電子限定描き下ろし付き
今までのBL著作は全て読んでる大好きな作家さんなのですが、発売当初は手を出さず、なんとなく後回しにしちゃってたところ、みなさんのレビューが軒並み良いのでポチリ。
神田さんにしてはかなり珍しい、半眼でちょっと独特(どんより?というか、ユラ~っとした感じ)の雰囲気がある攻め。
色気もあるし、ツーブロも初めてかな?
まず、とにかく絵が全ページ美しいです。
「そのままで、かわいい。」の辺りから絵柄がふんわりとした感じに変わられて、ますます好きになりました。
カフェの商品企画などを担当する、リーマン同士の「後輩x先輩」。
受けが酔ってる間を狙って、あれよあれよという間に既成事実を作られ、結婚に関する書類や引っ越し手続きまで済ませちゃうというかなり周到な攻め。
今まで読んできた執着攻め作品の中ではぶっちぎりのスピード感ですw
なのに執着だけではなく、自分の苦手なもの(コーヒー、動物)まで克服しようとするなんて、なんという健気さでしょう。
こういうの大好きです。
上記受け攻め表のように、攻めは黒目が塗りつぶされてる描写が多いんですが、時々受けから愛情表現をされたりして不意をつかれたり、照れたりする時などに目の中が描かれるんですよ。
その対比させた魅せ方がすごく良かったです。
えrえrタグはついてないですが、上記プレイ欄を一目ごらんください…かなり網羅してます。
以上、執着攻めにほだされる受けが好きな方には特にオススメです。
【俺の指食べながらイッて下さいね(工藤)】
エロス度★★★★★★
おやおや、酔った勢いで後輩からの求婚を受け入れたらあれよあれよとパートナーになり新居も用意されてしまう怒涛の展開が面白いですね。
工藤の強引な年下攻めやド執着、沼では生ぬるいアビスへと好きな人を堕としていく策士っぷりが素晴らしい愛でした。
深く深く自分に溺れさせていく一方で、毛玉とのやりとりが可愛かったり、廣戸川の事が好き過ぎて監禁したい願望があったりするのがたまらなく、最初は戸惑っていた廣戸川も工藤の計算通りに情に絡め取られ、工藤の想いを受け入れ応えていくのが最高でした。
パートナーシップ申請をしたんだって! おめでとう!! 的に、主人公が同僚から声を掛けられる冒頭。
主人公じゃないけれど、私も「はぁ…」もしやこれって前作があったりした?!! と不安になり、慌ててカバーなどでこの作品が何作目なのかを確認。
普通に、この1冊だけ完結するお話でした。(一安心)
そしてこのお話。
なにが良いかというと、攻めの執着。
攻めの一目惚れ的な過去のエピソードから、年上受けを落とすためにアレコレ画策して、受けが酔っ払って失恋の話を切り出してきた瞬間、チャンスをモノにして、パートナーシップを結ぶところまで一気に持っていってしまう。
したたかに受けを物理的に囲い込む展開は大好物なので、ニヤニヤしてしまいました。
けれど実際、受けが掌に転がりこんでくると「受けファースト」で溺愛献身ぶりも見られて、最高でしたし、受けも満更ではなく攻めに嫉妬していく様はとても可愛くて、攻めでなくてもキュンとしてしまいました。
そしてなにより先生の絵がとても綺麗すぎて、眼福でした。
描き下ろしの浴衣えちのときの、受けの「とろぉ」って出てくるあのコマのtmのカタチがえちくて、個人的にはニヤっとしてしまいました。(ナニ言ってるんだ! まりあげはよ!!)
萌2に近い萌評価。職場の先輩と後輩の関係性で後輩側がぐいぐい事を進めていくラブコメで、新幹線もびっくりのスピード婚には笑ってしまいました。ただ、問答無用というわけでもなく、酒に酔っていたとはいえ一応相手の同意は得ていますし、本気で廣戸川が拒絶したらきっと踏み留まる理性はあるタイプ。その場合はまたじっくり時間をかけて、廣戸川の心を搦め捕っていったことでしょう。そうはならずにトントン拍子で進んでいったのは、なんだかんだ廣戸川も最初から嫌な気はしなかったんだろうなぁと。個人的には濡れ場などでもう少し工藤の箍が外れたところも見れると嬉しかったですが、テンポもバランスも良い作品でした。
激重い執着攻めと流されやすい受けのお話!
表紙が好みで表紙買いしました。個人的に恋や愛より情が1番重く、その情を育てようとしてるとこに攻めの重さをかんじました^_^
先輩も言われるがまま流されてるようにも見えたけどしっかり後輩のこと好きで安心しました。なにかトラブルが起こることもなかったし、安心して読み進められました✨
電子書籍で購入しましたが、修正の上に修正がかかってます。白い。
また、幸せな2人の続編が見られたらいいなと思います^_^