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小説
雑誌掲載時より、楽しくってめっちゃ好き~と思ってたので、文庫更に電子化されるのを楽しみにしていました(≧▽≦)
受様は、喫茶店オーナーでオメガの恭。
恋人でもあり憧れの先輩刑事が亡くなり、今は警察を辞め1人で捜査を続けている。
今日も自分を使った囮捜査をしていて、引っかかったのが、この度の攻様であるアルファの昂希。
昂希にとっては最悪の出会いであるはずなのに、放っておけない、とあれこれ世話を焼いていて。
軽いチャラ男みたいな感じなのに、優しいし、「めんどくさい」なんて言ってる割に、恭の為に動けちゃうし。
もうとっても好みのいい攻様ヽ(´▽`)/
また、オメガらしい見た目に反する恭の逞しさですよ!(≧▽≦)
まさに見た目子猫で根性ゴリラ、中身は猪。
その猪突猛進ぶりは、健気ともいえるし、感服でしたわ(*'ω'ノノ゙
こちらもめっちゃ好きな受様♡
2人が惹かれていく姿も良かったし、恭の危機に颯爽とアタマをフル回転させて助けた昂希は、戦闘力ゼロでもめっちゃかっこいい。
恭のうなじを守ってくれたありし日の先輩とか、いろんな伏線が回収されていって、もうお見事(*´ω`*)
今まで関わってきた人や、今も隣で見守ってくれている人たちに助けられてきたって思うところで、私もなんだか感謝の気持ちで胸にジーンと来ちゃいました。
書き下ろしでも、相変わらず思い込んだら一直線な恭が可愛い。
戦闘力高いのもかっこいいし。
そんな恭を大事にしてくれる昂希もかっこいいよ(*^^*)
楽しくって大好きです。
血統書付きの野良犬アルファ × 見た目詐欺のオメガ
オメガで元刑事の恭(受け)は刑事を辞めた今でも追いかけてるヤマの捜査の途中、巻き添えにしたアルファの昂希(攻め)に一目惚れされます。面倒くさいと言いながらも付き合ってくれる昂希が隣にいることに安心感を覚えるようになっていくのですが‥
恭は組対五課(麻薬や密輸入とかの取締りでその筋の人たちとドンパチする部署)に所属してた元刑事。
刑事としてアルファに負けないように頑張った結果、フェロモンを自在に操れるようになり、アルファにフェロモン爆弾を浴びせて失神させるなんて技まで身につけました。
元同僚には、見た目が子猫で中身は猪で根性はゴリラと言われるほどの脳筋。
尊敬する同僚兼恋人だった真砂が殉職してからも行方をくらました組の情報を追いすぎて結局刑事を辞め、実家のカフェを営みながら、未だに捜査を継続しています。
昂希はアルファの能力がギャンブルに全振りしてるような人物で、顔を見るだけで嘘を見抜ける能力があります。なのに、恭の顔が好きすぎて恭の嘘は見抜けないという残念な男。
恭に一目惚れし、労働は面倒と言いながらも危なかしい恭を放っておけない昂希は料理はできるし、世話焼きだし、優しいし、寄り添ってくれるので安心感があります。
とても楽しいお話でした。
見た目が可愛いのに中身がやたら雄々しい受けとちょっとダメな攻め(実はデキる)攻めというのは本当に大好物なのです。
まずこのオメガ、全く知らないアルファをクラブへの同伴に必要ってだけで、フェロモンで誘き寄せ、潜入に失敗したら閃光弾を放って財布もスマホも置いて連れて逃げるっていう横暴さ。そのままほとぼり冷めるまで家に匿うことになったことで話が始まります。
とにかく2人の会話がすごく楽しい。
繊細に見えて豪快な恭の料理を評する昂希の表現も楽しいし、
顔に誤魔化されるのも楽しい。
ことに及ぼうとするとフェロモン攻撃やら手刀やら体に仕込んであるたくさんの武器やらで止められるのも楽しい。
その中で、潜伏している組織を炙り出すために危険な目にあったり、裏切り者の話があったり、クライマックスはハラハラしますが、やはり頼れるアルファの昂希の活躍もあって2人に平和が来るのです。
後半の2人がつがいになってからは、恋愛下手な恭の頑張り、自他共に認める見た目詐欺なので、中身を見た目に合わせようと努力する恭がとてもいじらしい。
そして、敵にさえ歩く危険物扱いされてるのもほんと楽しい。
傍を固める人も無茶する恭を心配する元同僚の大熊、「名探偵コ○ン」の阿笠博士を彷彿させる十亀翁、昂希の元同級生の庭野夫婦、と味のある人ばかりでした。
でも、やっぱり2人の掛け合いが本当に楽しいのです。
何度も読み返してしまいます。
いつか2人の子供が産まれたらどんな子になるかすごーく楽しみです。
今でも無茶し多分、恭は昂希にたっぷり愛されて幸せになってほしいです。
裏切り話はしんみりとしますが、全体的には本当に楽しく読ませていただきました。
そして、イラストがとっても可愛い。特にデフォルメした中表紙がほのぼのしていて癒されます。
エロス度★★★
昂希と恭が紡ぐ恋物語♡
恋人を喪った事件の情報を集める元刑事のオメガ・恭と暴走しがちな彼を放っておけず関わることになるギャンブラーなアルファ・昂希の組み合わせが面白かったです!
ダメ男感漂うけれどいざって時には頼りになる昂希と見た目に反して中身が猪でめんどくさい界の世界王者な恭のキャラのギャップ、2人のやりとりなどが魅力的♡
サスペンスアクションとラブストーリーのバランスも素晴らしく、昂希に徐々に惹かれていく恭の気持ちの変化や雄々しい恭の可愛くてえっちな萌えが本当に最高でした♡
デビューからずっと平均して面白い作品を書かれていて、手堅い作家さまだという印象があります。
今作も型破りなオメガが登場していて、今までに無いオメガバ作品となっていました。
そしてオメガを元刑事として事件を探らせることによって、単なるオメガバ作品ではなくて推理ものとしても楽しめました。
恋愛要素だけではなくて、新しい人物が登場するたびに誰が怪しいのかと推理している自分が居ました。と言っても難解ではなくて、何となく事件の真相は私の想像した通りでした。
特にお気に入りだったのは恭が経営する喫茶店の常連客の老人でした。彼の発明品と昂希の直感が合わさった時のワクワク感がとても堪りませんでした。
そして恋愛面では恭が昂希を好きになって行く過程がじっくりと書かれていて、とても引き込まれていました。2人のやり取りがまた良いのですよ。
そして本編後のお話である書き下ろしの「激甘アルファとつがい生活始めました」は、クスッと笑える要素と2人のお互いに対する愛情が感じられてとても素敵でした。
今回は神評価にするまでの萌は感じられませんでしたが、間違いなく活躍される作家さまだと思っているので、これからも作品を楽しみにしたいと思います。
今回はギャンブラーと元刑事のカフエ店主のお話です。
元刑事として受様が追う麻薬事件の顛末となる本編と
攻様との番生活を描いた続編を収録。
この世には男女性の他にバース性と呼ばれる
第二の性があります。
生まれつき身体能力や知力などに優れたアルファ
標準的でもっとも人口の多いベータ
男女ともに妊娠可能でヒートと呼ばれる
発情期のあるオメガです。
オメガはアルファにうなじを噛まれると番となる為
多くの独身オメガはファッションではなく
うなじを守る自己防衛としてチョーカーを付けています。
受様もチョーカーをした独身のオメガですが
今夜はある目的で発情フェロモンを垂れ流し
ホストかチンピラ風なアルファを落とします。
彼が今回の攻様です。
受様は親の喫茶店を引継いだ店主ですが
前職は組織対策犯罪部の刑事で、
2年前に迷宮入りとされた栗山組の合成麻薬事件を
独力で追っています。
今回アルファ専用クラブの闇カジノでの麻薬情報を掴み
アルファの攻様に同伴してクラブに潜入するものの
接触に失敗、攻様を連れて逃げ出す事になるのです。
攻様は身分証が入った財布もスマホも失い
自宅も危険と受様宅に匿われる事になります。
刑事を辞めた受様が事件を追うのはなぜ!?
事件の真相を掴めるのか!?
雑誌掲載されたタイトル作に
番った2人の後日談短編を書き下ろしての文庫化で
元刑事時代のヤバい案件を追う受様と
ギャンブラーの攻様のオメガバースになります♪
受様が事件を追い続けるのは
ベータながら組対のエースだった元恋人が殺され
栗山組が件の麻薬と共に雲隠れしたために
未解決となったせいなのです。
警察もアルファ史上主義な世界であり
オメガながら刑事を目指した受様にとって
ベータながらエースと呼ばれた元恋人は憧れの人であり
彼の隣にいるに相応しくなろうと頑張っていたのです。
攻様は受様の事情に巻き込まれただけなのですが
猪突猛進な受様を放っておけずに関わっていく事になります。
組対のエースだった殉職した受様の元恋人の裏の顔
受様に情報提供する元同僚の思い
喫茶店の常連客の発明家の協力
オメガキャパキャストの情報提供者の実態
受様が追う人物の影が見えてきた事で
受様が聞きに陥る展開でハラハラMAX!!
受様が過去と決別して攻様との未来を選択するまで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/
受様の性格と行動がオメガというより
人としても破天荒過ぎる規格外さに笑わせて頂きました。
そんな受様だからこそヘタレに生きてきた攻様に
本来の能力を発揮させる事ができたようなところもあったり
コミカルさを出すための設定かと思った事が
伏線だったりしたのも面白かったです。