電子限定カラー収録&おまけ付き
もう何冊目かも分からない先生の作品。これまで出てる分すべて購入してきましたが、やはり社会人BLがダントツで雰囲気出してるし、あっという間に作品に惹き込まれてます(*≧∀≦*)!
一応弓原さん受けなのかなーと思いつつページ見てたんですけど、個人的には山田くん受けでも全然アリだなーと思ってます。先生のこの手の黒髪キャラの攻めも好きで、読み切りの黒髪攻めも良かったです。
弓原さんよりも若い山田くんが普段ぐいっぐいっいくのにいざって時に、恥ずかしがってるところも非常に可愛いらしかったです。
きっと続巻があるはず!期待してます!
ほのぼのふわふわ癒されまくり!!
愛息子の大翔くんも一途なヒロト先生も天真爛漫で可愛い!!
パパ弓原さんのスマートさもツボ!
ごくごく普通なようでいて、それはズルい!!ってことをサラッとやってのけちゃう!!
そりゃさらにらさらに心鷲掴みにされて泣いちゃう~~~
突然のキュンがすごい!!
子連れものって、2人の恋愛より子ども絡みが前に出てきて、疲れちゃう時があるので苦手なんですが、
木下先生作品は子ども特有のトラブルもイラっとすることも可愛いところも
漫画とリアルのほどよさが良い。
ふにゃんとしたフォルム、ふふって笑っちゃう小生意気さがとても可愛い。
奥付を読んで知ったんですが、本作は年1回連載だったんですね。
何作も並行しながら、ブレずに可愛いを更新してるの本当にすごい!!
同時収録の読み切りも、同棲ならではのすれ違いのモダモダが楽しい。
木下先生、こんな衣装やえっち描いちゃうの!?って驚きも。
本当に作風の幅が広くて、今回も世界広げてもらいました!!
■お父さんをボクにくださいっ(表題作)
保育士と子供を迎えにくる父親サラリーマンの恋って、導入だけでもう惹かれてしまいますね。高校まではスポーツマンでモテたであろう山田。イケメンで体格も良い彼が辿り着いた職業は保育士。志もなく選んだ仕事だったけれど、今では子供たちにちゃんと慕われて板についている。それは彼が心底子供が好きだからなんだろうなぁと。疲れて帰宅した部屋にこんな柔らかくて明るい、子供と楽しく遊んでくれる人が待っていたら、それが男性でも女性でも癒されますね。熱意はあるけど自信は控えめで、この顔なのに経験が少ないというギャップも萌えポイント。好意を冗談だとしか思っていなかった弓原が徐々に絆されていく過程が自然で、微笑ましい気持ちで読めました。
■愛ってなんだ?
短い作品でしたが最初に予想した攻め受けと逆だったのが良かったのと、こちらも攻めの見た目や言動が素敵で、2人の出会いから丁寧に辿らせてほしい!と思わずにはいられませんでした。不安から突飛な行動に出る受けのことを口に出さなくてもちゃんと分かっていて、実はいつでも温かく見守っている。恋人に対する態度に惚れました。
バツイチ子持ちのリーマンが、子どもを預けている保育園の先生に求愛され断るが、次第に恋心が芽生えていく可愛いお話。
ちなみに保育園の先生×リーマン。
受けの子どもが小姑っぽく先生のジャッジをしたり、父親である受けとの橋渡しをするのが、子ども特有の可愛さを活かしていてとても可愛かったです。
あと、受けの子どもと攻めの名前が一緒という設定に驚きましたが、受けが名前を呼ぶとふたりとも返事するというわちゃわちゃ感も可愛かったです。(続けて2回も可愛いを言ってしまうくらい可愛い。)
そしてとにかく、年下ワンコ攻めの一途な愛が最高に良きでした。
受けも受けで恋心を意識するようになってから、攻めとの関係を前向きに検討するその姿勢に、とても好感が持てました。
子どもありきの可愛いBLがお好きな方には、オススメな1冊だと思いました。
信頼と安定の木下先生の新刊うれしいです。
木下先生作品は導入からずっと流れるように気持ちよく読めるのが好きです(作家さんによっては特に導入部でどういうこと?と戸惑いながら読むことがあるので)
京極家シリーズでちびっ子が大活躍し、楽しんで描かれているのかなと思っていましたら、本作でも大活躍。
保育士のヒロト先生の一目惚れからの積極的アプローチがおもしろい。
でいて、弓原からのうれしい一言に泣いちゃうのがかわいいです。
弓原は男同士だしと最初は躊躇があったものの、大翔や周囲は偏見がないようで、閉塞感が薄まった時代を反映しているなと軽やかな気持ちになりました。
2人の進展もスムーズでストレスなく読めました。
もう1本のお話は、同棲しながらも男同士であることに葛藤するさまが描かれていて、時代が進んだとは言え、こういうことはあるだろうなと感じました。
かわいいお話でした。
2本とも周囲の人物のまなざしがやさしくてほっこりできたのもうれしかったです。