電子限定特典付き
麗人で読んで大好きになってコミックスも購入しました。
文と崇晴、お互いのことが好きすぎて繊細過ぎて内に秘めてる熱いものが大きすぎて、読んでいて胸が痛くなります。
普段クールな崇晴だけど、文に抱き付いて涙を流してしまうシーンでは、文のことが好きでたまらないというのが伝わって来て、こちらももらい泣きしてしまいました。
「怒ってねえ つらかっただけだ」
「文だけだよ 俺のこと泣かせられるの」
など胸に刺さるセリフがたくさんありました。
読み終えた後、余韻に浸ってしまう本当に素敵なお話でした…!
まさかホスクラ経営者と刑事の二人のお話がまた読めるとは!!!感涙!
切なキュンラバーなまりあげはとしては、前巻の拗らせ具合な受けからの両想いが大好きすぎて、期待しかなかったです!
で、やっぱり期待通りのすれ違い切なさを見せつつの萌えがたっぷりで、涙涙しつつもキュンとさせられました。
今回の冒頭は、攻めの誕生日に会いに行く受け。
そしてしばらく仕事で会えないと、受けが攻めに切り出す。
相手の仕事を思いやり気遣う返答や声掛けをするも、本音もちらり。
これは前巻とは違うところです。
とはいえ、本当に長らく会えず、今後の関係性を考えるそれぞれ。
そのなかで、それぞれの仕事が物理的に邪魔をしたり、攻めの家のベッドに受け以外の男が寝ていたりなど、、、
ハプニング続出でした。
が、基本、お互いがずっとずっと好きであり、今も好きであることは変わらないので最終的にハピエンに収まるのだと分かっていても、いまひとつ噛み合わない二人の勤務形態や心の距離に切なくなりました。(この切なさが、前巻からのこのシリーズのハイライトだと勝手に思っている!)
この作品は、必ず前巻から今回の2巻と、順番に読まれることをオススメします!
一緒に切なキュンしましょう!!(全力握手)
元ホストと刑事という組み合わせなのでディープで濃密な関係性かと思いきや、案外学生のような初々しさ、可愛らしさも残っているのがこのカップルの魅力の1つかなと思います。崇晴の職業柄長期間会えない日が続くこともあり、そんな時に会いたい気持ちを募らせる文の様子は普段女性を上手くあしらう元ホスト職の人間とは思えないほど。そこが良いギャップでもあり、私個人としてはもう少し駆け引きがあっても良かったかな、と物足りなさを感じた部分でもあります。ただ、文を不安にさせないために崇晴がとった行動には男気も覚悟も感じ、攻めの手を引いて立ち上がらせるような強い受けだなと惚れ惚れしました。
ホスクラ経営者となった文と現役警察官の崇晴。
臆病な両片想いだったふたりですが、両想いになっても相変わらず、じれったくて切なくて、やきもきさせられます(笑)
むしろ、想いが通じてからの方が切なさマシマシ!
会話を交わすほどに、お互いの立場を尊重するほどに、気持ちが揺れ動くさまがじっくりと描かれています。
職務上の急な呼び出しに応じる崇晴に「行かないで」って、言ってしまう文が切ない。
溢れてしまった気持ちの制御がきかなくなった直後に立て直しをはかる表情にも泣ける。
お互いが抱える葛藤と強い気持ちのシーソーゲームをこれでもか!と見せつけられ、こちらまで気持ちが盛り上がってしまいます。
当たり前の日常のエピソードで紡がれるふたりの心の動きが伝わってきて苦しいぃぃ。
自分が傷つかないように保険をかけるような会話ではなく本心からの言葉での対話が増えていて安心しました!
怒っているのではなく、つらい、怖い。
相手を想うあまり、飲み込んできた言葉を、ふたりの未来のために相手に伝えることの大切さを感じました。
あんなに切実な「結婚してぇな」は聞いたことないよ...(;;)
そして!黒髪受スキーの私にはいつも申し訳なさそうな顔をしている崇晴の笑顔や泣き顔にくぅぅ!と唸らずにはいられなかった~。
なにより大好きな場面は文のベッドで寝ている第三者を追い出す場面!
煽ってくる不届き者を冷ややかな言葉と烈々たる目ヂカラで退け、お仕事モードで文の身体の現場検証(笑)
崇晴がむき出しの執着を見せている~。
もう!千葉先生!好き!
ふたりの後ろ姿が印象に残りました。
崇晴を見送る文の不安げな、文に甘える崇晴の。
1巻より素直なふたりの後ろ姿。
また、旧装丁のネオンカラーも素敵でしたが、新装版のシルバーもシックで美しい~。
巻頭のかけあいが1巻と同じ感じで「そうそう!ふたり、こんなだった」と懐かしくも嬉しくなった1冊でした。
懐かしく
なんと10年ぶりの続編。
1巻、何度も読み返していました。まさか続きが読めるとは。
夜の街で出会いがしらに口喧嘩をするところ、いつもの2人らしくて、でも両想いになっているので、前戯のようにも見えて萌えます。
元売れっ子ホスト、今、経営側の恋人の阿久沢文の誕生日に、愛しいという気持ちだけで、お祝い的な何かはノープラン(に見える)のまま会いに行く二神崇晴が、不器用で、とても愛らしいです。
仕事で目立つ怪我を負った二神崇晴の身体にキスをする阿久沢文もかわいいです。
違う不器用さのある2人が、社会的な立場、関係、難しいこともたくさんあるのに、深いところでお似合いなのが感じられて素敵です。
無骨で不器用で真面目な二神崇晴、そういう難しい性質は変わらないのだけど、1巻より格段にかわいいくなっています。
阿久沢文の家に行ってお風呂に誘う言動などは、萌えて、でも切なくて泣きそうになりました。
2人ともそれぞれのシチュエーションで不安を抱き、その気持ち、状況に対応する行動をしますが、それぞれ違って、それぞれとても切なかったです。
千葉リョウコ先生の描く男たちは、切ない言動がとても心に沁みます。
警察官をしている立場から同性愛の恋人がいて、万が一のときには連絡をしてほしい、ということを、同僚と兄に話すということはとても大きな決意で、すごい勇気がいったことだと思います。万一のときに見つけられるような形で決意を文章で残すのではなくて、実際に伝えた、というところ、その覚悟と行動力がすごく素敵だと思いました。
その後の2人のやりとり、エピソードが素敵すぎて、どちらか死んでしまうのでは、と心配しながら読み進めましたが、ハッピーエンドでより幸せな気持ちになりました。
2人のこれからもまだまだ読みたい作品です。