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大好きなシリーズを追っかけ、こちらが3作目です。
今回もストーリー、そして表紙、挿絵に楽しませていただきました。
前作からずっと、ゼロとの間に隔たりを感じている鹿倉。
遠野以外は殺せないと言う鹿倉と、エンウのためなら殺人も厭わないゼロ。
これまでも窮地ををゼロから命令されたエンウのメンバーに助けられたり、
精神的にもゼロへの依存を自覚している鹿倉。
ゼロを守りたいのに、自分の覚悟が足りず、できないもどかしさを感じ、
この依存から脱却しないと一緒に戦えないと、今回はゼロの元から
踏み出す。
マカオで言葉通り、囚われの身となった鹿倉。
タイトルのように、実際に囚われの身となる。
肉体も、精神的にも、囚われてがんじがらめになった鹿倉が
やっとその呪縛から逃れ、脱却することができた。これで同じラインに立てるのか。
最後のゼロとのシーン、良かったです。。。
前作で新幹線で隣同士のゼロと鹿倉が、言葉を交わすことなく、手の甲を触れ合わせていたシーンが好きだったのですが、鹿倉がその時を思い出しているシーンがあって、なんだか萌えました。
シリーズ最終作、楽しみです!
やーーーー…!並べてみると分かる、シリーズ表紙の色合いの変化にグッときます。
「獣はかくして交わる」→「獣はかくしてまぐわう」と来て、シリーズ3冊目のこちら。
「交わる」では宵闇だった背景が2作目の「まぐわう」で夕日となり、
3作目のこちらではついに夜明け、朝日に輝く街並みが…!
物語がクライマックスに近づいていること、そして
ゼロ×鹿倉の二人が互いの要素を取り込み、近づいて溶け合っていることの
象徴なのかな。グッときます。
で、今作、勘の鈍い自分は「この二人には何かあるな」とは思っていたものの、
桐山の口から明かされた事実にびっくり!!!でした…
確かに、二人の目には同じ昏い光が宿っているし。
鹿倉への執着も似通っているし(桐山の目的はあくまでもゼロだったわけですが)。
点と点が一本の線になった瞬間でした。
マカオが舞台の緊迫した”最後の晩餐”にも、ハラハラしたー…!
不可侵城の頂点に立つ李アズハルもがっつり登場、穏やかな話し方が
余計にゾッとさせる人物です。
そんな中で唯一の(?)癒しとなったのが、カワウソこと早苗。
鹿倉のために泣き、鹿倉と共に冷凍倉庫に閉じ込められて…
散々な目に遭っても健気に鹿倉についてくるカワウソくん、じゃなくて早苗、
大好きなキャラです。
シリアスな物語の中に、ぽっと光を投げかけてくれる重要な存在ですね✨
桐山の衝撃的な告白により、自分の父親が誰であるか、
そして自分と桐山との関係を知ることとなったゼロ。
クライマックス、最終巻で二人の共通の敵・東界連合との戦いはどうなるのか。
桐山はどう動くのかー
気になること満載です。
エッチの部分では、先生があとがきで書かれている
「萎え萌え」、わかる気がしたーー…!
新しい癖の扉が開いてしまいました笑
ゼロを突き放してからすっかり萎えてしまった鹿倉の鹿倉。
そんな彼を情熱的に掻き抱くゼロ…
一方の桐山の熱烈じーーーーっくり”舐め舐めプレイ”も再び。
一時間以上も前進を舐められるって、すごいプレイですよね…
爬虫類みたいな舌でねっとり、想像するだけでぞわぞわする。。
いよいよ次巻でシリーズも終わりなのか、、と思うと
読みたいような、まだ読みたくないような複雑な気持ちになりますが、、
宿敵・遠野との直接対決、しかとこの目で見届けたい!
想像するだけで拳に力が入りますが、ワクワクドキドキしながら
最新刊も拝読したいと思います…!
獣はかくして~シリーズ大好きです。
骨太な男たちのBL小説いつもいつも読み応えがあります。
楽しみに待っていた3作目。
鹿倉さん大変でした…。
しかし、遠野に相対するビッグチャンスを前に2人の関係がそんな形で足を引っ張るなんて…思った以上にビッグラブ(???)w
ゼロ→鹿倉の矢印は分かりやすく、なんだかんだとサポートし本気の救助活動し、伝える言葉や繋ぐ身体から熱い感じが伝わってくるのですが、どうも鹿倉さん一人で悶々しちゃってね。。振り回されてるゼロよ。
でもその鹿倉さんの在り方がゼロにとっても光なんだろうなぁ。
今作は桐山に更に舐め回され回。桐山いいよね、好きです…最終巻での活躍も期待してますww
沙野先生が生み出してくださった男前揃いの登場人物、今回も小山田あみ先生のイラストがまた最高すぎました。今回もここ見たいって箇所の挿絵が多く、大変美麗で拝みたくなる。獣はかくして~シリーズの画集とか欲しいです。
2025年発売予定の完結編が待ち遠しいです。
男前だらけのハードボイルド&エロ…役者がそろっていよいよクライマックスへ!の第3作でした。本シリーズは主役より周辺キャラがミステリアスで魅力的だと思います。強くてクールな獣たちの熱量高めラブ、ウェットな弱い感情じゃなくて、支配し支配される強い”力”に焦がれる男たちが感情をむき出しにして、暴力的なわちゃわちゃを繰り広げるとゆーアンダーグラウンドお耽美BLです。
今回は”鹿倉の受難”が裏テーマかと思うくらい、いつも以上にいたぶられてましたw。ツヨツヨたちの征服欲をかきたてる鹿倉(どM)が、あんなことやこんなことに耐えて苦悶する姿はひたすらエロいです。私の大好きな煉条ぉが、遠野⇒鹿倉への執着に、ヒステリックに嫉妬する描写にはゾクゾクするものがありました。さらに、ただのエリート変態かと思っていた桐山の正体が徐々に明るみになってきて(え~?そうだったんか?ってちょっとびっくり)、ラストどうなるんだーー?!と続刊が待ち遠しいような、終わるのがもったいないような…気持ちになりました。
小山田先生のイラストが、と・に・か・く素晴らしいです(神!)。小説誌掲載時から追加イラストもあり(描き下ろし用も含めて)眼福でした。ちょっと残念だったのは、最期の晩餐の見開きイラスト。これは小説誌ではカラーの見開きで、めちゃくちゃゴージャスだったので、モノクロ文庫サイズはちょっと残念(仕方ないけど)。それでも、十分素敵で、紙本で手元においておきたいと思わずにはいられません。
前巻のレビューで1年後くらいには続編を読みたいと書いてましたが、ちょっと遅れたくらいでほぼ1年だと思っています。沙野風結子先生こんなに早く書いていただきましてありがとうございます。
思っていたより早かったです。
前々作と前作は鹿倉の青臭さが鼻に付いたんですが、今作でもやっちゃってくれてました。遠野を消すチャンスを逃してしまったシーンでは「何やっちゃってくれてるわけ⁉︎」となりましたが、この苛つきさえ沙野風結子先生の手のひらの上で私が転がされてたわけなんですよ。www
ビジネスの関係からゼロと鹿倉の関係がハッキリと線引きされたタイミングでもあります。
そして今作で東京地検特捜部長の桐山の正体が初めて分かるのですが、私は全然分からなかったんです。ただの変態だと思ってましたから。www
鹿倉はいっとき桐山に取り込まれそうになりましたが、とある人物の暴走がキッカケでゼロの元に戻りました。
李アズハルとか底の知れない面々を相手にどんな決着を見せるのか楽しみに次巻を待ちたいと思います。
書き下ろしの「獣はかくして分からせあう」での鹿倉は良かったんですが、そこまでたどり着くまでの鹿倉にやっぱりモヤついたので萌2とさせていただきました。最終巻で神になるといいな…。