イラスト付き
「一途な」ではなく「一途すぎる」溺愛ですからね。
攻めと受けを取り巻く周囲が不穏な空気になろうとも、攻めの気持ちは盤石というんでしょうか、100%保証されている状態なので安心して読めました。
この本で萌えたポイントは二つ。
・攻めの嫉妬。
とある理由で紫冰(攻め)の閨の指南役として珠月(受け)が名乗りをあげるんですね。
珠月は実は童貞処女なので本当は指南役が務まらないのだけど、紫冰の部下である将軍と何度もしてるから「練習相手になれる程度の経験はある」と嘘を言うんです。
まぁ、そりゃ攻めは嫉妬しますよねぇ。
「何度した?」と紫冰に聞かれて、まさかゼロとは言えないから「覚えていない」と苦し紛れに答えると「‥‥覚えていないくらい、したのか」とショックを受ける紫冰。
真実を知ってる読者からすると、無駄な嫉妬をしている攻めが可哀想で萌えました。
・皇帝である攻めの苦悩
紫冰は皇帝なんですね。
だから珠月に気持ちを訊く=皇帝の命令であり珠月は答えなくてはいけないという図式がある。
皇帝である自分が珠月に口付けしたい=立場上、珠月は逆らえない。
ここを重々わかっているから、「俺が命じるつもりも、強要するつもりもないし、逃げても拒んでも罰を与えない」と言ったうえで「口付けを許せ」と言ったところが萌えました。「皇帝」である自分の立場を十二分に理解してる攻めが健気で……
珠月の元にいた世界(日本)の毒母がちらっとしか出てきませんでしたが、やけに胸糞でした……。
もう過去は見えなくても良かったと思う。
あと珠月が男である必要がないというか、やたら楚々としすぎているというか、性別不明(しかも女性寄り)な感じを抱いてしまったので萌萌寄りの萌で。
皇帝 × 誰かに召喚された青年
珠莉(受け)は10歳の時、異世界から召喚されてきました。が、元いた世界の記憶がなく、時の皇帝が崩御したのと同じ時だったことで関連を疑われて命を狙われますが、次期皇帝の紫冰(攻め)に助けられ、珠月という名を与えられ、神廟で国のことや言葉を習い、今は紫冰の側近として宮殿に勤めています。
年頃の紫冰は降るような縁談に困っており、今は珠莉が防波堤になっていますが、いずれは妃を娶らねばなりません。
紫冰を慕う珠莉はどうなるのか、と話は進みます。
2人が両片思いなのが珠莉視点ですがありありと分かって、珠莉のことになると嫉妬心を丸出しにしている紫冰がとても楽しいです。
2人が両思いになるのも比較的早く、そちらの方は安心して読めますが、紫冰か珠莉のどちらかが狙われる事件は未だ続いており不穏のままです。
話は誰が狙われているのか犯人なのかというふうに進みますが、ふたりの関係ががっちり安定しているので悲壮感とかはなく、いつ危ない目にあうのかと心配しながら読みました。
最後の方で少しピンチはありますが、紫冰のおかげですぐ解決するので、安心して読めました。
犯人に対しては色々と思うところはあれど、彼らが動かなければ珠莉はこちらの世界に来てないので、結果オーライでしたね。
気持ちを隠さなくて良くなってからの紫冰の溺愛ぶりにはびっくりなので、自分の娘を妃にと思ってた人たちもきっと諦められたことでしょう。
たた、竜の使役のこととか祭司の皓燕のこととか言及されないままだったのでストーリーには関係ないけどすごく気になったので、話の中に説明あったら良かったな。
あああ〜…!溺愛大好き人にはたまらない一作でした!!✨
まず、笠井あゆみ先生の挿絵の素晴らしさよ…!
表紙と口絵だけで胸いっぱいになるほど。
釘宮先生の紡ぎ出す中華風ファンタジーの世界観に見事にマッチしていて、感嘆のため息が出ちゃいます。。
口絵の子竜ちゃんたちが可愛すぎて可愛すぎて、夜中に文字通り悶絶しました。
中華風の世界に、異世界トリップ、思惑と陰謀が絡み合うのですが、根底にあるのはまさに「陛下の14年越しの一途な溺愛」。
8歳の時に、大怪我した状態で日本から異世界へトリップしてきた珠月。
何者かに連れ去られそうになっていたところを、皇帝陛下に見つけられ、助け出されます。
それから必死に言葉を学び、宮廷作法を学び、皇帝への想いを胸に秘めたまま毒見役として側に仕えてきたー
こんな健気で可愛くて美人な受け、好きになるしかないやつ…
傍から見ると、皇帝が珠月を溺愛しているのは一目瞭然だし、可愛い嫉妬なんかもしていて萌えまくるのですが、そこに気付かない珠月がただただ健気で可愛い。。
皇帝である紫冰は、自分が「側にいて欲しい」と言えばそれは立場上”命令”になってしまうから、、と、自分の気持ちをストレートに伝えることができないのですね。
珠月は閨のお役目係なのに、気持ちの確認ができるまで、一切手を出さない皇帝の我慢強さには拍手を送るしかありません。すごいわ、14年も。
俺様ではなく、あくまでも紳士的に珠月のことを第一に考える優しい優しいスパダリ皇帝、最高です✨
いやしかし、焦ったい…!
無事想いが通じ合った後も、最初から濃厚セッではなく、初めては抜き合いで終わりるところも、個人的な萌えポイントでした…
それから、繰り返しになりますが4匹の子竜ちゃん達の可愛さたるや。
珠月の弾く琴の音を心地良さそうに聴いている描写とか、挿絵がなくても脳内妄想で補完して、くううっとなります。
皇帝のお腹から飛び出てくる、というのもポイント。
な、なんか妄想がはかどっちゃう…可愛すぎじゃないか。。
異世界人が皇帝を誑かしているーと、命を狙われる珠月ですが、スパダリ皇帝陛下によって守られ、また皇帝の周りの人々も男女問わず優しいキャラが多く、安心して読み進めることができました。
溺愛ストーリーにとろっとろに浸りたい!という方にまさにピッタリの作品だと思います。
私にももちろん刺さりまくり、でした(うっとり)◎
見慣れない漢字表記にだいぶ苦戦しました。
最後まで、これ誰だっけ!?とページを行きつ戻りつ。
せめてもう少し易しい見慣れた漢字だったら…。
受け様は、竜帝陛下の私的側近の珠月。
怪我を負って倒れていた所を、当時皇太子だった紫冰に助けられ。
怪我をおう前の記憶がないけれど、どうやら異世界へ来てしまった事だけはわかる。
以来紫冰の保護の元、誠心誠意そばに仕えてきた。
もちろん、攻め様は現竜帝陛下である紫冰。
紫冰が、珠月を大切に大切に扱っていて、大変よい攻め様です。
囲い込むように自分の庇護下に置いて、誰にも見せないで、傷つけないようにしてきて。
でも、ちゃんと珠月の気持ちや尊厳は大事にしてるしね。
珠月の方も、紫冰は恩義だけでなく、敬愛する大切な人で、皇帝である彼の為にも自分の恋心はひっそりと秘めていて。
これ、傍から見れば両片思いなのは一目瞭然なのでは。
珠月の気持ちに気づかないなんて、恋をすると、やはり目が曇るものなんですねぇ。
珠月の周囲にいる人達は、皆、珠月を受け入れている優しい人ばかり。
もちろんこれは珠月の人柄やそれまでの努力によるもので、皆の優しさがとてもよかったです。
珠月の為に竜帝である紫冰に苦言を言ってくれる紫冰の側近達までいて。
珠月の危機には、紫冰が雷を降らせて助けに来るのも素敵。
紫冰が使役する小竜達は可愛いし。
珠月の本名、わざわざ変えなきゃいけない程違和感がある名前だとは思えなくって、しょっぱなからウーンと思ったりもしましたけどね。
黒幕の詰めの甘さに突っ込みたくなったりね。
でも、竜帝陛下の溺愛はしっかり堪能させて頂きました。
どんな時にも受けに対する愛情が変わらない攻めが大好物なんです。そういう意味ではこのお話は間違いなく私の中で神評価でした。そして笠井あゆみ先生の絵がまた素晴らしかったです。
もうタイトルそのままの内容で攻めの愛情に対して心配する必要のないお話でした。紫冰の珠月の為の言動にニマニマしながら読み進めました。
とある珠月のついた嘘によってずっと2人の間には齟齬が生じてしまうんですが、お互いに思い合っているのが分かるだけにこれがとても焦ったいんです。その事でついつい嫉妬してしまう紫冰になんて可愛い攻めなんだろうと萌え滾りました。
このままイチャイチャだけで進むのかしらと疑問を持ち始めたところで、珠月の存在が広く知れ渡ってしまった事で彼に悪意を持つものがチラつき始めるんです。
珠月の周りが彼に好意的な者ばかりなので何となく黒幕は絞られてくるのですが、その者の余りの愚かさに最後はちょっと驚きよりも呆れてしまいました。
ここら辺の出来事が唐突過ぎてちょっとツッコミを入れたくなったりはしましたが、紫冰の珠月に対する愛情と執着はブレなかったので個人的に大満足で高評価にしました。だって読んでて楽しかったんですもの。www
とある人物の正体がハッキリとは書かれてなかったのですが、何となく察せられたのが面白いと思いました。
