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あの時の猫です、恋人にしてください

ano toki no neko desu, koibito ni shite kudasai

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表題作あの時の猫です、恋人にしてください

大上士狼
31歳,小説家大神狼

あらすじ

「ずっと会いたかった、忘れたことなんて一日もないよ」 失恋の傷心を抱えたままの売れっ子小説家・士狼の前に人間の姿で現れたのは10年前に助けた猫の“雨”。 士狼の恋人になりたいとHも知らないのにいきなりベッドインするウブで可愛い雨。士狼は日に日に癒されていくけど、まだ小説は書けないまま。 元カレを傷つけ、じゃあどうすれば良かったのか、“愛する”とは何なのか未だに士狼は分からない。なのに雨は士狼から愛されないと泡になって消えてしまうという。 “しろーと一緒ならどこでも嬉しい”。雨の士狼へのけなげな愛は大きすぎて、こぼれ落ちていくのが怖くて、ただ抱きしめるしかないのだけれどーー。

作品情報

作品名
あの時の猫です、恋人にしてください
著者
井伊イチノ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ラブキスボーイズコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344854444
4.5

(43)

(28)

萌々

(11)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
196
評価数
43
平均
4.5 / 5
神率
65.1%

レビュー投稿数9

愛する人の幸せを願い行動できる元猫くんが尊い

とてもとても感動しました。

10年前に猫だった自分を助けてくれた士狼(しろう)を一途に想う雨くんの深く純粋な愛に感動しました。

愛するということは、相手の幸せを願い行動する事だと思います。
新美南吉先生の『こんぎつね』という絵本を読んで考えさせられ、本当に相手を大事にするとは?愛するという事は?と考えて、私なりに至った考えです。

失恋の傷心を抱えた士狼(小説家)に、10年前に助けられた猫の”雨”は人間の姿になって、ただひたすらに士狼を愛します。
その理由、行動の全てが尊い。
雨くんの瞳、表情、髪の毛、猫の姿、もう全ての作画が雨くんの一途に想い続ける愛と優しい人柄を表していて神作画とはこのことだなぁと感動しました。
ストーリー展開も素晴らしいです。
時々ギャグも挟みながら、雨くんの一途な想いという軸がしっかりと本筋にありどっぷりと引き込まれて一気読みでした。

井伊イチノ先生の既刊本からのファンですが、井伊先生の才能が爆発している神作品だと思います。

題名とコミックス表紙のかわいいエロ絵、雨くんの可愛さアピール帯からは想像もつかない超感動名作です。

この作品に出逢えたことに感謝します。

御宝本棚に保存してこれから何度も何度も読みます。

井伊イチノ先生のお言葉(カバーを開いたところに記載されている)
『世界中の猫ちゃんの幸せと健康と長生きを祈って生きてます!』
このお言葉がずっしりと感じられる一冊です。

0

雨ちゃんが可愛い。それだけで◎

恋人が出て行ってからスランプで書けなくなってしまった小説家の士狼。
ある日、バーでお持ち帰りしてきた、ちょっと不思議だけど綺麗な男の子に、「ぼくはあの時拾ってもらった猫だよ」と言われ、ネコ耳・ネコしっぽがこんにちはする、というところから始まるこのお話。
荒唐無稽だけど可愛い。人魚姫モチーフらしいことは初めから示されているのでおとぎばなし感覚で読み進められます。
絵柄が作品世界に合っているのと、とにかく雨(元ネコの不思議男の子)が可愛くて、人間体でもネコだったときも、とにかく可愛い。反則級です。
逆に言うと、雨を可愛いと思えないと、この本の印象は変わりそう。
雨を中心に読むのは容易なんですよね。子猫のときに拾ってくれた士狼がずっと大好きで、会えなくなった間もずっと思っていて、飼い主のおばあさんが亡くなってもうほかに大事なものが何も無い、そんななかで士狼にもう一度会いたいと願って人間にしてもらえたという奇跡。
掛け値無しに全身全霊で士狼が好きー!なので、共感しやすい。
問題は、士狼の方です。恋人になって、と言われてすぐにそうは思えないのが人情で、実際に初めは雨のことをペットのように感じていました。
士狼が雨をペット的なところから、恋人のように好きになれるのか。どういう流れでそうなるのかがポイントと思います。
この本のよいところは、士狼の感情をじっくり描く中で、「同情」という単語も使っていること。
ペット、脅迫観念、同情、その延長線上に雨を大切に思う心、無くしたくない気持ちが宿る。変心するわけじゃなくて延長線上という。
そして、魔女という名前の神様の前で相手のために自分の大切な何かと引き換えにする、と心から言う。ああこれって神前の誓いなんですね。
小説を書く能力は、物語を作り出す能力とイコールというわけではないのか、ってのはちょっと気になりますが、二人が幸せそうだし雨ちゃんが笑顔だから、いっか、という気になっています。

1

No Title

 バーで接触してきた顔の綺麗な可愛い青年・雨。昔シローが拾ってくれた猫だよーって告白するも信じて貰えず、シローに愛されなかったら泡になって消えるけど今まで楽しかった……とシローと二度目のお別れ……はギリ回避。追いかけてきたシローを振り返った雨の泣き顔に胸を撃ち抜かれます。
 序盤からうるっどころかブワッと泣かせられました。
 受けの雨が可愛いのなんの……。
 猫よりもワンコっぽい可愛さ!
 魔女(というより神様っぽい?)も、当て馬というか嫌なキャラかと思いきや、めっちゃくちゃいいキャラです。

0

雨ちゃんが可愛すぎる〜

井伊イチノ先生の受けちゃんはふんわりと可愛らしくて優しいので大好きなんです。やっぱ可愛い受けはイイネ!
あざとかわいいじゃなくて、純粋に可愛いのが良いですね〜あざといのも嫌いではないけど
雨ちゃんは、昔拾ってもらったシローに会いに行くために、魔女に人間にしてもらった元猫です。表紙からもわかる通りの美少年猫なのだ 
人間になっても猫だったクセがでてきてシローにすりすりゴロゴロしたり耳としっぽかコンニチハしたりほんとかわいい
私も昔猫飼ってたので、猫の可愛らしさはわかりすぎる!うちの猫は20年も生きたのです。たから雨ちゃんは人間になったので、人間と同じくらい生きれると思ったのに、自分の寿命と引き換えに人間にしてもらったなんて切なすぎる(泣)
一方シローは元恋人のことでモヤモヤ愛が何か分からなくなってたとこで雨に出会います。そして無償の愛こそ本物だと気がつくのです。そう!愛に見返りなんていらないのだ
でもそれって親子の間だけにあるものかと思っていたりするけど、雨とシローに恋人とか親子とか家族とかそれ以上の絆があるような気がしました。魔女さんの心を動かすくらい?
とにかく雨ちゃんが可愛くて仕方なかったです。こんな子がそばにいたら誰だってメロメロになるよ〜
指を口元に近づけたらペロペロしたり
猫時代シローが来たら窓に駆け寄ってきたり、口元から見えるちっちゃ犬歯だったり
ピョコンする耳だったり可愛さが詰まってます。とても満足の1冊でした
あと魔女さんて男の子だったのね。謎に包まれていて最後まで正体がわかりませんでした。もう何百年も生きてるっぽいけど神様なのかな?魔女さんのスピンオフ期待しちゃいました。

0

とってもファンタジーだにゃんฅ^•ω•^ฅ

私もねこ好きの猫アレルギーの残念体質なので、正直攻めの士狼さんに共感しつつもその場所代わってくれないかな…|ω・`)チラ⁈なんて思ったりしてましたw

雨ちゃんの見せるネコっぽさの数々の仕草、、、すりすりぺろぺろ…たまんないっฅ^•ﻌ•^ฅニャー♡
出会いのシーンの士狼の心の声そのままに「もー 何だこりゃ かわいいな」連発です♡
士狼の冷静ながらもしっかり本音がうかがえる心の声がとても好みで共感したりクスっとしながら読めました

そんなホッコリ始まりでしたがだいぶこのファンタジーな世界観を全うした演出という設定が効いていて、、、切ないドラマティック展開もやってきます (>ㅅ<)
わぁぁ…泣かしに来るじゃん…って分かっていてもキュッとしちゃう(´Д⊂グスン
もぉ、、、雨ちゃんが健気過ぎるからね、、、特にリアル猫ちゃん時のおばあちゃんとの時間とか、、、めっちゃ可愛かったしキュっとしっぱなしでした

後半の終着に向けての多少のパワープレー感は否めないけれど、それが許されるのもファンタジーの良き所でもあるかな?って思えたので読み方ギアをしっかりファンタジーモードにして楽しく読めるお話しでした (ღˇ◡ˇ*)♪

イラストの感じなどはそこまで自分の好む感じではないのに(ゴメンナサイ‼)しっかりキャラがかわいく見えて萌えを感じられたのも読んでみて良かった点です

修正|修正不要な絡み描写なのでナシ 絡みはありますが少なめ&人型での絡みですよ~

3

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