• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作はだしの天使 3

ターナー・ウィルソン
25歳,靴職人
ベンジャミン(ベニー)
元天使

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

元・天使のベニーは、大好きな恋人・ターナーと同棲中。
人間界の生活にも慣れ始めた矢先、ベニーの背中に翼が残っていることが発覚。
完全に“人間”に成りきれなかったベニーは瀕死の状態に陥ってしまい…!?
「君を、失いたくない」
切なる祈りが奇跡を起こす、完結巻!

作品情報

作品名
はだしの天使 3
著者
野ノ宮いと 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799766071
4.1

(65)

(29)

萌々

(23)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
265
評価数
65
平均
4.1 / 5
神率
44.6%

レビュー投稿数11

正直よくわからないんだけども・・・

全3巻を通しての感想。

作品の括りとしてはファンタジーなんだと思うけど、他のファンタジー作品とは違う...
そんな感じのする作品でした。

正直な話、2巻の途中から話が複雑になって、一回読んだだけでは理解できていない部分が多くて。
けれども、そこがちゃんと理解できていなくても十分に楽しめる作品でした。

ベニーが...ってなってから、ターナーの目の下のクマがすごくて読者であるこちらも物凄く辛かったのですが、最後の幸せそうなお顔を見ていると泣けてきました。
無事で良かった...(あまり理解してないけど)

話は変わるんですが、3巻で少し気になったところがあって。
途中からターナーとベニーのお顔がどんどん横長になっているような気がするんですが...
気のせいかな?
具体的な境目があるわけではないんですが、最終話が特に...


理解が追いつかないところは、また改めて読み直してみたいと思います。
野ノ宮いと先生、素敵な作品をありがとうございました!

3

完結おめでとうございます

ベニーがもうすぐ死ぬ…というところからスタートした3巻。

総評すると物語自体は結構難しくて2巻から触れられてきたベニーは果たして天使なのか人間なのか、どうしてここにいるのかどうしたら生きながらえるのかということの決着編でした。
ターナーはベニーを人間として扱い長く生きてほしいと葛藤しベニーは流れに身を任せている印象で、ミカエルとルシファーはちょっとわかりにくいけど、でもミカエルがベニーのことを大事に思い何とかしてあげたいと思っているのもルシファーが兄弟のことをずっと気にしているのもひしひしと感じられました。

主要キャラ4人が本音を中々相手に言わず大事なことほど黙ってしまう人たちだったのでどうなるかと思っていましたが、3人ともベニーになんとか生きてほしいと思っていることだけは伝わってきたのでもうそれだけで満足でした。(ルシファーだけ微妙だけど最初にそもそも助けたの彼だし…)

そしてBLとしては最後にターナーとベニーがいちゃこらしているシーンを結構たくさん見ることができたし、とにかくベニーが素直な気分屋で甘えたな感じだったのがとても可愛かったです。
ミカエルとルシファーはあくまで兄弟愛というか兄弟としての執着だけなんだろうな…

1

1人のはだしの天使について

始まりは1人のはだしの元天使と人間の靴職人の出逢いから。
出逢い、暮らし、旅をし、また彼のもとへ。
そして自身の謎へと。

作品全体に流れる淡々とした静かな雰囲気が素敵な、ロマンティックで不思議な味がある作品だったと思います。
全3巻でエンドマークがつくことになりましたが、完結感となる今作はというと、前作・前々作よりも多くを語らない余白を想像しながら読むタイプのお話になっていたかなと。

天使と悪魔と人間と。
3巻は読み込んでみてもちょっと難しい部分があり、天使でも人間でもなかった「ベンジャミン」を中心に、それぞれ異なる愛情を描いた物語だと解釈しました。
全員が幸せなまま終わるのではなくて、どことなくもの悲しさを感じる余韻があって個人的には好み。
BL作品として読んだというよりは、もう少し広い意味での愛のお話を読んだ感覚です。それも不器用な。

サブキャラクターも魅力的だったものですから、メイン2人に集中して読めなかったところもありました。
1度読んだだけでは分かりにくいところも、薄がかりぼやけているように感じるところもあります。
もう少し分かりやすいと読みやすかったかなと思うこともあり、3.5寄りのこちらの評価になりましたが、作品の雰囲気的にはこのスタイルは合っていましたし、もしかしたらこれはあえてなのかもしれませんね。
あまり説明をしても世界観が崩れてしまいそう。

静かな雰囲気も、独特の世界観もとっても好き。
3巻では若干絵柄の変化を感じたものの、野ノ宮先生のタッチも本当に素敵。
(2巻の絵柄と内容が1番好みだったかも)
ストーリー部分はあとちょっとだけ分かりやすいものがほしかったけれど、形が異なる愛情の描き方に関しては好みでした。
ベニーはきっとこれからターナーと一緒にあたたかくて幸せな日々を送るはず。

1

「2人はいつまでも幸せに暮らしました」と勝手に付け加えたくなる童話のようなお話

天使と悪魔、人間になった青年、寿命、記憶…。
不思議で幻想的だけど、不思議と現実味のあるお話です。
巻を重ねるごとに素敵さが増していきました。

ハッピーエンドだけど切なさもある最後でした。
ベニーを取り巻く人外の方々の言動、言葉の外にある思惑が広く深いのだけど私にはよく理解できませんでした。
ターナーとベニーがこれからも2人で幸せに生きていく、感じられる部分を軸に読了しました。
余韻がたっぷりあるお話で、理解できないところも多々ありましたが、ひとまずは「2人はいつまでも幸せに暮らしました」と童話を読み終えたときような気分を味わっておくことにします。
時間をおいて丁寧に読み返して、ベニーを取り巻く人外の方々の気持ちを理解していこうと思います。

モノクロ漫画で楽しみましたが、オールカラーで読んでみたい作品です。
絵と世界観がとてもきれいでした。

1

曇りの日

美しい話でした。しかし引っこ抜けるならさっさと引っこ抜いて置けよルシファーさんよ、とツッコミたくなる。ルシファーは羽が残っていても平気だと思っていたし、見守ってたってフォローは一応ある。
遊びに行く2人、観覧車の後ろが曇ってるのが好きです。晴れてなくても2人で生きるこの街が良いのよね。

つまりベニーが触れた魂はターナーの祖父のものだったということなのか?と思いましたが、靴作りとかターナーのことを魂の持ち主の記憶で見ていてもいいからそれはないか。見返したらオーロラのカットはあった。行きたいところは海だったけど。

野ノ宮先生がプロットと起承転結についてツイートしてました。連載が続くかも分からないデビューコミックスですもんね。デビューでこんなに素晴らしい作品…純粋にすごいと思う。

ところで………絵柄変わっちゃったなぁ。野ノ宮先生、ビリー先生のツイートをRTしてたぐらいだから、お好きなのかなぁ。1巻の頃の可愛い絵柄が大好きで、2巻は少し大人になって、でも優しく繊細な雰囲気がしっかりあって…3巻の絵も美しくて好きなんですけど、変わっちゃったなぁと思ってしまうことが切ない。出来れば2巻ぐらいに戻って欲しいけど贅沢な願い。

2巻に続き裏表紙に兄ちゃんたち。くまちゃん。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP