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ろじ先生がはじめて描いた創作BLがやっと商業コミックスとして発売されました。
二次から応援していたので、待ちに待った単行本化でした。
ろじ先生の優しさに溢れている世界観も変わらず、攻めがバブちゃんで受けが男前です。お互い素直になれず、好意はバレているのになかなか気持ちを伝えられないふたり。タイトルの通りに攻めは青で受けは碧です。
また、家族や兄弟、友だちなど周りの人に恵まれているキャラが多いのですが、今作では周りの同級生がとても魅力的です。男の子だけじゃなく、女の子もいい子です。
物語は受け攻め両方の視点から読めるので、読者はふたりの気持ちがわかります。ふたりのもどかしさを読んでいるので、よりふたりを応援したくなります。
碧に会えて嬉しくてニコニコのバブになる青。「いやだなぁ…」と泣く青。大好きな碧へ子どものように素直に気持ちを顔に出します。でも、ずっと好きだとは口に出せません。
誰だって好きだと言った後に拒絶されたり離れられてしまったりしたら辛いし、なによりも振られるのは嫌ですよね。
そんな中で、「好きでいるのしんどいからって距離とっても しんどくなくなるかけじゃないよ」という青の友だち、ありさちゃんのセリフは心に響いてきます。
また、吉田と飯田の碧の悪友たちの言葉にも胸を打たれます。「自分で吐いた言葉で傷つくの 自分じゃないの?」男同士ということを否定している碧に対して、諭します。
友人は時には悩ませたり、傷つけたりもします。でもやっぱりここぞとばかりにちゃんと謝れるいい友人たちです。
ひとりだけだったら諦めたかもしれない恋も周りの人によって、ゆっくりと育まれていく様子はとてもいいなと思いながら読みました。
このふたりはスピンオフがあるのでそれもお楽しみに。
高校生の時から大学卒業して社会人になって2年。合計8年、やっとふたりは互いに好きと言えます。
その翌朝のふたりの涙。ホントによかったね!と読んでいるこちらも嬉しくなります。長い時間がかかったけど、その時間があったからこそ同性を好きであることに関してや自分の気持ちの整理がきちんとできたんだと思います。
相手にとっても自分にとってもかっこよくいたいふたりの気持ちが、素直でいいなと思いました。
ろじ先生はエロを描かないとお話されているので、キスまでです。でも今作は他の作品に比べてたくさんキスしているシーンがある気がします。エロはないけど、ニヤニヤしながら読める作品だと思います。
ストーリーは、主人公が自分の性的指向を認められるまでの話なんだけど、
きっかけになるできごとや
ぽろっと口にする言葉
思わずしてしまったことが
紡ぎ出されるシチュエーションが
何気なくて、思いもよらなくて、
いちいちが素敵なんですよね。
作風がおしゃれって形容されることもあるみたいなんですけど、
そのどれもが日常の些細な出来事だったりして
こんなに胸躍ることってあるんだと気付かせてくれるような感じなんですよね。
大袈裟な演出でもたれることなく、すっと気持ちに入ってくるなぁ、と私はいい意味で読みやすいと思ったし、日常系のお話として読み応えもあると感じました。
とってもオススメです〜
BLにハマったきっかけの漫画です。画が綺麗でどタイプなのももちろんですが、何よりストーリーの展開の仕方が神でした。いつ見ても読み終わった後には余韻があって、何回読んでも初見の気持ちのような尊さを感じます。スピンオフの『何それ愛かよ』も絶対に読んでください。
連載時に読んでいたのですが、本で久しぶりに読み直しました。改めて、ものすごくいいなぁ…!
主人公はタイトルの青くんと碧くんです。
高校時代に出会い、大学時代を経て社会人までの物語となります。
これ、普通だったら何巻かにまたがってもおかしくない時の流れなのですが1冊にしてくれていることで描かれていない時間の余白が生まれて、それがまたいいな、と思いました。何でも細かく追えばいいってものでもありません。
青くんは高校時代に碧くんへの思いに気がついています。周りの人もそれを知っています。
碧くんはそれを拒むことはないのですが、男性を好きになることを含め色んなことを受け入れるのに時間がかかり、青くんの気持に応えることができず試すようなことを何度もしてしまいます。
両片思いのすれ違いなんですけどね。1巻の中の出来事なのでそこまでもたつく感じはないです。
赤ちゃんと呼ばれることもある青くんは終始本当に可愛くて、そのピュアさにこちらもホロリとさせられます。
ゆっくり進む2人の関係はとても温かく、碧くんが涙を流すシーンではこちらも泣きました。
ものすごい事件が起きるわけではなく、2人の日常があって、周りの人達もいい人達で、じわーっとジーンとくる温かな作品です。
エッチなシーンはありません。
それを抜きでも心からよかったと思える作品です。
わー……どうしてこんっっなに素敵な作品、発売当時に読んでいなかったのか…!!
新刊がこちらの「青と碧」のスピンオフだと知り、
まずはこちらから…と思い購入してみました。
もう、読みながら涙ぐんじゃいました。。
高校時代から24歳?25歳?までこうまで純愛を貫けるのは、
やや現実味には欠けるかもしれないけれど。
それでも、そんなチラッとよぎる思いも払拭してしまうほど、
魅力に溢れた物語でした。
何よりも、主役二人のキャラが最高に良くて…!
バブみあふれるタマネギ赤ちゃん・青と、世話焼きでそつなく生きていけるけれど
自分のことが嫌いな碧。
”普通”に女の子のことが好きになれない自分や、
青の好意に気付いてからも試すようなことをしてしまう自分のことを
後ろめたく思い、嫌っている碧だけど、、
高校時代の出会い、青が碧に惹かれるきっかけとなったリレーでの
潔く負けを認め、メンバーに謝る碧の姿は最高に眩しくて、カッコよくて、
男前だった・:*+.
青と同じように、あのシーンからグッと碧に心掴まれました。
そして物語の中で特に強く印象に残ったのが、終盤、
「自分のことが嫌いだ」と告げた碧に「俺がずっと大好きだから」と力強く言う青のセリフ。
その一言に、碧の心はどれだけ救われたんだろう。。( ; ; )
二人のラブ描写としては”キスのみ”なのですが、
1回目、2回目、3回目…と数えながらのキスに、心の昂りは最高潮に。
読後の感動そのままに書き綴っていたら、なんだかまとまりのない
文章になってしまいましたが;
想いを貫き通した二人の物語に、全心が浄化されました。。
脇を固める吉田くん・飯田くんも、最高に最高の友人だった✨
特に吉田くんの鋭い一言には、読みながらハッとさせられて。
何度も何度も読み返しては味わいたい、最高に素敵な浄化BLでした・:*+.