孤独が怖いから誰かを愛したフリしてる

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表題作liar[ライアー] 下

五十嵐春(棗千春)
圭の義弟,俳優,26歳
五十嵐圭
広告代理店営業,28歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし7P
  • カバー下(知ってても知らなくてもよい設定/あとがき漫画)

あらすじ

「俺は圭兄を兄とは思ってない」

成長とともに春は圭を兄と認めなくなった。
あからさまに無視するようになっていた、なのに
夜になると同じベッドに入って、セックスする。
春に抱かれていると気づいてからもお互い普段通り過ごした。
ずっと、何も言わなかったくせに。十年、会いにも来なかったくせに。
今さら、キスして「俺を選んでよ」と言われても──…

弟×兄、完結。

作品情報

作品名
liar[ライアー] 下
著者
千代崎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics iHertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033905
4.3

(212)

(126)

萌々

(51)

(25)

中立

(7)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
916
評価数
212
平均
4.3 / 5
神率
59.4%

レビュー投稿数22

「俺は圭兄を兄とは思ってない」の本当の意味

「俺は圭兄を兄とは思ってない」という言葉を、そのまま受け取ってしまった圭と、真意が伝わらないまますれ違ってしまう春――いいですよね。言葉足らずだからこそ、どうとでも解釈できてしまって、こういうすれ違いが起きるのも納得です。

しかも春は、学生時代に反抗期のような態度を取っていたうえ、その後10年も連絡を絶っている。圭は睡眠障害があり、身体的な接触すら夢だと勘違いしてしまう状況。普段の春の様子を考えれば、「そんなことをするはずがない」と圭が思い込むのも無理はないですよね。

加えて、学生時代に春が女性と関係を持っている場面を圭が目撃してしまう(おそらく一度きりで、相手に押し切られた形)。その出来事も、圭の認識をより強固にしてしまったんだろうなと思います。

圭は実の兄(春にとっては義理の兄)の言葉には素直に耳を傾けるタイプだからこそ、春は最終的に髪を切って秋兄に寄せるほどして、ようやく話を聞いてもらおうとする。その必死さが本当に切ないです。

そして、俳優を始めたきっかけを語る春のインタビューを読んだ圭。
「俳優自体は薦められて 何となく始めたんです できるのかなと 不安はありましたね 演技も自信なかったし そもそも俺は あんまり人間に興味なかったんです だからずっと冷めてて 生意気な子供でしたし でも一人だけ理解したい人がいて ある時その人に似た境遇を持った役をもらったんです 両親がいないというか 捨てられてしまうんですけど全然面識のない家族に引き取られて育てられるんです 僕自身はかなり恵まれた環境で育ったので気持ちを理解するのが難しかった でも其れが俳優を続けようと決心したきっかけでしたね」(本文引用)
いうくだりには、こちらまで胸がじんとしました。

最後はきちんと話し合いができて、誤解が解けたのが本当に良かったです。
……それにしても瑠璃子、どれだけ構ってもらえなかったとしても不倫はよくない。結婚しなくて正解だよ、圭。

春も、長年抱えていた想いがようやく報われて、本当に良かったなと思います。

0

【俺は100人の人とセxクスするより、一人の人と100回セxクスしたいよ(春)】


エロス度★★★★★★★★

おやおや。春の執着・圭を手に入れたい、大切にしたい、理解したい想い・過去の不器用なやり方、どれも愛おしさMAXですね。

春と圭が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・下巻開幕。

圭に自分を選んで欲しい、ずっと好きだったことを伝えてもすでに何もかも遅かった絶望感・・・・・・でも、春の気持ち・自分の気持ちからも目を逸らして臆病で逃げていた圭がやっと春への想いに向き合えるのがグッときますね。

夢を彷徨い、ずっと安心できる場所を求めていた圭が春の腕の温もりに包まれる幸福がたまらなかったです。

0

決定打に欠けている、ような。

難しい!難しかったです。
上巻のレビューで「この二人は圧倒的に会話が足りない」と書きました。
そのことの裏付けのように、下巻ではものすごく語り合います。隠していた本音までぶちまけて言い合いなどします。
10年間の空白期間を経て、ためにためこんだ気持ちを明らかにするのです。
二人のつながりは、子供の頃の思い出と長じてからのセックスに尽きます。どちらも弟・春の、兄・圭への慈しみとその延長、執着の表れでもあり、春は圭に好きだと告げていて、あとは圭が自身で蓋をしてがんじがらめに封じていた自分の本心を認め明らかにするだけでした。
「だけ」と書きましたがそこには相当の努力とエネルギーが必要で、どういう風にこの状況を打開するのか、わくわくしながら読み進めました。
春と圭の衝突が下巻は特に多かったのですが、終盤それぞれが「今さら遅い」と口にする場面があり、そうだよなと共感しながらも、でも何故かしっくり来なかった。
春はこじ開けるのではなく、最後の最後に圭のために引き、圭は自分の心にやっと向き合いました。その展開は最適解だったはず。だけどやっぱり私には圭の気持ちを受け止めるのは難しかった。
春の思いと圭の思いが、すれ違っているようにも見えてしまったのも残念でした。片方が今だと思っているときに、もう片方も同じタイミングで今だと思っていて欲しかった。これは本当にこちらの勝手な思い込みと期待とわがままではありますが。タイミングがずれてる、と判じてしまった段階で、感動するところから離れて行ったと感じました。
瑠璃子さんの存在と彼女に対して圭がとっていた態度は誠実だったのか、というところも同様です。
それから、上巻レビューで書いた秋兄は、いかにも長兄的な鷹揚な人でした。裏はなかったです。

2

安心してくださいハッピーエンドです

圭視点で話は進んでいき、
圭の春に対する感情がわからなくて嫌ってるのかな、と結構後半まで思ってました。
そして徐々に進んでいく受けと恋人(瑠璃子)の結婚話。
身内に挨拶までして、
これ、どうやってハッピーエンドに導くんだろう、と思ったのですが、

文句無しのハッピーエンドでした。

圭があれだけ頑なに春を拒んでいたのは、やっぱり心の傷とかトラウマによるものなのでしょうか。
瑠璃子がナイスアシストでした。
あとえちシーンのシチュエーション良かった(ホテルの隣の部屋のやつ)。
子供は大事に育てなきゃと思う作品でした。

0

義兄弟BLとしては良き

上下巻合わせて読みました。初めて読む作者さんです。
絵が綺麗であれもこれもえっっっちです…その辺りはかなり萌え…

女が結構がっつり出てくるので苦手な人は苦手かもしれない。
私には、なぜ好きな人が居る家で女を抱いたのかよくわからなかった…
重いは重いんだけど、それはどうしてだったんだ?っていう箇所が結構あって、その辺りの掘り下げがもうちょっとあったらよかったかもしれない。
1冊でまとまる話ではないので上下あったのは正解かな。

0

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