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初代様には仲間が居ない!

shodaisama niha nakama ga inai !

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表題作初代様には仲間が居ない!

初代様、RPGゲーム「レジェンド・オブ・ソードクエスト」の初代勇者、18歳
飯沼結、高校生→ 初代様の犬、「レジェンド・オブ・ソードクエスト」の勇者、25歳

その他の収録作品

  • 初代様の長い長い旅路
  • 書き下ろし:「初代様には名前が無い!」
  • 書き下ろし:「初代様の分かりやすいプロポーズ」
  • あとがき

あらすじ

大人気RPGゲーム【レジェンド オブ ソードクエスト】。そのシリーズ最新作発売の日に死んでしまった引きこもりの結は、最新作の“勇者”としてゲームの世界に転生してしまう。攻略本もネットもない世界でなんとかラスボスに辿り着いたが、心強い陽キャな仲間たちと挑んでも倒すことができないでいた。 それもそのはず――ラスボスは《シリーズ最強主人公》と謳われる、ゲーム初代の勇者が魔王に闇落ちした姿だからだ。結は仲間たちから、最後の希望として『時を遡り、初代勇者の闇落ちの原因を突き止め、回避する』ことを託されて過去に送られる。 しかしそこで出会ったのは、偏食家で、猫かぶりで、持って生まれた美貌を持て余す、クズで超生意気な十八歳の初代勇者だった! なんとか旅に同行させてもらえることになったが、初代様は結が一緒に戦うことも、仲間になることも許してくれず、唯一できるのは『初代様の命令に従うこと』だけ。 「おい、犬!おまえは俺の“ツレ”だ」――食事の準備、薬草採取、無理難題なお遣い……初代様から与えられる命令は次第にエスカレートしていくが、そこには彼のある野望と孤独があって……?

作品情報

作品名
初代様には仲間が居ない!
著者
はいじ 
イラスト
高山しのぶ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344853331

マンスリーレビューランキング

57

4.2

(62)

(41)

萌々

(8)

(4)

中立

(3)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
11
得点
252
評価数
62
平均
4.2 / 5
神率
66.1%

レビュー投稿数11

興味がある方はWeb版で予習できるありがたさ

まずはちょっと読んでみたいなって思われた方!Web版が取り下げられていない作品なので、そちらを予習的にチラっと読んでみてください!

面白いなって思われた方は是非書籍で読んでください!!内容がガッツリ特盛になります!
私もWeb版で全編読んでいましたが、発売日に電子書籍で購入しました!
Web版よりもかなりボリュームが増えてRシーンもこれでもかってくらい増えます笑笑

俺様勇者×従順な犬から変化していく関係性が熱いです!犬は沼です!ハマったら抜け出せない受けです!
表紙だけでなく挿絵も入るお得な仕様なのも◎

1

彼らとの冒険を楽しめました!

いわゆる「なろう系」のライトノベルらしい軽めの文体と、陰キャながら現代っ子な主人公の語り口調が「ゲーム転生」という舞台に合っていて、サラサラっと読めて面白い作品でした。
もともとRPGが大好きな私には、用語などや世界観もわかりやすく馴染みがありましたが、あまりRPGに触れてこなかった方には入り込みづらいかもしれません。

でも、ぜひ読んでほしい。
攻めが受けを呼ぶとき、どういう意味合いを込めているのか。
魔王が魔王になった理由とは。
いろいろなところに散りばめられた愛が、物語の後半になるにつれて判明していきます。

また、ライトでコミカルな作品ですが、涙する場面が何度もありました。
魔王が目的を果たすまでの道のり、受けの献身的な姿、現世での母との会話……。
陰キャな私は共感するところが多かったです。

作品の中では描かれませんでしたが、今後、受けと攻めの寿命の違いがどうなっていくのか、とても気になります。できれば、末長く一緒に幸せに暮らしてほしいですね。
長めの作品なのにあっという間に読み終わりました。
純粋に、楽しかった!!

1

ツン攻め最高

ツンデレ攻めが受けに絆されていく過程が大好物なので大変萌えさせて頂きました。
美味しい設定でお腹いっぱいです。

初代様のツンツンぶりがとにかくひどい(笑)んですが、受けは割と初期の方から初代様初代様と慕っていてまさに犬のように付いて回るので、かわいそう感はそんなに感じません。笑

初代様が、受けが唯一無二な存在だと気づき、いなくなったあと無我夢中で探したり泣きながら絶望したりするシーンには萌えたり泣いたり感情が忙しかったです!

エロも激しくてじっくり丁寧に書かれてるので大変萌えました。
初代様の余裕のなさと受けの乱れっぷりがエロい!お腹いっぱいです。

文章はWEB連載作品っぽいというか、あまり難しい語彙や言い回しなどがなく読みやすい文体です。
すんなり読めるので、若い年齢層の方にも受け入れやすい文章なのではないでしょうか。

とにかくツンデレ攻めがお好きな方は必読!
しいていえば、自分や仲間の命がかかってるからとはいえ、受けがなぜ初代様にこんなにも盲目なのか、その理由がもうちょっと詳しく書かれていれば良かったです。

2

No Title

ネタバレになるから色々書けないけど...こんなに泣かされるとは思いませんでした。
タイトルと雰囲気からてっきり軽いゆるーい感じのなんちゃって感強いのかなと思ってましたが、
内容は意外と深くて途中から涙が止まらずノンストップの一気読みをしてしまいました...初めて読む作者さんでしたが、見せ方がすごい。

強いて言うなら濡れ場がちと多すぎるかな...と。
こんなにいらないから回数減らして内容を濃くしてしっかり書き込んでと思うところもありました。

4

買って読んだ方が良い!

ムーンの連載版も大変面白く楽しい小説なのですが、こちらの小説は是非書籍版で読んでいただきたいです。書き下ろしだったり追加されているお話を読むと解像度が上がり『うわぁー』ってなります。ネタバレしないように書きたいんですけど無理そうなので、迷ってるなら買って読むのをおすすめします。
けっして損はないです。
あと高山しのぶ先生の表紙も挿絵も神がかってます。

4

もう、たまんないよ!!!

最高でした。お見事!
最初は、うわ〜これ読めるかなあ、苦手な設定ばかりだよ。しかも自分的に地雷要素が出てきて、せっかく楽しくなってきてたのに…。だったんですがね!

構成もひねりのあるキャラも本当にお見事でした。
すべてが繋がっていくところや、二人の感情や関係性の変遷、まさかの初代様の本性やその後の姿。
薄々と、もしかして初代様の闇落ちの理由って…と思ったら、やっぱりか〜い!

これは初代様の言葉もいかんかった。ツレ(連れ合い)なのに結婚式前夜にあんなことをあんな言い方して。

別れのあとの初代様のその後を読むと、たまらなくなります。そんなにも!そんなにも!
そしてやっと会えたねな2人(泣)

短編も番外編じゃなくて、あのときの初代様視点とか、もし犬が違う世界線に行ったら?などなど。やっぱり連れ合いだね!

いまだにランキング入りしてるのも納得の作品です。諦めないで最後まで読んで良かった。

苦手設定と地雷を逆手にとって上手いこといったり、覆したりな内容でした。

5

初代様には犬が必要!

web連載版を読み、初代様と犬が織り成すこの物語の虜になってました。書籍化!本当におめでとうございます!!
発売日に電子版をゲットしました。紙本と電子版同時発売、とてもありがたいです。

webで拝読済ですが、改めてはじめから初代様と犬の物語を読みました。加筆部分に「ここ!知らない!」と興奮し、書下ろし部分には感激で震えました。
犬の名前がここで生きてくるとは…!感動です。
犬が残した本の扱いもweb版と違っていて、新たな気持ちで読み進められました。
初代様が犬を「ツレ」と紹介するたび、その真意をすでにweb版で知っている身として「ああ~初代様…もう、もうこんな時から…!」と身悶えものです。

高山先生のイラストも最高で、わたしの脳内ではあの美麗ビジュアルでふたりが動き回ってくださいました。

注意する点としましては、初代様が女性と関係を持たねばならないので、攻めが受け以外と関係を持つのが受け入れられない方は少し厳しいかもしれません。

わたしは最高に楽しませていただきました。文句なしの、神作品です!!

6

好みの設定だったので

好みの設定だったので購入してみました。webの方は読んだことがないので、どこを加筆修正したのかは分かりませんでした。犬(結)視点の表題作と初代様視点の「初代様の長い長い旅路」と書き下ろしで構成されてました。

文章は読みやすいですがお話は場面がなん度も飛んだように感じて、決して繋がりは上手くないです。そしてちょっと読んでると初代様が闇落ちした原因に直ぐに気が付いてしまうと思います。

この作品の好き嫌いが分かれる点としては初代様が子作りをしなければ犬(結)が存在しなくなるので、初代様の気持ちがどうこういう前に女性と必ず関係を持たなければならないという点です。

なので初代様視点の「初代様の長い長い旅路」でおせっかいな王女ザマァなお話を読みたかったのですが、愛情どころか嫌悪感を感じていても外面は良き王、良き夫、良き父のままの初代様のお話でした。

犬(結)の行方を探す為にそれまでは仮面を被り続けた訳ですが、私が知りたかったのは犬の残した本を解読したあとのお話だったので物足りなかったです。

結局は王国がどうなろうと初代様には関係なかったわけで、犬(結)が存在し続けるために王国も愛情もない王妃や子ども達を生かしてたと考えると、このモヤモヤを何処にやれば分からなくなったので中立にしました。

初代様が犬(結)をかけがえのない存在だと思って行く過程がとても萌えたのですが、受けを攻めの子孫にするとこういう縛りが出てしまうんですね。アイデアは良いですがBLとして心から楽しむためには苦しい設定だと思いました。

6

攻めの「ツレ」って言う受けの呼び方が、もう愛の証拠だった!

引きこもりの主人公がゲーム発売当日に殺され、ゲームのなかへ転生し、勇者になってしまう。
が、その転生した先で対峙したラスボス魔王は、実はそのゲームの初代勇者だった。

どうして初代勇者は闇堕ちしてしまったのか、その原因究明のために、主人公はパーティーの仲間によって過去へ送り込まれるが、、、

というお話。


文章も読みやすく、最初はめっちゃくちゃライトな感じだなあという印象でしたが、読み進めていくうちに、
な、なんだ…この初代様(初代勇者には名前がないのと、主人公も勇者だったので、初代様と呼んでいた)めっちゃクズ攻めだったのに、実はかなり分かりずらい性格なだけのカワイイヤツだったのでは?!! なんて、愛おしい印象に変化していきます。


同時に、初代様の奴隷のように扱われていた「犬」と呼ばれていた主人公の心境にも変化が。


もともと孤独同士だった2人が出会ったことで、補完し合って生まれた愛。


どうして初代様が闇落ちしたのか。

その理由を知ったときには、涙腺崩壊間違いなしです。

本編後の後半のSSもすべてよかったです。

6

これぞ、至高の〝ツンギレ攻め〟

〝ツンデレ(ツンギレ)攻め〟好きとしては、もの凄く萌え滾る1冊でした……!
まず、初めから【甘々溺愛BL】がお好きな方には合わないと思います。
と言うのも、こちらの攻め様〝俺様パワハラDV男子〟なので、前半は全く愛を感じません!笑

受けの事を「犬」と呼び、ヒエラルキー最下層の陰キャをパシる不良のような初代勇者様……
とは言え、そんな俺様男子が最終的に受けを好きすぎる余り〝闇落ち〟すると言う、特大級のデレが待ち受けてるんでね……!
ツンツン期間も「そんな事言ってるけどさぁ…(ニヤ)」と、生温かい気持ちで見守りました*

そして、パシられる「犬」こと現勇者も常識人ぶってクセ強めなので、初代様からの横暴&理不尽な態度もそこまで悲壮感を覚えずに楽しめるかと!
ただの気弱な小型犬かと思いきや、実は獰猛な狂犬と言う、なかなか厨二心を擽られるキャラでした♡

何と言っても、2人の関係変化が丁寧に描かれていて本当に素晴らしいのです。
あとがきで先生が
『「ボーイズラブ」と言うより「ボーイズ【貴方しか居ない】」みたいな、替えの利かない関係性になるまでの変遷を書く事が、何よりも大好きです』
と仰る通り、「初代様はクズ」と言っていた受けと、受けの事を完全に「犬」扱いしていた攻めが、最終的には【かけがえのない存在】になる……もう、この関係変化が素晴らしすぎて拍手が止まりません……!!

読むのが遅い私ですが、本作は早朝に読み始めて午前中に読み終わり、その後また1周してムーンにある番外編を全て読破する程、ズッポリ嵌っちゃいました!

本編終了後の2人が描かれた書き下ろし『初代様には名前がない』も本当に素晴らしいので、ムーン既読の方も是非とも読んで頂きたいです。
主体性の無かった「犬」の心の成長や、犬を失った後の初代様の葛藤に思わず涙が……

次元と時空を超えて、かけがえのない関係となる2人に、思わず餞を贈りたくなる素晴らしい1冊でした*

▶︎カラー口絵・人物紹介あり/挿絵…6P

⚠️以下、地雷要素についてネタバレ注意⚠️

*受けは前世で男性経験あり(フェラのみ)
*攻めと女性の絡みあり(キスのみ)
 ※初代様は姫と結婚するので子供等の表現あり

9

笑いあり、愛あり、読みやすい。

初代様×ユイ


小説投稿サイトにて公開されたこの作品は、まだ更新中みたい。


大人気RPGゲーム「レジェンド・オブ・ソードクエスト」の新作に、
引きこもりだった高校生のユイが勇者に転生してしまい、
過去にタイムスリップして、若き日の初代勇者と出会う。

初代勇者(初代様)は、
イケメンで、生意気で、偏食家で、俺様で、クズ(?)でたまらない!
そんな初代様の命令をこなすユイの姿に、
2人の間に何かが芽生えている感じがして面白い!

ユイの初代様への純粋な恋心、
初代様の傲慢なクーデレ、
2人の掛け合いから愛情への進化が可愛らしい。

だが、
エッチシーンが、ド派手で、
エロのために故意に書かれているような不自然さが、
ちょっと…ん?
ストーリーの流れとズレてすごく違和感を感じる。(個人的に)

ユイの成長、勇者になってから心の変化、
自分の力を見つけるとか、こっちまで勇気づけられる。

初代様の孤独が、ユイに支えられることで胸がいっぱいになる。

この2人だけが中心となっているから読みやすい。
勇者たちのゲームの世界で笑いながらも、
その後にくる心温まる愛に心がぐっときて良かったです。

8

この作品が収納されている本棚

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