限定特典と割引が充実!
去年の9月に読破。
絵柄が某ジャンルを彷彿とさせるので(個人の感想です)それまでずっと手を出してなかったんですが、某電子書籍販売サイトで(5話まで無料)やけに評価高いから全部読んでみました。
→えがった…。
日本人作家による「韓国人俳優x映画配給会社の日本人社員」。
想い合う二人の前に立ちはだかる外国語の壁や、韓国人にとって苦手な日本語発音はホントあるあるなので、頷きながら楽しく拝読しました。
<ん?と思った点>
①ヲィヲィ展開はぇーなとか思ったけど、きっとウォッシュレット完備なんでしょう、しらんけど。
②掃除機のくだりは、攻めも
「なんでこんなときに掃除機の話するんだろ?」
とか思えよ…と思ってしまったw
③通訳の人は確かにひどい奴だったけど、さすがにあれを言わせるのは酷でしょ…つらい思いさせて可哀そう。
以上、①②はかなり展開に無理があるけど、体の描き方もキレイだし、萌えも随所にあるし、トータルですごく良かったです。おぬぬめ。
電子限定特典もクスっと笑えて良かった。
ちなみに、シーモア限定特典では実に意外な人が通訳さんを救ってくれるようです。
紙本も出てるので紙派の方はそちらへgo!
言葉が通じない外人同士だからこそのすれ違いが味わえる。スマホで翻訳して相手に見せるの可愛いし、お互いの母国語を勉強して話すの愛。
ウジナ(ウジン?)がする嫌がらせも、通訳だからできる事だよなあと。ウジナの気持ちを考えると辛いけど、ジホとヒロの二人にとってはいいスパイス。
ウジナ視点のメイン作品とかありそう!
ちなみに作品名をそのまま受けに聞いたりするのかなって思ってたけど、ありませんでした。
よくある「最近覚えた日本語は?」というインタビューで答えはするけど。ヒロに直接聞いて欲しかったな〜。
韓国の俳優、パク・ジホはファンの前でも無愛想で近寄りがたい雰囲気ですが来日中に鞄を無くすことから映画配給会社に勤める飛呂と知り合います。
ジホ君は見た目と違い怖がりで泣き虫なところが
今まで読んだことないタイプの攻めですごく新鮮!
デカワンコが顔を赤くしながらすぐ泣く可愛いシーンが数回ありヨシヨシしてあげたくなります。
個人的に仲良くなって嵐のようにまた日本からいなくなったジホ君を思い、自宅で1人彼の映画を観て飛呂君が涙するシーンは素敵でした。
色々あってすれ違ってしまった後、カタコトの日本語で自分の気持ちを頑張って伝えようとするジホ君。
感情が昂りすぎてやはり泣いてしまうのですが鼻水も垂れて見えているのがすごく良い!
言葉が通じない相手の表情、仕草から感情を読もうとする一生懸命さと、韓国のスター×日本の会社員という身分差の設定が切なかったです。
エッチなシーンは結構多いと思いましたがストーリーにそった自然な流れです。
絵が上手いのでどのページも素晴らしく
特に体の描き方がキレイでびっくりしました。
電子で購入。修正が必要ないアングルにわざわざしてなくて丸見えなシーンが多く真っ白でしたが、それを超えてせまってくる2人のトロけた顔からエロさを沢山感じられました。
おすすめされて読んでみたのですがあまりに良くて言葉がなくなりました。
韓国人の人気俳優×配給会社のリーマンという立場の差、そして韓国と日本という言葉の壁と色々と立ちはだかる問題。
特に言葉の壁、刺さりました。通訳や翻訳アプリを介さないと思ったことをすぐに伝えることができない上に、俳優という立場上通訳がいるのでその人を介して話をするものの、通訳に悪意があれば簡単に2人の中を引き裂けてしまえるという現実が辛すぎる。しかも通訳の言葉が嘘だと思えるほど相手のことを知らない
状況で始まった偶然の恋だから尚更ですよね…
いやでもそんな色々な壁を乗り越えて実った恋、まさに純愛でした!!いけ好かない無愛想俳優かと思いきや懐くとワンコ系で可愛いし、何より本当に健気で一生懸命想いを伝えようと必死になってる姿が涙が出るほどグッときました。
そしてシンプルでも伝えようとする気持ちがこもりまくった告白のなんと威力のあることか…
こんなにもあーまさに純愛だ…というBLを読んだのは初めてかもしれません。本当にしみじみと良かったです。
