエピソードって感じで、ほのぼのテイスト。幸せを噛み締める2人をご堪能下さい(*´︶`*)