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転生したら竜族の王子に猛愛されてます

tensei shitara ryuuzoku no ouji ni mouai sare te masu

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表題作転生したら竜族の王子に猛愛されてます

アレクシス・カイ・リントヴルム
竜の血を引くリントヴルム王国王太子
ヒナタ・エルマー・エーレルト
子爵家の次男で下っ端王宮事務官,18歳

あらすじ

下っ端王宮事務官のヒナタは、時折誰かを必死に探す夢を何度も見るようになり、辛く哀しい感情に囚われていた。そんなある舞踏会で突然、竜の血を引く王子アレクシスの気まぐれで彼の下で働くことに!? アレクシスの型破りな行動と不器用な優しさに翻弄されつつも惹かれていくが、昔彼に最愛の伴侶がいたことを偶然聞いてしまい……。「我慢が出来ないほどおまえが欲しかった」執着のこもった眼差しに射抜かれて――。
竜族の王子と下っ端事務官の究極の愛。


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

作品情報

作品名
転生したら竜族の王子に猛愛されてます
著者
今城けい 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696799
3.5

(22)

(3)

萌々

(10)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
75
評価数
22
平均
3.5 / 5
神率
13.6%

レビュー投稿数8

竜の血を引く王子の執着・猛愛/盲愛とミステリー要素にドキドキ

いや〜〜、良かった…!とっても面白かったです。自分のツボ・ヘキに刺さるお話でスルスルと一気読み。

前世持ち下っ端役人の受け君と、心の傷を抱え、無気力に生きている王子攻めとのラブストーリー。
王子攻めの執着愛が楽しめるとともに、攻めのトラウマとなっている事件解決のミステリーも絡んできてワクワク感満載、お腹いっぱい楽しめました◎

以下、簡単なあらすじを。↓

主人公は下っ端王宮事務官のヒナタ(受)。彼は以前から時折、誰かを必死に追い求める夢を見てはうなされています。
そんなある日の夜、アレクシスが強固な結界を張り誰も入れないようにしている庭に、偶然迷い込んでしまったヒナタ。そんなヒナタを「あやしい」と言い、自分のそばにいるようにと命じたアレクシスによって、彼の下で働くように。

共に過ごすうち、少しずつアレクシスに惹かれていくヒナタですが、アレクシスには悲しい恋と忘れられない伴侶の記憶があるようでー

と続きます。

序盤の、ヒナタが自分の下で働くよう命じるアレクシスのセリフ回しからして面白かった〜!(*´艸`)

「色々身辺調査をしたけれど、あやしいところがない。これだけあやしいところがないおまえはあやしい」→「仕方がないので俺の監視下に入れ!」って。
もうめっちゃめちゃヒナタのこと気になって仕方ないんだね、素直じゃないね…とこんなところからキュン。

その後もヒナタに会えなくて拗ねたり、命令口調で偉そうに朝から晩まで一緒にいようとするアレクシス。もーーーーー!可愛いなーーーー!!笑

ちょいちょいアレクシスをたしなめる側近・ヨハンネスとの掛け合いも楽しく、度々ニヤニヤしちゃいました( ̄∀ ̄)

で、そんなコミカルな部分とは対照的に、胸をグッと刺す切ない場面も。
”アレクシスにお似合いの相手・彼に愛されるべき人”は現世の自分ではないのでないか…と思い悩むヒナタ( ; ; )

”びっくり箱”のように何をしでかすか分からない健気なヒナタに惹かれていくアレクシスの気持ち・過程が分かっているからこそ、「ヒナタ!自信持って!!」と全力で応援しながら読んでいました。

ヒナタの体に現れる”伴侶の徴(しるし)”や、ひざまずいて愛を告げプロポーズするアレクシスなど、個人的萌えポイントもぎゅぎゅっ!と詰まっていたこちらの作品。

どこまでも深く愛を捧げる攻めに、思う存分酔いしれました✨
溺愛執着攻め、最高!(。-∀-)

3

竜の強すぎる執着が招いた未来とは

今回は竜の血を引く王太子と若手王宮事務官のお話です。

王宮事務次官となった受様が攻様と出会い
攻様の哀しい過去に終止符を打つまで。

受様は子爵家の次男として生まれ
尚書省の王宮事務局務める王宮事務次官となります。

ある日、
先輩事務次官の伝言を伝えに入った舞踏会場にて
受様はなぜか王太子である攻様に名を問われます。

受様は声を震わせないように名を告げるで精一杯ですが
重ねて名の由来を問われてさらに応えると
おもむろに踵を返して去って行られてしまいます。

王太子のそんな行動には何かがあったようで
その後、たまたま行き合わせたからと
図書室の厚い本を抱えて歩く受様から本を引受け
王宮事務局に運んでくれるという謎行動をとられます。

受様は誰かの背中を追いかけても追いつけない
辛く哀しい夢をよく見ていました。

王宮に来てからは忙しくも充実した日々で
あの夢を見る事はありませんでしたが
攻様に助けられた数日後に久しぶりに夢を見て
切羽詰まった思いに駆られます。

そんな闇雲な衝動に圧された受様は気が付くと
生垣に囲まれ東屋に続く場所にいました。
ぼんやりした気分のまま東屋に向かっていくと
「誰の許しを得て入り込んだ」と叱責する攻様がいて!?

過去の恋に囚われる攻様と不思議な夢を見る受様の
輪廻転生ファンタジーになります♪

攻様はここは誰も踏み入ろうと思う事さえできないように
つくってあると言い、受様がどうやって
誰の差し金で来たのかと糾弾しますが
受様の仲に応えはありません。

禁則地に足を踏み入れた受様への処分は
攻様の監視下に置いて監視するというものでした。

受様の周りを調査した結果
"あやしいところがみつからなかった"から
"あやしくないおまえはあやしい"
"あやしいおまえは俺の監視下に置く"という
三段論法は攻様だからこそ許さけるもので
笑ってしまいました。

そうして攻様の受様監視が始まるのですが
受様には何がどうしてそういうことになったのか
全くわからないまま攻様の側近を手伝うことになります。

そうして攻様が受様に構っていくうちに
受様がみる夢の意味が明らかなっていくとともに
攻様が愛した人を奪った犯人の姿が見えてきます。

攻様の側近で父が宰相を務める公爵家の嫡男
受様の学園時代の先輩でもう1つの公爵家の嫡男
煌びやかな装飾で王宮によく顔を出す神殿長
婚姻の儀を控え不慮の死を遂げた侯爵家子息

普通の輪廻転生設定とは全く違いましたが
竜の血を引く王族の性、権力を巡る貴族間の抗争等
過去と現代を絡めた伏線が丁寧に編まれていて

攻様が寿命を失ってまで求めた愛しの伴侶を戻すまで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)v

2

俺様攻めの甘々変化

ラノベっぽいタイトルですが、異世界転生ではなく〝輪廻転生〟の転生モノでした。
前世と現世が全の別人格で、其々に自我があるのが良かったです!
別人格だからこそ、前世の自分に罪悪感や嫉妬心を覚えてしまったり、求められているのは前世の自分なんだ…と葛藤する様子が切なくて、ドキドキしながら楽しめました◎

また、攻めのアレクシスもヒナタがユリアンの生まれ変わりだと確信できるまでは、冷たい〝俺様攻め〟で嬉しい誤算でした(俺様攻め大好き)
ヒナタに惹かれつつも、ユリアンへの罪悪感からヒナタに冷たい態度を取ってしまう、素直になれない天邪鬼さ……
でも、やっぱりヒナタが気になり、独占欲が湧いてしまって強引に囲っていく俺様感が堪らない……!
「お前は怪しい奴だから見張る」と文句を付けながら、囲っていく様子をニヤニヤ堪能しました♡

また、キッカケは前世のユリアンですが、ちゃんとヒナタ自身に惹かれて愛する様子が分かったのも良ポイント◎

ストーリー、キャラクター共に好みでワクワク楽しめたのですが、文体に慣れるまで少々時間が掛かったので〝萌×2〟評価に……
俺様攻めの執着&猛愛と、強引な俺様に振り回されてオロオロする小動物のような受けがお好きな方に是非!
純粋無垢だったヒタナが、アレクシス色に染められる2人の初夜がとってもエロ可愛かったです♡

1

有能脇役のヨハンネスが良かった。

「転生したら竜族の王子に猛愛されてます」というタイトルから、自分が転生したことを自覚しているのかと思いましたが、主人公のハルトは自分が輪廻転生者であることは知りません。
だから攻めのアレクシスには、愛する婚約者を亡くした過去があると知り、その亡き婚約者に劣等感を抱いたり嫉妬したり……。

ハルトは努力家の下っ端事務官で、王子とは無縁の世界のはずがなぜか王子自身に「あやしい」と目をつけられてしまいます。
なにが「あやしい」のか訳がわからないまま王子自身に観察されるハメになり囲い込まれてあわあわする。
そこが面白かったです。
でも「はわわ」と慌ててるところがあり、「はわわ」はねーだろ…とも思ってしまったけど。

「猛愛」とあるけど、王子自身もハルトを「あやしい」やつとして扱っているため、最初はそこに愛情は感じられないけれど、それが次第に変化していていくところも良かった。

後半、愛に暴走しがちなアレクシス王子を唯一諌めることができる有能脇役キャラであるヨハンネスの存在が好き。


1

静かに育む恋といいますか

タイトルから、異世界転生ものと思ったのですが輪廻転生でした。面白かったです!
全体的にしっとり静かに物語が綴られていると感じました。王太子と主人公、ふたりしか入れない空間での逢瀬など好きなシーンが多いです。
主人公は不思議な夢をみることがあったり、幼少時から強い目標があったりと不思議な子なんですが、それにはちゃんと理由があって。明かされるのは物語の終盤です。
王太子の、主人公に対する無自覚の執着束縛囲い込みっぷりも見事でした。主人公の真実を知ったあと、ちゃんと「主人公の中の彼」ではなく「いまの主人公」を選んでくれたのが胸熱です!
面白かったです!

1

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