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表題作アンチ・アイデンティティ 1

高瀬春彦
高校2年生,Sub
東原涼
高校2年生,Dom

その他の収録作品

  • 描き下ろし:『映画を観たそのあとは・・・』
  • カバー下:あとがき/1P漫画

あらすじ

俺を支配してくれ、Domとして――

東原涼の何もかもが気に入らない。Domのくせに底辺ヅラしているところも、俺に何をされても屈しないあの目も――。

高瀬春彦は体が大きく、威圧的な見た目に反して第二の性はSub。
そんな自分を受け入れられず、Domらしくないクラスメイトの東原に突っかかっていた。
しかし抑制剤の過剰摂取で体調不良に陥った高瀬をプレイで助けてくれたのは当の東原だった。
映画が好きという趣味と、お互い第二の性を受け入れられない共通点から
一気に距離を縮め、高瀬は東原に支配されたいと思うようになり――。

作品情報

作品名
アンチ・アイデンティティ 1
著者
沢マチコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047378056
4.2

(37)

(18)

萌々

(14)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
158
評価数
37
平均
4.2 / 5
神率
48.6%

レビュー投稿数6

【僕に見られながら・・・イっていいよ(涼)】

エロス度★★★★★

春彦と涼が紡ぐ恋物語♡

Subが攻めでDomが受け側になるのが特徴的で、見た目と第二性が正反対の似た者同士の救済がとてもよかったです!

最初は涼を毛嫌いしいじめていた春彦ですが、次第に涼に懐く大型ヤンキーわんこ化していくのが萌えまくりで、自分の第二性を受け入れられないでいた2人がプレイをしたり映画を観たりデートをしたり・・・と、距離が縮まっていくのが尊い♡

プレイと濡場では立場逆転かと思ったら、しっかりと春彦の手綱を握る涼はさすがDomって感じで、涼にコマンド使われて喜ぶヤンキーめっちゃイイ!

0

雰囲気が好きだ〜

最近はわりと増えてきたサブ×ドム。その見た目からしても正反対な二人。そして学園ものかつ同級生。個人的には今回の攻めくんは受けでも美味しかったな〜と思うもののそうすると今回のお話が崩れるからこうなったのだろう。この先生のそういう作品も今後読めたら嬉しいな〜と思うものの、やはり色んな受け攻め描ける人ってそうそういないですよね
そして始めこそいじめられていた受けくん。けれだそれは攻めくんが好きだったから故に。

0

そのギャップにきゅん

性と、ポジションのギャップにきゅん。

Dom=攻め、Sub=受けという固定概念を覆す
意外性が胸をくすぐるDom/Subユニバース。

高校生の高瀬は同級生の東原をいじめています。
いかにも強者の高瀬と弱者の東原。

けれど、その実、高瀬はSubで、対する東原はDomなのでした。
見た目とは正反対の二人の第二性。

内心では東原にどうしようもなく惹かれ、
自分の内の第二性を認められないことから
東原にちょっかいを出していたという高瀬。
まるで小学生のような理由に高瀬が不覚にも可愛く見えてしまいました。

一方の東原もまた自身の第二性を拒み続けていて、
高瀬とのプレイにより自身の性を受け容れてゆきます。

決して派手でも苛烈でもなく、
もの静かに自然と惹かれあってゆく二人の空気感が心地よい。

はじめはあんなに反発して荒れまくっていた高瀬も
いつの間にかすっかり東原に手懐けられてしまっていて、
心を開くとこんなにも従順で、積極的になっちゃうんだ…!
とその変わり様にきゅんとせずにいられませんでした///

東原の方も変わらず無表情で口数は少なく何を考えているのか
いまいちわかりづらくはあるのですが、華奢な体で高瀬を受け容れ、
プレイでも高瀬の欲求に応えようとする姿にじわりと愛が滲んでいました。
普段は無気力ですが、プレイ時はDomの風格を見せるその二面性にも
魅了されてしまいました。

電子書籍では「1」とのナンバリングがありますが、
続編は期待してもいいのかな?
一応綺麗に完結はしているものの、続きが読めるならそれは嬉しいな♪

0

受け入れて解放する

高校生のDom/Subもの。

第二性は人類の30%ほどに見られ、学校においてはスクールカウンセラー的な相談室が設けられている…という設定。
相談役の山岡が携わっているのが、Domの東原とSubの高瀬のケース。
小柄で華奢な東原が大柄で暴力的な高瀬のグループからいじめに遭い、不登校になっている。山岡は高瀬を連れて東原の家に話をしに行くが…
…と始まります。
読んでいくとこの東原。確かにか細くて弱々しく見えるけれど、いじめ/暴力を受けることなど何とも感じていないようなある種の図太さと言うか達観というか、そういう何かを感じます。
一方高瀬の方が自分の第二性に苦しんで、やり場のない思いを抱え込む弱さを感じさせる。
高瀬がその弱さ、東原への裏返しの好意を認めてからは一転、東原にすがる男になるんだけど。
この時の東原には笑ったな〜。
やだ、と即答。高瀬にはいいことしかないけど僕にメリットない、とかズバズバ言っちゃって。
なのにするりと「KISS(コマンド)」とか「いいこ」とか。
「僕の犬じゃ嫌?」とか、学校で高瀬にカラー着けさせたりとか。
表情の動きが少ない東原って、逆説的に強い魔性を感じさせます。
特にラスト章のH時での「いいこ」連発はゾクっとしました。こういうDom受け、アリだわ…

0

自分の性を受け入れられない思春期から花開く物語

見た目ヤンキーで暴力を簡単に振るってしまうドムにしか見えないサブの高瀬×細くて静かで地味で綺麗なサブのようなドムの東原。見た目も攻め受けも全てが逆のドムサブ設定のBLです!

ドムサブってコマンド使ったプレイとか一見SMに見えてしまう行為とか精神的に不安定だったり結構激しい印象の作品が多いイメージなのですが、今作は全体的に静かで綺麗で、でもこれぞドムでこれぞサブだなと確かに実感できるそんな印象的な作品でした。

個人的にどんだけ強がっていても支配してほしいドムとちゃんと対面するとあっさり陥落し早々と腹を見せられるようになったサブの高瀬くんと、サブにしか見えないなよっとした東原くんが高瀬くんを守るためにクラスメイトを圧倒してるドムらしいシーンがお気に入りです。

繊細だけど高校生らしい無鉄砲さもあるドムサブ、かなり好みでした!

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