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高校二年生の幼馴染み男子、佑征と樹。
どうやら佑征は樹に片想いしてるのを隠してるようで…。
う〜ん、樹からの特別扱いを必死で都合が良い奴扱いなんだとか思い込もうとしたり。
樹から距離をとろうと頑張るのが見てて切ないです。あんなに樹が構ってくるのに。
樹は佑征の気持ちを察してるっぽい?
樹とお兄ちゃんは何かあったの?樹が優秀すぎてお兄ちゃんに悪いから部活やめたの?
良い大学に行けるのに行かないの?
冒頭から悲観的な空気感で、切ないモードで。2巻ではカラッと両想いになるかな?
佑征と樹は幼なじみです。樹は勉強も運動もできて、その上人気もあります。一方佑征はどこにでもいるような男子です。ふたりは、ファミレスでのドリンクバーの飲み物も「いつもの」で通じてしまうほどの親しい関係ですが、佑征が、樹のことが好きなことは隠しています。樹も佑征のことが友達としてではなく、それ以上の関係で気になっている、好きなのかなと思いました。佑征の物語を書く行為は、樹と同じ彼の才能で、書くことで佑征の気持ちを昇華の表れなのかなと思いました。
古矢先生だからの作家買いです。
心理描写のモノローグを読むと、うん、古矢渚先生ワールド来たな~って実感します。
佑征と樹の間にあるもやもやした気持ちが、読んでるとなかなかしんどい。
幼なじみだから、ずっと一緒だから解り合えるけど、知られたくない気持ちにもんもんとする佑征がしんどい。
樹は飄々としているようで、ちょいちょい佑征の気持ちを見透かしたようなジャブ打ち仕掛けているし。
どちらも優しい。どちらも聡いからこそ、上手く行かないんだろうな~
自分の弱さ全開にして、好きですとか、構って欲しい、触って、互いの熱が欲しいとはならない子達。
でも、愛おしいなあと思いました。
大人になると自分のためなら弱さだって上手く使えるけど、まだ佑征も樹もそれは出来ないんですよね。
高校生ならではの殻に入っている描写がしんどいけど好きです。
私は、すっかり大人だから高校生だった自分の気持ちなんて忘れていました。読むと、何だか思い出してしまうなぁ。
下巻では、素直になれよ~と願います。
古矢先生作品好きなので作家買いです。
が、この上巻は個人的に微妙でした。
悪くはないです。おもしろいと思います。切なさや萌えもあるし。
でも正直に言ってしまうと、まだ上巻しか読んでいないこともあり…感想としては、薄くて気だるい。
どうしてそう感じるかと言うと
佑征のだるさ、面倒くささがメインだからなんですが。でも樹への気持ちがハッキリしているのでそれはまあそんなもんかと思えるところもあり。
全体的に話が薄い。必要ないセリフや、ありがちなエピソードが多く、先が読めたり、間延びしているように思ってしまう。
ダブルデートとか、わかりきった展開。女子キャラの古典的な使い方。
ダブルデートはその後、佑征が具合悪くなって樹とくっつくシチュエーションに持っていくためだと思いますが。
佑征の気持ちを知った上で、樹も佑征のことを好きなんだろうなと思ってしまい。
なのになかなか進まない。もどかしい。
↑こういうのを丁寧な描写と感じて、じりじり展開が好きな人はいると思います。
ただ私が見飽きてしまったというか、めんどくさいなぁ〜となってしまって。すみません。
上巻ラストでお約束な展開になったので、下巻でわくわくできるかなと期待して読みます。
古矢渚先生の絵を見るといつも誰かの絵に似てると感じるのですが、それは流行りを掴むのが上手いからなんだと思っています。
上巻しか読んでませんので樹が兄を避けている理由がまだ分かっていません。まだ「君は夏のなか」ほどハマりきれてないというのが本音です。
ただ、身近に樹みたいな人がいたらと思うと佑征の気持ちは何となくわかる気がしました。かと言って彼の逃げの行動自体は好きになれないし、樹の意味ありげな言動からはそんなに悲観しなくても良いのにって思ってしまいました。
それに比べて女子の神経の図太いことよ…。
下巻に期待したいと思います。
