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表題作京極家の純愛

京極 尊,主夫,俳優の息子(バツイチ)
京極 誠志郎,政治家秘書(政治家3世)

その他の収録作品

  • 子供が寝たあとで

あらすじ

家族だろ! 俺たち

偽装結婚から恋が生まれ、
本物の夫夫になった尊と誠志郎、
そして異母弟の礼央。
一年前には他人だった三人だけれど、
今では互いを大切に思いやり、
家族の絆を育てつつあった。
ラブラブ新婚生活の中、法務大臣である
父の秘書を務める誠志郎は、
尊敬する議員の朝倉から
八王子の朝倉城の誕生会に夫夫で招待される。
以前から、朝倉には誠志郎の結婚を疑っている
そぶりがあって…
夫夫として、家族として、尊と誠志郎は
新たな試練にさらされて!?

作品情報

作品名
京極家の純愛
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
京極家の結婚
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033721
4.6

(101)

(74)

萌々

(20)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
466
評価数
101
平均
4.6 / 5
神率
73.3%

レビュー投稿数13

尊の男気と格好良さ、そして切なさも大爆発…の怒涛の展開巻

やーーー、なにこれなにこれ、なにこれーーーー!文句なし、間違いなし、の神巻でした。
シリーズの中で一番ストンと心に刺さって、笑って、泣いた巻。
こんな怒涛の展開があるのかー!

まずは、深まる尊と誠志郎の愛ですね。序盤のラブラブっぷりに胸キュン止まらぬ4巻でした…
あらためてまた、1巻から読み直そうと決意。1巻のツンツンっぷりからは考えられない、誠志郎の甘えっぷりと夜の可愛らしさよ…
69に挑戦し頬を染めてからの「悪い 下手だったろ」に、尊目線で胸を撃ち抜かれました。。何を悪いことがあるかー!!大好きだ〜好きですーーー!(∗ ˊωˋ ∗)

そしてなんといっても、策士の浅倉先生相手に見せる尊の独占欲、その熱いセリフ。もうですね、魂根こそぎ持っていかれました。自分…今夜は眠れそうにないっす…

そして女心をよくよく理解してる幼稚園児、礼央に爆笑!
誠志郎の母を「よしこちゃん」と呼び「なくなよーおれきにしてないし」なんてさり気なくケアしちゃう…これは将来色々大変だろうなあ〜笑
よしこちゃんと二人でテレビのテニスゲームをするほど仲良くなっていて、笑った〜〜

中盤以降は、思わぬニュース沙汰により母親の所在を知ることになり、ゴタゴタの後に礼央が流す涙に、もう…ちょっと胸が痛くなりすぎて、気付いたらボタボタ、涙を流してました。。
どんな気持ちで「ままをしんじてる せーしろーもたけるもしんじてる」って言ったのかな、と。。
背中がとても小さく小さく見えて、もう、ぎゅって抱きしめたくなっちゃったよ。。

そして礼央についてのある事実が分かった後の、尊と誠志郎の切ないすれ違い。
誠志郎の涙は見たくないのです( ; ; )
この場面でまた涙腺崩壊し、しばらく思考停止。

最後の最後には、やっと気持ちが通じ合い謝罪し合って、一歩も数十歩も進んだ二人の”夫夫の愛の形”を見ることができました。

電子限定の描き下ろしで、誠志郎と尊と礼央、三人でお揃いの”あの”Tシャツを着ている姿にほっこり、笑わせていただきましたよ〜( *´艸`)

はぁ…本当に、深夜の至福の読書タイムでした。木下先生、最高です✨

9

純愛とは

結婚からはじまった二人がここにきて純愛っていう、タイトルの糖度が巻数を重ねるごとに高まっているように、4巻になっても萌えは衰えず…大好きなシリーズです。

ホームドラマっぽさもありつつきちんとラブというバランスのよさが心地よいです。んでもって、やっぱり誠四郎の昼と夜の顔wのギャップがめちゃくちゃ好きな私にとって、69⇒翌朝の場面はご褒美でしかありませんでした。こちらのシリーズ、スケベがいい意味でエロすぎないし、そこに至る流れがとても自然で、きちんとふたりの関係性において意味をもつ、コミュニケーションスケベなのがとてもよいです。

それぞれが違った環境で育ってきたから、当たり前に価値観ですれ違うんですけど、その違いを理解していくことで、より関係を深めていくふたりの姿が丁寧に描かれています。敵に塩送る当て馬・朝倉先生の活躍に、この人は一体何がしたくて何が目的なんだ?と思わなくもないんですけどw、こういう周辺人物がみんな魅力的なので読み応えがあります。

そしてほとんど主役・礼央の健気さが涙腺にくる…反則です。。。哀愁漂う背中で語る幼稚園生、、もうそれだけで胸がいっぱいになってしまいました(どーやったって可愛い…)。

母と息子が”純愛”の裏テーマみたいに見えたんですけど、ある意味親子関係も”純愛”みたいなもんだな~と思わずにはいられない、タイトルの巧さを感じてしまうシリーズ第4巻でした。(ダックワーズ回を読み返しました…)

7

それぞれの「家族」

「結婚」「初夜」「蜜月」に引き続き4巻目の「京極家の純愛」。

「これが運命の恋だと思った」そんなモノローグから物語ははじまります。

口止め料として、父親である法務大臣が進める同性婚を認める法律立案のため「愛のない契約結婚」をした尊と誠志郎。そして異母弟の礼央。
1年前は他人だった3人が仲良くなって、「家族」として絆を育てていく様子が丁寧に見られます。
個人的に木下先生の作品で一番好きなシリーズです。

今巻では、礼央の母親を巡る物語になります。
そして前巻で気になっていた朝倉先生。
その朝倉先生の母親の愛犬の誕生日会に招待された尊と誠志郎。そこで礼央の母親がスジの悪い男と逃げていると伝えられます。ふたりは礼央を守るため、礼央の母親を探すことに。

改めて誠志郎の父親と礼央の親子鑑定をすると、最初の鑑定書が偽造だったと判明します。
大臣の父親の立場上、早く礼央を母親の元に戻すのがいいだろうと言う誠志郎と、利用価値がなくなったら必要になくなるのかと言う尊。またふたりの気持ちがすれ違いに。そして尊は指輪を置いて出て行ってしまいます。

尊と誠志郎の「家族」への想いの違いが出てきます。
もちろんふたりとも礼央と3人の家族を大事にしたいと思っていますが、誠志郎にとっては政治家の秘書としても父親の大臣を守らなくてはいけません。ふたつの「家族」の板挟みになり、涙を流す誠志郎。
そんな誠志郎の立場を朝倉先生が尊に教えてあげます。朝倉先生は誠志郎のこと好きなのかと思っていたけど、やっぱり「かわいい弟」なのかな?と思えてきました。
「君よりずっと昔から彼を見守っているからね」
「幼稚園からの同級生ですけど」
「なるほど 僕と赤ちゃんの彼とのツーショット見るかい?」
このシーンとセリフがとっても好きです!
朝倉先生が尊に対する態度はただの小姑にしか思えませんよね。もう、かわいいな!

ふたりが生まれ育った「家族」とは違う「家族」の形に戸惑いつつも、自分たちらしく作り上げていく様子がとてもよかったです。
また、ちゃんと話し合えなかった親の想いを理解し、実は愛されていたということが今巻では尊と誠志郎も気づき始めます。大人になってから親の気持ちを知ることってありますよね。それも尊と誠志郎が一緒になったからできたことなので、読んでいて嬉しかったです。

きっとどんなことがあってもふたりで乗り越えていくんだろうな、と思えるいい終わり方でした。

今巻で輝いていたのは!誠志郎の母である芳子ちゃん。前巻からいい感じでしたが、今巻では芳子ちゃんなくしては尊と誠志郎は上手くいかなったに違いない!と思えるほどのナイスアシストをたくさんしてくれました。

次巻は礼央と礼央の母親が京極家とどう暮らしていくのか知れるのかな?と楽しみにしています。
願わくは礼央には尊と誠志郎ともずっと仲良く暮らしてほしいです。
また引き続き、朝倉先生のことが気になるのでこちらも楽しみにしています。

安定した物語と面白さ、おススメです。

4

3人の形の家族愛、心温まる

尊×誠志郎


偽装結婚から始まった恋。
「純愛」編。

本物の夫夫だからこそ、
その大事な関係と、
大切な家族の礼央を
守り抜く2人には尊敬の念しかない!

リアルな純愛と、そのほんのり甘さ、
家族の強さまで、
ちょうどいい感動、良い萌え度に、
ほのぼのとした繊細な表現に圧倒されて、
軽快なリズムで進行するこのシリーズ、
大好きにならずにはいられない!


当て馬が登場してきて、
2人の関係に波乱が・・・
新たな試練、家族との繋ぎ、
ドラマを加速させていく
家族の本質が見える今巻は、
ただの血がつながっている家族という枠を超えたもの。

誠志郎と尊の関係を礼央がどう受け止めるのか。
礼央のことを誠志郎と尊がどう受け止めるのか。
3人がだんだん結ばれていく過程に心が温まる。

信じ合い、支え合う
誠志郎と尊の2人の形の愛と、
礼央が加わることでの3人の形の家族愛が、
どんな困難にも負けない強さを持っている気がする。

愛に満ちた3人の物語、ずっと終わらないで欲しい。
これ以上の展開を楽しみにしています。

3

凄く良い!

シリーズが続いて行くとマンネリになりそうですが、良い意味で裏切ってくれるのがこちらのシリーズだと思います。
政治家の家の話なのにハートフルなところが凄く良いんですよ。

何より回を追う毎に尊と誠志郎がちゃんと夫夫になって行くのが素晴らしく、お互いの家族の問題が徐々に解決して行ってる点がまた凄いと思いました。

それにはやっぱり礼央の存在が大きくて、彼が例え血が繋がっていなくとも果たした役割りは大きかったと思いました。

さてさて、今回は礼央の母親の抱えている問題がハッキリとして解決に向けて一歩前進したように思いました。

そして、今後はこのお話がどんな経緯を取って行くのかとても気になるところです。礼央の父親の企みが何なのかとか、芳子ちゃんが何処まで活躍してくれるのかとか、朝倉先生のおかげで政治家という者の考え方を知った尊がどう変わって行くのかも楽しみです。

次巻が待ちきれないです。

3

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