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表題作さよなら、モラトリアム。

高杉夢来
大学院生,27歳
天海ほたる
会社員,27歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:プロフィール

あらすじ

一浪して入った大学で、同じく一浪の“ほたる”と出会った夢来。
同じ講義を受けていたのをきっかけに無二の親友となった2人だが、
ほたるは大学院を卒業後に就職。
一方の夢来は、留年を繰り返し怠惰な毎日を過ごしている。
実家を追い出された夢来は、ほたるのアパートに転がり込むが、
自分より先に大人になったほたるとの暮らしは
学生時代のように仲睦まじいものにはならなくて…。

「俺は今のほたるが嫌いだ」

“つまらない人間”になったほたるを受け入れられない夢来は、
ある日、泥酔したほたるにキスされたことで何かが切れてしまう。
「全部ほたるのせい」と自身に言い聞かせ、
勢いに任せてほたるを抱いてしまい…。


【収録作品】
さよなら、モラトリアム。1~5
描き下ろし

作品情報

作品名
さよなら、モラトリアム。
著者
犬野まげゆいし 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
電子発売日
ISBN
9784801982109
3.5

(56)

(15)

萌々

(16)

(14)

中立

(5)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
12
得点
186
評価数
56
平均
3.5 / 5
神率
26.8%

レビュー投稿数12

攻めがクズすぎてムリ…(でも作画は神)

大学時代からの親友、夢来(みらい)とほたる。ともに一浪組。
夢来は二度の留年の後、ほたるの元に居候の身。現在大学院の2年生だけどまともに行ってない。
ほたるが社会人になって変わってしまったことに苛立ちをつのらせ…


いや、まって…夢来がクズすぎてついていけない。
ほたるが変わっちゃったって単に社会に出て大人になっただけじゃん。それを大罪を犯したみたいに恨みがましい目で見るんじゃないよ……
モラトリアムにしがみついて大人になれないにもほどがある。こういうの何て言うんだっけネバーランド症候群?(調べたらピーターパン症候群だった)

自分ひとりが大人になれないのは勝手にしなよと思うけど、その価値観を親友にも押し付けようとするのはナイわ…居候のくせになんでそんな偉そうなの…??
挙げ句に爆発して強姦は最悪。

前半でドン引きしすぎたので、中盤以降の気付きと改心はちょっと頭に入ってこなかったわ…
あと、ほたる ちょろすぎん??
結局、元々相思相愛だった二人が収まるべきところに収まってめでたし…というところかな。


作画はとてもキレイで色気もあって大変良かったので、まげゆいし先生の次回作に期待します。

0

デビュー作でこのクオリティ

本当デビュー作ですか?と思うくらいに最近デビューの先生方多くないですか!こちらの先生の作品も本当に漫画が綺麗で読みやすかったです。しかも同い年の恋愛ではあるものの、圧倒的な社会での違い。初めこそ受けくんが悪いといったことを攻めくんが繰り返してましたが、最終的にはそうではなかったというのを後半で分かるように(分かったとかのくだりはあんまりはっきり描写はなかった)なり受けくんが好きだと言う気持ちにも気づけたことからハピエンに。ただ、気になったのが初めての合体の時にあまりにも挿入がスムーズだったので、そこだけ違和感ありました。普段から受けくんがそこを慣らしているようなタイプなら、違和感はなかったかもです。

0

No Title

浪人しまくり攻めと先に"大人"になってしまった受けのお話。

攻めは学生時代のようにずっと2人でわいわい楽しく過ごせると思ってたんだけど、"大人"になったほたるは仕事に追われ、学生時代に2人でできていたこともできなくなっていく。そんなほたるの姿を見て、「こんな大人になるくらいなら今のままでいい」って思っちゃった夢来。すごくリアルだなぁっと。こういう考えの人ってものすごく多いと思う、みんなそうだよね… 共感できるところもあって、私もなんかつらかった…笑 他の方も仰っていますが、とにかく心理描写がリアルでした!
普段は、大企業のトップやら大富豪やら、受けを支えて包み込んでくれるような完璧な攻めが好きなんですけど、浪人しまくりで逆に受けに世話してもらってる全然完璧とは言えない夢来みたいな攻めもなんかいいなって思えた。抱きしめてあげたくなった^^

全然理解できないってほたるがはっきり言うところは笑っちゃった。ぶっちゃけ最後まで「浪人」し続ける理由が「社会に出て変わってしまったほたるのせい」のままなんじゃないかって思ってたから、ちゃんと気づけてよかった。

0

分かるけれども・・・!

自分自身と年齢が割と近い設定の2人のお話しなのですごく「分かる・・・!」と大きくうなずいてしまう所と、「分かるけれども・・・」と抗いたくなるような心理描写にリアリティさがありました

実際は夢来のように自由に(見える)振る舞える程自分には余裕も度胸もなかったなぁーと、夢来の焦燥感故のあの言動や行動も褒められたものではない筈ですが心のどこかでちょっと自分が出来なかった事をしてるなぁー…と羨ましくも思ってしまいました。。。

とても自分自身に重ねて読んでしまえるのが容易な位に抉った表現が響く所が多かったです
初めて読んだ先生の作品ですが凄かったです
そしてデビュー作と知り驚いています


ただBL的な所は少しほたるの気持ちが分かり難かったな、とは感じました
もし自分が夢来だったら自身の気持ちを自覚したとしたらほたるの存在はありがた過ぎて手放せないですし必死になると思います
でも、逆にほたるだったら夢来をどう思えるか?というのが。。。
あんなにほたるのように慈愛に満ちてもないですし忍耐力もないので受け入れられるのか、、、自信が持てませんでした

そんな所も結局夢来が羨ましいのかも知れません…w
みなさんのレビュー同様、心理描写は本当に上手いと思います
今回はその部分が上手過ぎて萌えにくかったのがあったので自分の評価は星3ですが作品のおすすめ度合いは星4でもいい位心理描写の読み応えはあるかと思います

あんまり自分自身を重ねて読んだりなどはしない方ですがうっかり自己投影して読んでしまう位リアルさを感じる描写に持って行かれました!
新感覚を味わいながら読めました

2

デビューコミックス…すぎょい(←スゴすぎて噛んだ)

デビューコミックスおめでとうございます!!!
めっっちゃ待ってました!!!(よっ!←掛け声)
で、内容は、一浪して入学した大学で出会った受けと攻めが唯一無二の友達となり、数年後進路が分かれてしまったことで、同居しているにも関わらず立場が違うことですれ違ってしまい、、、というお話。

前半は攻め視点で物語が展開していくのが、まさにタイトル通りの「モラトリアム」だと思った。そして後半は、受け視点で話が進んでいくのだが、この交互視点によってそれぞれの想いや本音が露呈するのがとても良かった。

あと、バキバキな腹筋も最高だった(個人的に結構これポイント高かった! ニヤニヤ)
作品とは関係ないけど、「まげゆいし」っていう先生のお名前かわいいですよね(犬野先生、大変調子に乗って失礼いたしました。土下座)

ちなみに、「ふたり占め」も大好きだったので、次のお話も楽しみしかないです。

2

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